ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年11月22日。ウクライナ侵攻から638日目

2023-11-22 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年11月22日。

 ベラルーシに外国人が滞在することに関して新しい法律が可決されました。ベラルーシに住んでもいいのですが、管理の目が厳しくなりそうです。
 特に、外国人が家やアパート、セカンドハウスを借りる場合、家主がそのことを警察に届け出なかった場合、罰金刑が課せられます。この外国人にロシア人も含まれています。
 外国人に住宅を貸す者やベラルーシに滞在している外国人に関する情報を迅速に集めるための法律だそうです。
 このご時世ですから、外国人の中にテロリストやスパイなどが潜んでいるかもしれないので、法律が厳しくなるのはしかたがないことなのかもしれません。
 ちなみに私はベラルーシで家を借りているわけではない(持ち家に住んでいます)ので、何の問題もありません。


 フィンランドはロシアとの国境にある4箇所の検問所を2024年2月18日まで閉鎖することを決定していましたが、今日、フィンランド首相は、ロシアとの国境にある9つの検問所のうち合計8箇所の検問所が閉鎖されると述べました。
 これに対し、ロシア大統領報道官は、ロシア連邦との国境にある検問所を閉鎖するというフィンランド政府の決定は遺憾であり、状況は改善しそうになく、なぜならフィンランドとロシアの間に対話がないからだと述べました。
 明後日24日午前0 時から検問は残る1箇所だけになります。一応12月23日までの1 か月間だけの措置で、陸路の国境では唯一ここで難民申請が受け付けられるとのことです。



 G20首脳会議が今日、オンライン形式で開かれました。
 ウクライナへの侵略開始後、ロシア大統領が今回出席。(アメリカ統領や中国の国家主席は欠席。)
 ドイツ首相は会議でロシア大統領に対し、ウクライナ領土からロシア軍が撤退し、侵略を終結させるよう求めたと明らかにしましたが、ロシア大統領は、
「この悲劇をどう止めるべきかを考える必要がある。」
と述べ、悲劇という言葉を使いました。そしていつものように、和平交渉を拒んでいるのはウクライナだと主張しました。