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春の里山歩き虚空蔵山

2024年04月06日 | 自然

上田市上塩尻にそびえる岩山「虚空蔵山」への登山道のひとつです。
初めて歩くコースで、塩尻小学校北側から兎峰を経て虚空蔵山に登ります。


登山口から130mほど東側に登山者用の駐車場があります。
新幹線五里ヶ峯トンネル出入口の陸橋下で、6台ほどが駐車できそうです。
「太郎山山系保存会」で開設していただいているようです。


登山口はすぐに分かり、案内板を読んで、9時に出発です。
登り始めると分かれ道があり、石碑や鳥居が見える左方向に進みました。
右に進むと五里ヶ峯トンネル出入口の上に出そうです。


座摩(ざますり)神社に到着、9時10分です。
座摩神社の祭神は、保食神(うけもちのかみ)で食物と養蚕の神様だそうです。
ここからコースは分かれ、大沢コースは虚空蔵堂へ尾根コースは兎峰へ通じます。


兎峰コースを進んでしばらく、ヒノキ科ネズミサシ属の似た2種に出会いました。
左がイブキ、葉は鱗片状と針状の2型を持ちます(画像は雄花)。
右がネズ(ネズミサシ、杜松)、葉は針状で長さ10-25mmです(画像は雌花)。


持越城跡という山城跡に到着、9時35分です。
案内板の「村上連珠砦」とは、村上義清が武田勢の侵攻に備えた小城群だそうです。


持越城跡を過ぎると、勾配はきつくなり息が上がってきます。
また、ちょっとスリリングな岩場もあります。


ようやく兎峰の分岐点につきました。10時20分です。
虚空蔵山方向に進んで振り返って見た画像で、正面が兎峰です。
右下の横道が登ってきた道で、左は東沢ゴーロ経由秋和方面とあります。


切り立った岩場の兎峰(標高947m)、抜群の眺望です。
先端までは岩陵、ここまでの登りで足腰はガクガク、迷わず引き返しました。


分岐点まで戻り15分ほど登ると、太郎山と虚空蔵山の縦走路にでました。
標高1077mの虚空蔵山山頂が間近、最後の岩場です。


大変にハードな里山でしたが、登山道脇の植物たちに励まされ登れました。
1時間45分を要して10時45分に登頂です。


虚空蔵山からわずか下れば虚空蔵山城跡で丁寧に書かれた案内板があります。
ナンジャモンジャの木の案内板は、市の天然記念物の子孫株があるとの記述です。
ナンジャモンジャの木とは見慣れない立派な植物の愛称、数種類があります。
2019年に掲載した立科町津金寺のナンジャモンジャの木はヒトツバタゴでした。
虚空蔵山のそれはフジキとのこと、7月に咲く白い花を是非見たいものです


今年最初の山歩きにしてはきつめでしたが、下山後に見上げて大満足です。
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