ベラルーシの部屋ブログ

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2022年12月2日。ウクライナ侵攻から283日目

2022-12-02 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
  2022年12月2日。

 ウクライナ軍報道官によると、ロシア軍はザポリージャ州の数か所の集落から部隊の撤退を始めている模様だそうです。最近の州内での戦闘でロシア軍の軍事施設や弾薬庫などを破壊したとしています。とにかくザポリージャ原発を安全な状態にしてほしいです。


CIA元職員でロシアに亡命したエドワード・スノーデン氏がロシアへの忠誠を誓い、ロシアのパスポートを取得したと、報道されています。
 ロシア人になったわけですから、徴兵される可能性も出てきましたね。


 ウクライナ外務省は今日、ハンガリーやポーランドなど欧州7か国にあるウクライナの大使館や領事館に、不審な小包が相次いで届いたと発表しました。小包には動物の死骸の一部などが入っていました。
 ウクライナ外務省は声明で、駐バチカンの大使公邸の出入り口が破損被害を受けたことも明らかにしました。在カザフスタン大使館に爆発物を設置したとの情報もあります。

 
 ベラルーシのバラノヴィチにある第61戦闘機航空基地の司令官だったユーリー・ヴォロビヨフ氏が先週自殺したとあるブロガーが明かしています。自分で自分を射殺したとしていますが、どのような銃器を使ったのかははっきりしません。
 自殺した理由は年金受給の契約が更新されなかったから、とされていますが、変ですよね、これ。年金を受給し始めたのなら、後で契約が更新されないということはありえないと思うのですが。年金ですよ。
 この大佐は元治安当局者だったようです。
 そして、これは2020年の大統領選挙後、当時の抗議活動を起こした市民を弾圧した治安部隊関係者が自殺した4例目だと指摘する声が上がっています。

 ビリニュスのベラルーシ人心理支援センターの共同創設者オルガ・ヴェリチコ氏によると、平和的な抗議活動を(上層部からの命令だから)残酷に鎮圧した治安部隊員が心理的なトラウマに苦しんだとしています。
 その後、治安部隊院の自殺が2021年になってから増えてピークを迎えたとしています。自殺の事例は4例だけではないということです。
 ヴェエリチコ氏によると大統領選挙日だった2020年8月9日から11日まで警察署や留置所で拘束された人々を治安部隊が激しく殴打したときは、ストレスを感じていませんでした。しかし、何十万人ものベラルーシ人が平和的な抗議運動に参加したとき、治安部隊はストレスを感じるようになったそうです。そして人によっては心理的トラウマからうつ病になってしまったと予想されます。

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