僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

小6女児誘拐事件に思うこと 

2019年11月27日 | ニュース・時事

大阪市の小学6年生の女の子を誘拐したとして35歳の男が逮捕されました。マスコミでは「またSNSを使った犯罪」ということで、さまざまな議論が渦巻いています。それと、なんだか不思議なこともある。

被害を受けた女児の自宅は、大阪市住吉区にある。住吉区と言えば、大阪市内の南部で、僕が住む地域からもさほど遠くないところ。僕は子どもの頃、住吉区に住んでいたことがあり、小学校も今回の女児が通っていた小学校のすぐ隣の小学校に入学した(その後、東住吉区に引っ越しましたけど)。

その住吉区は、むろん大阪市内なので都会である。お昼前に女児が家を出て男と近所の公園で待ち合わせ、「あびこ」という賑やかな場所にある駅から地下鉄に乗ったという。でも公園からあびこ駅まで、人通りも多いし防犯カメラも沢山あるはずなのに、なぜ2人が映っていなかったのか、不思議である。

不思議と言えば、男は自分が住む栃木県から新幹線に乗って大阪へ来たというのだが、女児を連れて帰る時は栃木まで在来線を乗り継いで行ったという。どういう意図があったのだろう?

さて、この事件でまたSNSとかツィッターとかいうものの弊害が叫ばれている。たしかに、今はツイッターなどで「家にいるのがイヤ。誰か助けて」とか、「家出したので、泊めてくれる人いませんか」とか、あるいは「自殺したい」などと発信する女子中高校生らを含めた若い女性が増えてきているという。またそういう書き込みを検索で探して、手あたり次第にメールを送る男も驚くほど沢山いるそうだ。「家に来ませんか」とか「僕でよければ泊ってください」とかいうようなメッセージを送ったりとか。

今朝のワイドショーを眺めていると、ある研究班が、女子高生を装い「家を出たいです。泊めてくれる人を探しています」とツィッターで流す実験をしたみたところ、30分で50人以上の男からメールが来たという。

いやまぁ、ホント、SNSも怖いですね~。僕はツィッターとかは、やり方も知らないしどんな仕組みになっているのか全然わからない。最近よく言われているインスタグラムというのも、なんのことやらさっぱり。

以前、次男のお嫁さんからフェイスブックというのを教えてもらい、設定してもらいましたが、使ったのは最初だけで今はもう放置したままです。さらにモミィにLINEも設定してもらったのですが、これも最初だけで、今はやっていません。僕としては、パソコンでこのブログをして、あとは昔ながらのメールで連絡をする、というのが精一杯です。

しかし小学生でもスマホを持ちツィッターをしている子が結構いるんですね。今回の女児もツィッターで「家も学校も嫌い」と発信し、「ぜんじろう」と名乗る男から「迎えに行くよ」とメールが来て、実際に迎えにきたその男と栃木県まで行くということになったんですよね。そんな遠くまで、知らない男について行くというのも不思議ですが、イヤな家にいなくて済むし、嫌いな学校にも行かなくて済む、というのが魅力だったんでしょうか。

また、犯人の自宅にはもう一人、15歳の少女もいたんですよね。この子は普通にこの家で暮らしていたそうで、すっかり犯人と馴染んでいたようです。やはり嫌いな家や学校から離れて暮らすのが嬉しかったのか? 6月から消息を絶ち、当時は捜索願も出ていたようですが、今回のようにマスコミ報道はされていない。だから氏名も顔写真も公開されていなかった。親はどういう思いだったのか? と、これも不思議の一つです。

スマホのない時代なら、家や学校がイヤでも、普通の子だったら我慢する。そのうち成長して情緒も安定し、自立していく、というケースが多かったように思います。それが今ではこういうツールがあるものだから、つい男の言葉につられて家を出てしまう。

うちのモミィは中学校からスマホを持つようになり、LINEで沢山の友だちと盛り上がっているようですが、ツィッターやゲームは全くしていません。まぁ元々賑やかなのが好きな子だから、そういう「孤独っぽい」ものは嫌いなんでしょう。今回も、ニュースを見ながら、
「えぇっ? 知らん人について行くのん?」
と、首を傾げていました。

ところで、SNSを悪用した犯罪といえば、必ず思い出すのが、2年前に神奈川県の座間市で起きた「9人殺し事件」。ツィッターで自殺願望をほのめかす多くの若い女性たちに「一緒に死にましょう」とメールを送り、自分のアパートに誘い込み、次々殺害したという恐ろしい事件。9人も殺害ですよ! あの事件は本当に衝撃的でした。

若い女性がSNS上で不満や嘆きを発信すると、すかさず男から「救いの手」が差し伸べられるが、それは実は「魔の手」である、ということを肝に銘じておかなければならないでしょうね。

 

 

 

 

 

 

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