国会議員でありながらたった一度も議会に出ず、アラビア半島のドバイという国へ行ったままだったガーシーという前参議院議員が、このたび帰国し、逮捕されたニュースは記憶に新しいところです。
テレビにはTシャツに短パン姿で警察に連行される姿が映っていましたが、二タニタ薄笑いを浮かべながら歩く姿には目をそらしたくなるほどでした。
おまけにこの男、暴露系のユーチューブで広告収入が1億円以上あった、とも報じられています。人の悪口を書いて巨額の広告収入を得るなんて、どうも今の世の中はどうなってるんや? と、不思議に思ったりしますけど。
このガーシーという男がしゃべっているのを聞くと、どうも大阪弁のようなのでどこの人間なのか調べてみると、兵庫県の伊丹市の出身とあった。伊丹といえば空港で知られているが、大阪府と隣接しているので、大阪弁なのはわかる。
そして、経歴を見てみると、
「阪南大学出身」と書かれていたので、これにはビックリした。
阪南大学といえば、僕が38年間勤めた松原市にある大学です。ガーシーが阪南大学出身とはねぇ。大学側も、こんな人物が卒業生の中にいたとわかった時はガックリしたんじゃない?
阪南大学で思い出すのは、1998年の長野冬季オリンピックです。
この大会のショートトラック500メートルで金メダルを獲ったのが、当時19歳の西谷岳文(たかふみ)選手でした。その西谷選手が阪南大学に在籍していたのです。その縁で、地元に帰って来た西谷選手が松原市長を表敬訪問した際、当時市役所の広報担当だった僕は市長室で西谷選手と会い、インタビューをさせてもらった。そしてそのあと金メダルを持たせてもらったりした。オリンピックの金メダルをこの手で持つなんて、今から思っても夢のような経験でしたね。
また、インタビュー記事を市の広報に載せたら、阪南大学の役職の方から電話があって「ありがとうございました」と丁寧にお礼を言われ、強縮したこともよく覚えています。
西谷選手は、当時日本冬季五輪史上初の、
10代の金メダリストとなりました。
阪南大学にはそういう素敵な思い出があるのに、今回のガーシーがその阪南大学出身とは…
まぁ「それがどうした」という話ではないんですけど。