ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

墨絵作品展 「生命線 チェルノブイリ・福島」インタビュー記事

2016-04-25 | 日本文化情報センター
 3月11日の投稿記事でもご紹介しましたが、墨絵作品展 「生命線 チェルノブイリ・福島」の作者であるマルィシェフさんが日本のジャーナリストにインタビューを受けたときの記事が現在ネットで読めるようになっています。
 リンク先はこちらです。
 「原発事故の日本に勇気を」=墨絵描く元処理作業員-ベラルーシ 時事ドットコムニュース 2016年4月25日付。

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【ミンスク時事】旧ソ連チェルノブイリと福島の二つの原発事故をテーマに、復興の祈りを込めて墨絵を描き続けるベラルーシ人男性がいる。首都ミンスク在住のウラジーミル・マルイシェフさん(51)。ウクライナ北部で事故直後、処理作業に参加した元軍人だ。「自分が事故から30年後も健在で創作活動に取り組み、前向きに生きている姿を示すことで、日本人を勇気づけたい」と話す。
 「四半世紀に1回の人類の苦悩を見過ごしてはならない」。詩人でもあるマルイシェフさんは、若き日に目の当たりにした放射能被害をこう訴える。
 墨絵は、原発事故で故郷から避難を強いられた一般市民の悲劇などに光を当てた。核惨事という点で共通する被爆地の広島、平和と復興への願いを込めた折り鶴なども描いた。自身も1986年11月から3カ月間、車両の燃料補給担当者として事故処理作業に従事した経験から、日本の作業員を英雄視する。

 93年に軍を退役し、アニメ制作など仕事のかたわらでチェルノブイリに関する創作活動を始めるようになった。事故30年に合わせてミンスクで個展を初開催中。合気道をたしなむ親日家でもあるマルイシェフさんは「日本の作業員、強制避難を余儀なくされた人々にも見てほしい」と述べ、日本での展示を夢見ている。(2016/04/25-17:23)

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 この写真撮影が行われた場所は日本文化情報センターが入っているミンスク市立第5児童図書館内ですね。
 記事には個展が行われている、とありますが、場所は弊館です。

 明日はいよいよ4月26日・・・。弊センターではマルィシェフさんをお招きして、貴重な体験を聞く会を開催します。