ベラルーシの部屋ブログ

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2024年6月23日。ウクライナ侵攻から853日目

2024-06-23 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年6月23日。

 前回の21日の記事投稿の続きになるような内容になりますが、ドイツの保守政党「キリスト教社会同盟(CSU)」の幹部アレクサンダー・ドブリント氏は、今日付の主要週刊紙「ビルト日曜版」に掲載されたインタビューで、ウクライナ人は「就労しないなら、ウクライナ西部の安全な場所に帰るべきだ」との見解を示しました。
 2022年のロシアによるウクライナ侵攻開始を受け、ドイツ政府はウクライナ人に対し、難民認定申請を必要とすることなく自動的に、滞在許可と失業手当を受給する権利を与えました。
 そして2年が経過。
 現在、保守派は、中道左派「社会民主党(SPD)」所属のショルツ首相に対し、ウクライナ人支援の削減を求めています。
 テューリンゲン州議会の保守政党「キリスト教民主同盟(CDU)」トップは先週、ウクライナ人に長期在留者と同等の福利厚生を与えた決定は「重大な過ち」だったと批判し、「無条件に支援するのではなく、就労させなければならない」と訴えました。
「就労しないなら、ウクライナ西部の安全な場所に帰るべきだ」との見解も示しました。(本当に安全な場所がウクライナの中にあるんでしょうか?)

 ただ支援だけするのは初期だけで、何年も支援を受けっぱなしではだめだと思います。人手不足のところに就労させて、自力で収入を得るようにするほうがウクライナ人もいいと思います。
 ただ、そうすると言葉の問題があるので、就職できないというウクライナ人も出てきます。
 ドイツ語が分からないから、仕事ができない、コミュニケーションが取れない、という問題です。これを言い訳だと批判する人も出てきますよね。

 通訳を多く準備するなどしないといけないようにも思えますが、でも今はスマホで機械翻訳もできる時代なのだから、簡単な仕事の仕方などすぐ指示できると思います。
 逆に言うと、ドイツ語ができるウクライナ人は優先してドイツに避難(移住)させるようにしたらいいと思うのですが。⚪︎⚪︎語ができるウクライナ人は⚪︎⚪︎国に優先して避難できるようにしてほしいです。
 そういうと結局外国語ができる頭のいい人が得をする、ということになって平等ではないという意見が出てくるのでしょうね。でも、人生において努力して身につけた知識のおかげで得をするというシーンが出てくるのは当たり前かと思います。運がいい人、悪い人の境目が知識だったというケースはよくあることだと思います。

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