信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

木落とし勇と美

2016年04月09日 | 文化財

7年に1度の諏訪大社御柱祭、4月3日は序盤の見せ場、上社山出しの「木落とし」です。
8本の神の柱、そのうち最も太い「本宮一」は最初で、9時が予定の時間になっています。
桟敷席の予約はしなかったので、あちこちをうろうろ、線路脇に居場所をみつけました。
7時46分、200mほど先に氏子衆に守られた「本宮一」が見え、興奮で身体が震えます。


7時48分、会場の「木落し公園」に赤い法被のラッパ隊が整列して祭事が始まります。


8時20分、御柱に立つV字形の棒「メドデコ」に氏子が乗り、おんべを力強く振ります。


8時54分、心をひとつにした数千人の氏子衆が、息を凝らして出発の合図を待ちます。


8時58分、大歓声とともに勇ましく美しく、平均斜度26度の急坂を一気に滑り落ちます。


8時58分、片側に倒れる激しさの中、メドデコてっぺんの氏子さんは美しい姿を保ちます。


9時00分、見事に木落としを成し遂げ、歓喜の声と拍手で会場は一体となりました。
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