つい、先ほどのことです。
夕食を終えたあと、日が暮れてかけて涼しくなったので妻と歩きに出た。1時間半近く歩いて午後8時過ぎに帰宅したら、スマホに「速報」が入っていた。
見ると、
「渡哲也さん、肺炎で死去」
とあった。えっ? 渡哲也が?
ファンだった妻に伝えると、僕よりも、もっと驚いていた。
同時に、スマホに「ブログにコメントが入っています」との通知。
開けて見ると yukari さんがくださったコメントで、文末近くに、
「あ、いまニュース速報で渡哲也さんが亡くなられたと出ました」
と書かれていました。
驚かれた人も多かったのでしょうね。
渡哲也さんはこれまでも何度か大病を患われていましたね。僕が鮮明に記憶しているのは、NHK大河ドラマ「勝海舟」(1974年)です。主人公の勝海舟を演ずるのは渡哲也さんでしたが、病気のため、ドラマが始まって約2か月後ぐらいで途中降板となり、海舟の役は松方弘樹さんに引き継がれました。松方さんには悪いのですが、渡哲也さんの勝海舟を楽しみに見ていた僕や妻は、大いにガッカリしたものです。思えばその頃から闘病生活が始まっていたようです。
それと、
僕らの世代で渡哲也といえば、
「くちなしの花」
ですね。大ヒットしました。
決して歌はうまくないんですが、その素人っぽい歌い方が逆に魅力満点で、僕もこの歌を何度カラオケで歌ったことか。歌いやすいんですよね~
いまでは指輪が まわるほど~
やせてやつれた おまえのうわさ~
くちなしの花の 花のかおりが~
この歌詞とメロディは、いつまでも胸の中に刻み込まれています。
「タクシードライバー」や「十津川警部」など、多くのシリーズものでTVドラマに出ていた弟の渡瀬恒彦さんも3年前に72歳で亡くなっています。
僕たちの世代にとって、なじみの深い俳優・歌手など有名人の人たちが次々と亡くなっていかれ、その訃報に接するたびに淋しい思いがします。
でも、どんな人も、いつかはいなくなってしまう。むろん、自分も。
まわるまわるよ 時代はまわる
めぐるめぐるよ 時代はめぐる
中島みゆきさんの「時代」の一節が頭に浮かびます。
渡哲也さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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