ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年5月31日。ウクライナ侵攻から97日目

2022-05-31 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年5月31日。ミンスクはやや天気が持ち直しました。

 ベラルーシ全土でカードでの支払いができなくなっています。大規模な不具合が発生したとのことです。ベラルーシでは、こういうことがこれからもくり返し起きそうです。
 ・・・と書いてから数時間後の午後1時頃、不具合が回復しました。


 ロシア安全保障会議のパトルシェフ長官は「ポーランドはすでにウクライナ西部の領土を占領するための行動を始めている。」と述べ、強い警戒感を表しています。ロシアメディアの報道によります。


 「幸福な子供時代ランキング」というものがあるんですね。
 今日のベラルーシメディアの報道によるとベラルーシは35位にランキング。これは低い水準だとしながらも、イギリス、デンマーク、ポーランド、アメリカより子供向けサービスの水準はベラルーシのほうが高かったとしています。
 このランキングの元データを調べたのですが、よく分からない(検索してすっと「あ、これだ!」と思うデータがヒットしなかった)そうしたら急に懸命に検索する気がなくなってしまいました。
 こういう幸せランキングって、正しいのかどうかよく分からない気がしたからです。外枠(子供の人権を守る法律があるとか、公教育無償とか)で順位付けしているだけのような気がします。
 あなたの住んでいる国は幸せな子供時代ランキング上位国ですよ、と言われたって、その子どもが、学校でいじめにあっていたりしたら、いくら国が制度的にほめられても、その子は不幸な子供時代をすごしていることになるでしょう。
 それにしても、今のウクライナの子どもたちの「子供時代の幸福度」は何番目の順位になったのか教えてほしいです。


 ロシア国防省によると、マリウポリのアゾフスタリ製鉄所の地下にあった冷蔵車の中から、ウクライナ軍の兵士152人の遺体を発見したということです。これはありえることだと思いますが、この冷蔵車をふき飛ばすためなのか爆発物(地雷?)が仕掛けられていたとも発表しています。
 ウクライナ軍兵士が仲間の戦死者の遺体の腐敗を遅らせるために冷蔵庫で保管しようとしていたのかもしれませんが、それだったら、その下にウクライナ軍が爆発物をしかけるでしょうか?
 ロシア軍が一時占領していた地域へ住民が戻ると、自宅の中に爆発物が仕掛けられていた、というニュースを何度も聞きましたが、これをウクライナ側は「当然ロシア軍が撤退する前に仕掛けた。」としており、ロシア側は「ウクライナ(ナチス)軍がウクライナ(新ロシア派)人の家にしかけた。」と主張しています。
 今回見つかった遺体とその爆発物もロシア側はウクライナ軍のせいにするでしょう。


 タス通信によると、セベロドネツクにあるアゾト化学工場で有害化学物質を含むタンクが爆破されました。硝酸がタンクに入っていた可能性があります。
 工場の近辺は現時点においてウクライナ軍の管理下にあり、地元住民の避難が行われたかどうかは確認されていません。