ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

「二十四の瞳」ロシア語部分訳がネット上で読めるようになりました!

2023-02-01 |   壺井栄
 文芸誌「水源地」第4号が発行されました。
 編集部のお計らいにより、日本文化情報センター日本語教室の生徒がロシア語に訳した「二十四の瞳」が「水源地」Web版で掲載されました。
 ただし、著作権の関係で全文ではありません。「二十四の瞳」は全部で10章あり、10人の生徒が手分けして1章ずつ翻訳したのですが、各章ごとに翻訳者としての著作権をつけたのと、「水源地」の掲載が原稿料無料ということで、掲載の許可を一人ひとり取らなくてはいけなかったのです。
 その結果、第1章から第3章、そして第7章から第10章の全体の7割がインターネット上で読めるようになりました。
 紙の本が100部しか印刷できなかったので、なかなか読みたいと思っている人たちの手元に届けることができなかったのですが、ネットを通じて今日からすぐ読めるようになりました。
 ロシア語ネイティブの人たちにこの時代、「二十四の瞳」はぜひ読んでほしい作品です。このタイミングで「水源地」に掲載できて本当によかったです。
 ロシア語ができるご友人がおられる日本人の皆様、ぜひ「水源地」第4号のリンク先を教えてあげてください。
 リンク先はこちらです。
 「水源地」第4号目次はこちら
 こちらからすぐ「二十四の瞳」ロシア語部分訳に移動できます。
 
 

日本語能力試験のミンスク会場では実施の予定すらなし

2023-02-01 | 日本文化情報センター
  2月になったので、日本語能力試験の公式サイトをチェックしました。
 すると今年の試験実施予定会場がすでに公表されていました。
 ミンスクは・・・7月も12月も中止どころか最初から計画すらされていないことが判明しました・・・
 あーあ。
 戦争や経済制裁の影響かと思いながら、ロシアをチェックすると、ロシア各都市では通常通り実施予定となっています。
 ロシアは実施されるのにどうしてベラルーシは予定すら立ててもらえないんですか???
 ひどいです。
 どうしてベラルーシだけ? ベラルーシの公式サイトには今のところ理由は発表されていません。
 オリンピックにロシア選手は再び参加できるようになったのに、べラルーシ選手だけ参加できないと決定されたような気分です。

 しょうがないからロシアへ越境受験するベラルーシ人が増えそうです。国境税はいらないし。
 でも受験料を振り込んだ後、「やっぱりロシアでも中止になりました。」と受験直前に言われて、列車のチケットをキャンセルしたり、受験料が返金されなかったり、ものすごく苦労しそうなんですよ。
 ちなみにジョージアで受験しようとしたら、ジョージア国籍でない外国人は受験資格すらない。(ジョージアの大学に留学などで学籍していたら外国人でもOK。でもそのためにジョージアの国籍や学籍を取ろうとするベラルーシ人はなかなかいない。)
 カザフスタンで受験しようとしたら、カザフスタンの大学で日本語を専攻して勉強している人でないと受験資格がないです。
 
 ベラルーシで日本語を勉強している人をどこか暖かく迎えてくれる国はないものか。
 ただ、チロ基金が資金提供している「私たちのテスト」があるので、レベルの低いN5やN4レベルなら、それで充分だと思います。無理してお金と時間と神経を使って日本語能力試験を越境受験する必要なし。バカバカしいです。
 しかし、N1やN2レベルは留学や就職に影響が出てくるので、本物の日本語能力試験の合格証を持つほうがいいです。
 ともかくも、ミンスクで今年も日本語能力試験が実施されないので、チロ基金ががんばって、せめて日本文化情報センターの生徒だけでも「私たちのテスト」で救済します。こちらはチロ基金のおかげで受験料は無料ですし。
 

2023年2月1日。ウクライナ侵攻から344日目

2023-02-01 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年2月1日。
 今日も粉雪が降る中、出勤です。

 ベラルーシ軍はイスカンデルミサイルの独自運用を開始しました。つまりロシア軍に使い方を教えてもらったので、自分たちで発射できるようになったということです。
 今日が最終日だったロシア軍との合同軍事演習。1週間延長、継続することになりました。

 ベラルーシ大統領府長官は、ベラルーシの学校で土曜日にソビエト映画を上映したいと教育現場のほうか要望があったので、古き良き歴史映画を選別すると発表しました。

 ロシア連邦保安局は、スベルドロフスク地区の鉄道インフラ施設で、テロ行為の準備と実行に関与したとされる 3 人のロシア市民を拘束しました。列車の脱線を図るタイプのテロですね。無関係の人が巻き込まれるテロはやめてほしいです。が、ロシア人ならみんな無関係とは言えないと主張したいのかもしれません。


 今日から新しい国境税が必要になります。ベラルーシから隣国の三国、ポーランド、リトアニア、ラトビアの国境を越える場合、国境税を払わなくてはいけません。ロシアへ越境するときはもちろん無税。ウクライナへは越境そのものが困難なようです。


 2月になったので、日本語能力試験の公式サイトをチェックしました。
 すると今年の試験実施予定会場がすでに公表されていました。
 ミンスクは・・・7月も12月も中止どころか最初から計画すらされていないことが判明しました・・・
 あーあ。
 戦争や経済制裁の影響かと思いながら、ロシアをチェックすると、ロシア各都市では通常通り実施予定となっています。
 ロシアは実施されるのにどうしてベラルーシは予定すら立ててもらえないんですか???
 ひどいです。
 どうしてベラルーシだけ? ベラルーシの公式サイトには今のところ理由は発表されていません。
 オリンピックにロシア選手は再び参加できるようになったのに、べラルーシ選手だけ参加できないと決定されたような気分です。

 しょうがないからロシアへ越境受験するベラルーシ人が増えそうです。国境税はいらないし。
 でも受験料を振り込んだ後、「やっぱりロシアでも中止になりました。」と受験直前に言われて、列車のチケットをキャンセルしたり、受験料が返金されなかったり、ものすごく苦労しそうなんですよ。
 ちなみにジョージアで受験しようとしたら、ジョージア国籍でない外国人は受験資格すらない。(ジョージアの大学に留学などで学籍していたら外国人でもOK。でもそのためにジョージアの国籍や学籍を取ろうとするベラルーシ人はなかなかいない。)
 カザフスタンで受験しようとしたら、カザフスタンの大学で日本語を専攻して勉強している人でないと受験資格がないです。
 
 ベラルーシで日本語を勉強している人をどこか暖かく迎えてくれる国はないものか。
 ただ、チロ基金が資金提供している「私たちのテスト」があるので、レベルの低いN5やN4レベルなら、それで充分だと思います。無理してお金と時間と神経を使って日本語能力試験を越境受験する必要なし。バカバカしいです。
 しかし、N1やN2レベルは留学や就職に影響が出てくるので、本物の日本語能力試験の合格証を持つほうがいいです。
 ともかくも、ミンスクで今年も日本語能力試験が実施されないので、チロ基金ががんばって、せめて日本文化情報センターの生徒だけでも「私たちのテスト」で救済します。こちらはチロ基金のおかげで受験料は無料ですし。