電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

老病苦死と明日の希望

2008年01月18日 20時40分30秒 | Weblog
子どもが家を出て、急に平均年齢が高くなったわが家では、食卓の話題に老病苦死のことがよく出るようになりました。老父母も、老いて死ぬのは誰もが運命なのでしかたがないけれど、苦しむのはいやだなぁ、と言っております。同感です。本人はもちろん、それを見守る周囲も辛いものです。近年は、緩和医療の進歩があり、よほど良くなっているようですが。

しかし、現に病気をかかえて入院している老父は、一日一日に希望を持って生きることが大切だ、と言います。明日はこうしよう、明後日はああしようと考えて日々を生きることが大切だ、とのこと。なにげない日常の生活の価値、と言い替えても良いでしょう。

当年84歳、幼い日に母親が失明し、若くして戦争にかりだされ、広島で被曝し、体調のすぐれぬまま戦後の農村を生きた老人の、六回の開腹手術を経ての感想です。静かですが、なんとも迫力があります。人畜無害の息子は、ややたじたじであります(^o^;)>poripori
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