8月25日の夕、大阪天王寺都ホテルで、前松原市長・中野孝則氏の、
「旭日双光章」の叙勲受賞記念祝賀会が開催された。
叙勲、つまり勲章を授けることについてはご参考までにこちらを…
http://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-kunsho.html
勲章にもさまざまな分野での功績による各種の勲章があり、
毎年、春(4月29日付)と秋(11月3日付)に授与される。
中野前市長は松原市長として2期8年間の地方自治への功績が大…
とのことで、今年4月、授与されたことが、新聞にも報じられていた。
6月には、奥様ともども天皇陛下の拝謁を受けられたとのことだ。
そして、8月25日(土)に叙勲受賞記念祝賀会が開かれたわけである。
数多くの出席者の中で、僕もご招待にあずかった一人であった。
中野前市長は2001年(平成13年)6月に市長に就任されて、
以来2期8年、2009年の6月まで、松原市長を勤められた。
温厚で優しいお人柄でありながら、実行力のある人だった。
その市長が退任を表明されたのが2009年(平成21年)の3月頃だった。
2009年3月と言えば、僕が松原市役所で定年を迎えた時期である。
そして僕が退職して3ヵ月後、中野市長は任期満了で退任された。
その後、僕はある市議会議員さんに誘われて、野山を歩く会に参加した。
「日本ウダウダ会」などという名前のついた、10人足らずのメンバーだ。
野山を歩き回った後、酒宴をするのが何よりも楽しみな連中の集まりだ。
このブログにも、「ウダウダ会」の活動ぶりは、何度も書いている。
そのメンバーに、ある時突然、中野前市長が参加されたので驚いた。
以来、市長当時にはなかった「飲み仲間」としての交流が始まった。
お酒を交わしながら、僕が「ねえ、市長」と言うと、中野さんは、
「あのなぁ、そんな呼び方やめてくれ。もう市長と違うんやから」
「でも、市長だった人に、どうお呼びしていいかわからんし…」
と僕が言うと、前市長は、
「そんな固いこと言わんと、ワシは孝則やから、孝ちゃんと呼んで」
と言うので、何事にも「素直」な僕は、
「そう…? ほんなら、もう一杯いきまひょか、孝ちゃん!」
と、その瞬間から、もうずっと「孝ちゃん」と呼ばせていただいている。
その「孝ちゃん」が、祝賀会の壇上で奥様と座っておられる。
現松原市長の長いあいさつ(あまりに長すぎるで、ほんまに)。
松原市議会議長のあいさつ(実は「ウダウダ会」の会長さんです)
そして大阪府議会の人の何を言っているのかわからないあいさつ。
3人の来賓あいさつが終って、他の来賓の方たちの紹介があり、
そのあと、祝電が、司会者によって読み上げられた。
それにしても、その場に出席している来賓の人たちは紹介されるだけ。
一方、出席していない人からの祝電は、メッセージが読み上げられる。
いつも思うのだが、来ている人より来ていない人を優先している感じで…
これはどこの祝賀会でも同じだけれど、以前から疑問に思っているわけ。
まあ、別にどうでもいいことですけど…
その後、中野前市長がお礼のあいさつをされた。
最後に前市長の奥様からも、感謝の言葉が述べられた。
そして、松原市議会副議長の乾杯の音頭があり、かんぱ~い。
席についてから、35分以上経っていた。
会場に来ていた人は、当然ながら、元松原市職員職員が大半だ。
あの人も…、この人も、あんな人も、こんな人も…
と、ほとんどが職員としての先輩、大先輩という顔ぶれだった。
いろいろと懐かしい先輩たちと会話を楽しみながら、ビールを沢山飲んだ。
8月に入って、ずっと夏風邪をこじらせていた体調も良くなりつつあった。
宴会がお開きとなった。
それから二次会に誘われて何人かの人たちと繁華街を歩いた。
めざしていた店を訪れたら、満員で、断られてしまった。
「じゃ、別のところへ行こうか…」 ということになった。
「あべのand」というファッションビルの中を歩いているうちに、
無性にトイレに行きたくなってきた。
「ちょっと、トイレ探してきますわ」
と、みんなと別れてウロウロ探し回るが、見つからない。
そのうち、いつのまにか近鉄阿部野橋駅まで戻ってきた。
駅の構内なら、必ずトイレがある。
どうせここから電車に乗って帰るのだし…と切符を買って改札を入った。
トイレを済ませたら、携帯で皆に連絡して、また改札を出るつもりだった。
駅員さんに、ちょっと出させてもらいます~と言えばいいだろう。
ところが、トイレの後、電話をしようとバッグの中を探しても、
スマホが見当たらないのである。
これでは連絡の取りようがない。
あれ…? 酔ってるな~
自分でもそう思い、仕方ない、もう帰ろう…
そのまま電車に乗り、降りた駅からちょうど来ていたバスに乗った。
バスは最終が午後10時過ぎである。今の時間はそんなものなのか?
そう思って、腕時計をしていなかった僕は、スマホで時間を見ようと…
…やはり、バッグの中にあるはずのスマホが見当たらない。
まあ、酔ってるからなぁ、とまた自分にいい聞かせ、
家に帰ってからきちんと探せば、出てくるだろう…
そんなことを思いながら、最寄のバス停で降りて、家に帰った。
翌朝、すっきりした頭で、こんどは入念にバッグを調べた。
財布、小銭要れ、不整脈などの薬、ハンカチ、ティッシュ…
いつも入れているものは、あった。
しかし、
…スマホがない。
背広の内ポケットからズボンのポケット、すべて調べてみた。
どこにも見当たらない。
えらいこっちゃ。
これまで、携帯電話など一度も紛失したことがなかったのに。
これは一大事である。
僕は、うろたえたが、この日は日曜日なので、
早朝からモミィをキックベースに連れて行かなければならない。
スマホの探索は午後から、ということにならざるを得ない。
ヤバイなぁ。 ほんと。 困ったぁ。
ところで、紛失されたスマホの探索で頭を悩まされていらっとゃることと存じます、お気持ちは非常によく解ります。
私も似た体験がありまして、その時はパソコンから「携帯お探しサービス」を使って携帯のGPSで所在が分かりました。
ご参考になればと思いまして、ちょいと立寄ってみました。
ご親切なコメント、ありがとうございました。
心からお礼申し上げます。
スマホはお蔭様で、翌日に見つかりました。
自分の不注意を猛省しています(反省ばかりの人生です…トホホ)
「携帯お探しサービス」というのがあるのですね。
知りませんでした。
今後の参考にさせていただきます。
また、よろしければ、ちょいとお立ち寄りくださいませ。
ところで…知っている方のような気がしますが、気がするだけでしょうか?