ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

茶の湯の紹介 第10回 その8

2012-09-12 | 日本文化情報センター
 次々と茶の湯に挑戦する子どもたちです。
 こうして大盛況のうちに今年も無事に茶の湯の紹介ができました。

 こちらは後日カリンコビッチ・ニュースというサイトに掲載された記事です。

http://www.knews.by/?p=2593


 カリンコビッチ市立第3学校のサイト内でもたくさんの画像とともに紹介されています。ぜひご覧ください。

http://kalinkovichi-s3.ucoz.ru/index/vstrecha_s_gostjami_iz_japonii/0-37


 この学校の生徒さん、ご協力くださった教職員の皆様に喜んでもらえ、本当によかったです。
 カリンコビッチは人口4万5000人、と小さな町なのですが、茶の湯が終わった後も日本のことを覚えてくれたら・・・と思いました。

 茶の湯の後も教育委員会の人たちと教育についての話など、熱く語り合いました。
 今回の茶の湯デモンストレーション開催のため、尽力してくださった日本人の方々にこの場を借りて深く感謝申し上げます。

茶の湯の紹介 第10回 その7

2012-09-12 | 日本文化情報センター
 デモンストレーションのあと、いよいよお試し会です。
 お茶を飲んでみたいけれど、正座ができない、と断念する人もいましたが、勇気のある(^^;)人たちが参加しました。
 デモンストレーションをしっかり見ていて、ちゃんと茶碗を回したり、お辞儀をしたり、と1回見ただけとは思えない記憶力でお抹茶を飲んでいる人もいました。

 お抹茶なんて砂糖も入ってないので、まずいと言われるかと思ったのですが、
「おいしい。お菓子もおいしい。」
とカリンコビッチの人には大変好評でした。
 日本のお菓子はベラルーシのお菓子と比べると甘さ控えめなので、おいしくない、と思う人が多いのですが、今回はとても喜ばれました。


茶の湯の紹介 第10回 その6

2012-09-12 | 日本文化情報センター
 そしていよいよ茶の湯のデモンストレーションです。
 私、両親、娘の4人で主人、主客、次客、三客の役を受け持ちます。ベラルーシ人の皆さんにも分かるようにロシア語訳つきです。
 すごく真剣に皆さん見ていました。

茶の湯の紹介 第10回 その5

2012-09-12 | 日本文化情報センター
 そして茶の湯の前座(^^;)としてY子が日本の踊りを披露。
 でもベラルーシのダンスとはずいぶん趣が違うので、ぽかんとする人、とにかくカメラのシャッターを押しまくる人、に分かれました。(どこが踊りとしていいのか少し理解に苦しむかも。)
 しかし、盛り上がりました。

茶の湯の紹介 第10回 その4

2012-09-12 | 日本文化情報センター
 他にも学校からはカリンコビッチのことを紹介する本や、ガラス工芸の作品、牛の角で作ったペン立てという変わったベラルーシのお土産をいただきました。
 こちらからも日本を紹介する書籍を図書室に寄贈、また立体おりがみのみみずくも寄贈しました。普通の折り紙は学校の授業で習っているそうですが、立体折り紙には驚いていました。
 寄贈してくださったありがとうございます。おかげで役立っています。

茶の湯の紹介 第10回 その3

2012-09-12 | 日本文化情報センター
 日本側からは一家を代表し、私の父がパンを受け取ったのですが、慣れていないのでその前に
「どうしたらいいの? 受け取ればいいだけ?」 
ときいてきました。それで先生に私が訳して
「パンをもらうだけでいいのでしょうか?」
と尋ねると、先生は「キスをしてください。」という返事。それをきいた父は「誰に?」という間の抜けたことをきいていました。(^^;)
 というわけで、日本人の皆さん、ベラルーシでパンと塩の歓迎を受けたら、パンにキスしてください。
(私がマリ村の小学校へ行ったときは、パンをちぎって、塩につけて食べるよう言われましたが・・・。地方によって習慣がちがうようです。)

 

茶の湯の紹介 第10回 その2

2012-09-12 | 日本文化情報センター
 カリンコビッチの民族衣装を着た先生と生徒さんが登場し、伝統的な「パンと塩」のお出迎えを受けました。
 (実際には塩の代わりに甘い砂糖とココナツがふりかけてありました。最近はこういうパンと塩もあるのですね。)
 先生は音楽の先生で、ベラルーシ語の民謡まで歌ってくださいました。これがまたとても上手なのです。

茶の湯の紹介 第10回 その1

2012-09-12 | 日本文化情報センター
 毎年日本文化情報センター創立記念日である9月に行っている茶の湯の紹介についてご報告です。今年でついに10回目を迎えました。
 今回の会場はゴメリ州カリンコビッチ市第3学校の体育館。
 この学校の校長先生夫妻がSOS子ども村に子ども達を引率してきていたことがあり、そのときに茶の湯のデモンストレーションを頼まれていたのですが、やっと今年実現しました。
 (希望者が多いのと、1年に1回しかできないので、なかなか順番が回ってこないのです。)

 この学校の生徒数は約500人。学年は1年から11年生までです。そのうち比較的年齢が上の生徒さん、教職員の方々、そしてやはりSOS子ども村で保養滞在していて、この学校に通っている子どもたちと保護者の方々、マスコミ関係者、さらにはカリンコビッチの教育委員会の方々が集まりました。

 体育館の壁には桜の絵と「歓迎」の文字が・・・!!!
 先生は「インターネットで漢字の検索をしましたが、正しいですか?」と話していました。
 とても歓迎してくださって、これだけでも恐縮でしたが、これだけではありませんでした。


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過去に茶の湯を開催した会場とご報告はこちらです。

2002年 日本文化情報センター創立3周年記念

2003年 グロドノ市立中央児童図書館

2004年 日本文化情報センター創立5周年記念

2005年 ポーロツク市立第7児童図書館

2006年 スベトロゴルスク市立中央児童図書館

2008年 SOS子ども村

2009年 日本文化情報センター創立10周年記念

2010年 オシポビッチ青少年創作センター.

2011年 アガレビッチ村立学校.