電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

お試し用ノートが届いた〜「ペルパネプ」と「MDノート」

2021年09月10日 06時00分42秒 | 手帳文具書斎
常用する備忘録ノートの候補として、コクヨの新製品「ペルパネプ」の「ザラザラ」と、もう一つミドリの「MDノート」等を通販で購入し、恒例の裏抜け・裏写りテストを実施しました。その他、印象や感想などをまとめてみました。まず「ペルパネプ」から。

  • 「ペルパネプ」は、紙質はやや厚さを感じるざらざらしたもので、固めでコシもあり、従来のつるつるした薄手のものとは違うようです。
  • 製本は無線とじが基本のようで、寒冷紗を使ったフラット製本ということですが、長期使用してみないと耐久性は不明です。糸綴じの安定感とは違いますので、今使っているキャンパスハイグレード澪のように背糊が剥がれてしまうようなことがないかどうか、興味深いところです。
  • 裏抜けテストの結果、プラチナ古典ブルーブラック(BB)は細字から太字まで all OK ですが、パイロットの青インクは微妙です。普通に使っている分には中字でもぎりぎりセーフですが、ゆっくり強調して書いたり、筆圧をかけたりすると、裏に抜けました。
  • お値段は、A5判のドット方眼(60枚)で 990円、10冊では9,900円

ミドリの「MDノート」は、

  • 紙質はたいへん良好で好ましいもので、裏抜けもなく万年筆インクに適合しているようです。
  • 製本もしっかりしており、パラフィン紙で包まれた印象は素朴で好ましいものです。
  • お値段は、A5判の7mm横罫(83枚)で 880円、10冊では8,800円

紙質の点から見れば、ツバメノートに飽きたときにたまに浮気をするにはいいかもしれない。ただし、横罫の中央の線が太くなっていて、ちょうど1ページが上下に2分割された形です。おそらくは日記のような用途を想定しており、1日26行では多すぎるので2日分に分割した、ということなのかもしれません。残念ながら当方の備忘録はそういった外的な制約は皆無で、2〜3行で終わることもあれば、数ページにわたって摘要を書き抜くこともありますので、無用の配慮ではあります。



うーむ、同じA5判7mm横罫(80枚)でツバメノートの場合は450円+税、100枚でも600円+税ですから、10冊まとめて購入することを考えると、4,500円または6,000円となり、だいぶコストも違います。また、どんな使い方をしても裏抜けの心配がない紙質で、糸綴じの安定感は格別。残念ながらお試し用ノートを購入し使ってみた結果は、コクヨの「ペルパネプ」はやや期待はずれ、ミドリの「MDノート」は紙質には高評価ですが中央の罫線が太くなっている仕様は「余計なお世話」でした。シンプルなデザイン、裏抜けしない紙質、丈夫な製本、リーズナブルな価格と、私の用途にはやっぱりツバメノートが最適のようです。地元のいきつけの文具店に、10冊まとめて注文しておきましょう。そういえば、前回ツバメノートを10冊まとめ買いしたのは2016年9月でした(*1)から、すでに5年前なのですね。

(*1): A5判のツバメノートを新たに10冊まとめて購入する〜「電網郊外散歩道」2016年9月


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