ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年2月8日。ウクライナ侵攻から351日目

2023-02-08 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年2月8日。

 ベラルーシ国防省の発表によると、ベラルーシ国内で旧式のT-72戦車を近代化し、訓練場でテスト中です。新しい戦車は72-BM2戦車とされ、テストにパスすると実戦での使用も可能となります。


 ウクライナのゼレンスキー大統領が今日、イギリスを訪問し、スナク首相と会談しました。議会での演説で、下院議長にウクライナ軍パイロットのヘルメットを手渡し「自由のための翼」が必要だとして戦闘機の供与を要請しました。
 やはりこういう演出が上手ですね。


 ロシア外務省報道官は今日、ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」で昨年起きた爆発に米国が関与していたという報道を受け、「米政権は全ての事実に対しコメントする必要がある」と述べました。

 
 ウクライナ議会は、「脱ロシア化」の取り組みの一環として、公共の図書館から1900万冊の書籍を撤去したと明らかにしました。
 そもそも公立図書館の書籍のうち44%がロシア語のもので、残りは、ウクライナ語や他の言語の本だそうです。
 それについてある議員はウクライナ語とロシア語の本の割合について、「非常に残念な」状況にあるとし、そのために蔵書の入れ替えをおこなって早急にウクライナ語の書籍を購入する必要があると語りました。
 人権と情報政策の委員会の副委員長を務める議員によれば、ロシアによるウクライナ侵攻を支持する著者の本を回収するためのガイドラインがあります。今回撤去された書籍はそういった本なのでしょう。
 仕分け作業をしている図書館員は大変な状況だと察せられます。