ベラルーシの部屋ブログ

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2024年3月17日。ウクライナ侵攻から754日目

2024-03-17 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年3月17日。
 ロシア大統領選の投票最終日となった今日、プーチン大統領の続投に向け仕組まれた選挙だと抗議する人々による「反プーチンの正午」運動が各国のロシア大使館前で行われました。先月死亡した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の妻ユリア・ナワルナヤ氏は滞在先のドイツ・ベルリンで参加しました。
 ナワリヌイ氏の支持者は、17日正午に投票所に集まり、プーチン氏への抗議を表明するようロシア人に呼び掛けました。
 投票所に行くのは禁止されていませんからね。ただ、この時間帯に投票所に来る人が一気に増えるとなると、それは現政権に反対している人がそれだけ多いという証拠になります。

 ベルリン、パリ、ハーグ、ワシントン、イスタンブールなど各地のロシア大使館前では、同国の野党を象徴する青と白の服を身に着けた有権者らが政権批判のプラカードやウクライナ国旗を掲げ、プロテストソングを歌う姿が見られました。
 日本のロシア大使館でも投票に向かうロシア人の行列ができていた(高い投票率)とニュースになっていましたね。
 正午の抗議のために集まった人たちなのかは映像からは分かりませんでしたが。

 ナワルナヤ氏はベルリンでの投票後、投票用紙に「もちろんナワリヌイと書いた」と語りました。

 
 大統領選の投票の最終日にロシアでドローン攻撃が相次ぎ、モスクワのドモジェドボ空港にも攻撃がありました。
 ロシア軍がドローン2機を迎撃しましたが、機体の一部が近くの倉庫に落下し、屋根に穴が開いたということです。けが人はいませんでした。
 この影響でモスクワにある3つの空港では一時、飛行機の運航が制限されました。
 ロシア国防省は16日夜から17日にかけて、各地でウクライナ側のドローン35機を迎撃したと発表しています。
 ロシアの独立系メディアは「防空システムが機能しなかった」と指摘しています。選挙の日にこのように防衛システムに穴が空いていたことが露呈するのは政権側からすると嫌でしょうね。

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