ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年5月27日。ウクライナ侵攻から93日目

2022-05-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年5月27日。ミンスクは気温が下がり、天気が不安定な状態が続いています。

 ベラルーシ軍は南部作戦管区を創設することを計画していると ベラルーシ大統領が国防省での軍事安全保障の問題に関する会議で述べました。南部というのは、もちろんウクライナ国境付近ということです。

 6月1日から8月31日まで、ゴメリ州内ホイニキ地区、ロエフ地区、ブラーギン地区の居住者は対ウクライナ国境地帯に立ち入ることが禁止されることになりました。

 ベラルーシは明日からベラルーシへ入国する外国人へのPCR検査を停止します。
 
 ベラルーシにあるエストニアのビザセンターが一時的に業務を停止しました。

 ロシア極東の沿海地方議会で、共産党所属の議員がウクライナでの軍事作戦の即時中止と軍の撤退を求めるプーチン大統領宛ての声明文を読み上げ、議場から退場させられました。
 27日の議会で、共産党のワシュケビッチ議員が「作戦をやめなければロシアはますます孤立する。国に大きな貢献をするはずだった若者らが戦闘で障害者になっている。軍の即時撤退を求める」との声明文を読み上げました。4人の共産党議員も署名していたそうです。
 この議員たちは後日処分を受けそうですね・・・。

 ロシアの軍事裁判所は同国軍のウクライナ侵攻作戦への参加を拒否し除隊処分となった国家親衛軍の兵士115人による異議申し立てを棄却しました。


 ロシアの駐日大使は25日、広島市が8月6日の平和記念式典にロシアやベラルーシの代表を招待しないと明らかにしたことについて、「自称反核運動の指導者」による「恥ずべき措置」と反発しました。チェルノブイリ原発事故の被害を受けたベラルーシの代表も今年は招待されないんですね・・・。今年は仕方がないことかもしれません。


 アメリカ商務省は、先月、ロシアの航空会社3社に対し、部品などの輸出を禁止すると発表。
 ドイツのシーメンスは、ロシアの鉄道市場からの撤退を発表。列車や部品を新たに入手できないため、運行停止に陥る恐れがあるといいます。ロシアのエンジニアは交換のため使える部品を中国などで探しているそうです。

 アエロフロートが保有する航空機の大半は、アメリカのボーイング製やヨーロッパのエアバス製です。今後、部品が入手困難となり、3カ月後には、一部の航空機を分解して、部品を再利用する見通しだと、アメリカのメディアは報じています。

 
 ロシアのメディアによると中国がロシアの航空会社のボーイングとエアバスの航空機に対して領空を閉鎖したと報道しています。適正に整備されていないため墜落する可能性が高いからと中国側が判断しているそうです。