ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

動画「二ひきの蛙」ロシア語劇完成

2021-07-01 |   新美南吉
 日本文化情報センターの日本語教室、「お日さまの本・子どもクラブ」のメンバーが、ロシア語で新美南吉の童話「二ひきの蛙」を劇にしました。
 YouTubeで視聴できるようになりましたので、リンク先をご紹介します。
 こちらです。

 この動画は新美南吉文学を紹介するためベラルーシ人向けに作成しました。
 そのため、日本人視聴者の皆様には分かりにくい部分がありますので、このブログ上で日本語でご説明します。
  
 新美南吉の作品「二ひきの蛙」は青空文庫のサイトで日本語で読むことができます。どんなストーリーなのか日本語で読みたい方は、こちらのリンク先をご覧ください。
青空文庫・新美南吉「二ひきの蛙」

 本文はロシア語に翻訳されていますが、日本文化情報センターが2016年に発行した「新美南吉ロシア語訳童話集『ごんぎつね』(辰巳結重訳)」を採用しています。

 動画の出演者の氏名は日本語だと、動画のエンドロール部分で名前だけ表記してあります。
 フルネームはロシア語で動画の説明部分に掲載しています。
 
 エンドロールにも記載はありませんが、動画の中に出てくるお面や折り紙作品を作ったのも出演者です。

 童話の朗読だけではなく、歌「かえるの合唱」も出演者が歌っていますが、これは日本語で歌っています。ベラルーシ人視聴者にもタイトルと歌詞の意味が分かるように、動画の説明部分にロシア語で翻訳を表記しています。(とても簡単な歌詞ですが、日本語が分からないベラルーシ人は分からないでしょうし・・・。)

 歌っているときに出演者が折り紙の(蛙の)口をパクパクさせていますが、実はこれは、マスクの代わりです。
 コロナ禍での動画撮影はやっぱり苦労がありました。子ども相手にソーシャルディスタンスとかどうするのか、など問題が多かったのですが、何とか撮影できました。(撮影後、コロナ感染した出演者はいません。)

 新美南吉の奥深い名作「二ひきの蛙」がベラルーシで広まってほしいと願っています。
 出演者のみなさん、ご苦労様でした。(^^) けんかなどせずに夜はよく寝る人になってください。(日本語の勉強も続けてください。)

・・・・・

 追記です。
 新美南吉記念館のキャラクター「ごん吉くん」ツイッターフェイスブックでもご紹介いただきました。
 やっぱり、ごん吉くんから素敵な動画とほめられるとうれしいですね。(^^)

 
 
 

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