ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年4月23日。ウクライナ侵攻から424日目

2023-04-23 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年4月23日。
 ベラルーシはようやく暖かくなってきました。

 今日はこれといったニュースや事件はありません。
 強いて言えば、ベラルーシに核ミサイル配備計画を立てていますが、ロシア側は今年7月中に整備完了を目指していると言っているのに、ベラルーシ軍は今すぐでもできますと豪語していることです。
 計画を前倒ししてでも大丈夫だとロシアに猛烈アピールしています。
 しかもミサイルの向いている先はウクライナではなくポーランドです。
 ベラルーシ政府には深淵なる考えがあるようです。

 ロシア側はベラルーシ領内に核兵器を配備しても、そのスイッチはロシアが握ることにしていますが、ベラルーシ側は、これで核保有国の仲間入りをしようとしているのではないかという憶測もあります。
 実際には核ミサイルを発射できなくても、領土内に核兵器があるから核保有国でしょ、という考え方です。確かに保有はしているけれど、使えません。
 が、将来状況が変化すれば、自分たちで活用できるようにしようと考えている可能性はあります。
 こうしてベラルーシの国力がアップします。ロシア大統領はそこのところを理解したうえで、ベラルーシ領の核兵器配備にGOサインを出したのでしょうか? ロシア大統領は切れ者だから、当然あらゆる自体を想定していると思いますが、100%判断を誤らないと言い切れないでしょう。ウクライナ侵攻も3日でキーウ制圧できると思ってGOサインを出したはずです。
 うっかりするとベラルーシが核兵器の向きを180度変えてロシアに向ける可能性もあるのに。ロシア大統領はベラルーシ大統領を信頼しきっているんでしょうか。ベラルーシ現政権が変わった後のことは、今考える余裕がロシア大統領にはないのでしょうか。
 またウクライナ侵攻が成功した後は、2030年までにベラルーシを併合・吸収しようとしている計画がロシア大統領府からリークされましたが、本当にそれが実現すると信じていて、ベラルーシに核兵器を配備するのも、どうせ
もうすぐ自分の家の庭になるところだし置いとこ、という感覚でいるのでしょうか。


 ロシア外相が国連安全保障理事会に出席するのに合わせて同行を予定していた記者に対し、アメリカがビザ発給を拒否したのを受け、ロシア側が反発・猛批判しています。

この記事についてブログを書く
« 2023年4月22日。ウクライナ侵... | トップ | 2023年4月24日。ウクライナ侵... »

ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報」カテゴリの最新記事