電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

3月11日に思う

2017年03月11日 06時05分45秒 | Weblog

再び3.11がめぐってきました。亡くなられた方々を悼み、被災された皆様のご健勝と被災地域の復興をお祈りいたします。



今なお忘れがたい東日本大震災の記憶。あの日の夕方、すべての信号が消えた幹線道路を避け、信号のない農道を選んで帰宅したら、我が家は驚くほどに被害が少なく、遠方に離れて暮らす家族もみなメール等で無事が確認できたことに感謝したものでした。ラジオの震災情報を聞きながら、昔ながらの反射型石油ストーブを囲み、ろうそくの灯りをたよりに、簡単な夕食を済ませたことが思い出されます。幸いに、プロパンガスだったおかげでお湯を沸かすことができ、湯たんぽで寒さをしのぐことができました。アホ猫たちも寒かったようで、足元にもぐりこんで寝ていたようです。オール電化などとは無縁の古い農家の生活を残していたために、意外に危機に強かったことが印象的でした。

地震の直後、妻はご近所を回り、一人暮らしの老人宅の安否を確認して歩いたそうです。昭和の老人たちは、「戦時中を思い出す」などと言いながら、しっかりと暮らしを維持していたそうな。「遠い親戚より近くの他人」の言葉どおり、いざというときに互いに助け合うご近所パワーの強みを感じたことでした。あれから妻はご近所のお年寄りたちにえらい人気な様子です。ふだん日中は不在がちなワタクシなどよりも、よほど信頼があるようです(^o^;)>poripori

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