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ぽかぽか陽気に誘われての町内花めぐり、思いのほか多くの花に出会えました。
モノクロの公園景観を鮮やかなイエローカラーで彩るのは、早春の花マンサクです。
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マンサクの花は4個の黄色い花弁が特徴で、長さ1.5cmほどの細長いひも状になります。
雄ずいは4個、雌ずいは2本の花柱を持ち、赤褐色のがくが花弁の黄色を引き立てます。
花粉は4個の葯が一斉に出すのではなく、一個ずつが順番に開いていきます。
昆虫の少ないこの時期、開花や花粉を出す期間などで受粉の工夫をしているのでしょう。
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運動公園にはクリスマスローズが咲き、トラックで運動している人々を和ませています。
仲間の相称はヘレボルス、キンポウゲ科ですので花弁に見えるのはガク片です。
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近所の何カ所かの道に面した庭に、スミレがたくさんの花を咲かせています。
花は紫色、花柱の先端はカギ状、側弁に毛、ずんぐりした距などが特徴のスミレです。
冬にも咲き、香りがあることから、ニオイスミレの仲間であろうと見当をつけました。
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庭に植えられた満開のロウバイの黄色と青空とのコントラストが鮮やかです。
外来種でロウバイ科の落葉低木、花から強い香りを放ち、受粉昆虫を呼んでいます。
開花したときの花は、雄しべが開いており、真ん中の柱頭が露出しています(雌性期)。
後に、雄しべが立ち上がって柱頭を覆い隠し、葯の外側から花粉が出てきます(雄性期)。
左下画像の内花被片に水滴が付いているように見えますが、これは密かと思われます。
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道端を埋めているには、ヨーロッパ原産でキク科カレンデュラ属のホンキンセンカです。
いくつもの名で呼ばれます。(キンセンカ、ヒメキンセンカ、冬咲きキンセンカ、冬知らず)
右画像はオウバイ、半つる性で枝が長く垂れ下がり、民家の石垣などでよく見かけます。
オウバイはモクセイ科、ジャスミンの仲間ですが、この花に香りはほとんどありません。
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日溜まりでは野草も花を開き、農道散歩の楽しみが増えてきました。
オオイヌノフグリが陽を浴び、石垣を緑の葉と青くちりばめた花で飾っています。
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オオイヌノフグリの葉や花には、アブラムシなどの様々な昆虫が集まります。
その昆虫を求めてナナホシテントウムシが忙しく活動し、ご馳走にありついています。
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同じ場所に生えることが多いヒメオドリコソウとホトケノザが可愛い花を咲かせています。
ホトケノザは、上部の葉が紫に色づかず、葉の先端が丸く、葉柄が無く、花は上向きです。
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空き地には、ハコベ、フクジュソウ、イヌナズナやナズナ(白花)が咲き始めました。
タンポポは総苞外片が反り返っているので、セイヨウタンポポかアカミタンポポでしょう。
両者は種子の色が違い、セイヨウタンポポは褐色でアカミタンポポは赤褐色とのことです。
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