電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

秋の時期に手帳やダイアリーが売れる理由

2014年11月20日 06時03分10秒 | 季節と行事
毎年、今の時期になると、書店や文具店には手帳・ダイアリーの展示コーナーが作られ、平積みの台のまわりを多くのお客さんが取り囲んでいます。様々なブログでも、来年の手帳やダイアリーの選択に迷うこと自体を楽しんでいるような記事が掲載されます。

このこと自体はごく自然なことなのですが、さて、なぜこの時期に手帳やダイアリーが売れるのかと考えると、やっぱり求められているからだろうと思います。では、なぜこの時期に、来年の手帳やダイアリーを必要とする人が多いのか。

それは、おそらく来年の(来年度の)年間計画というか年間予定が作られる時期だからではないか。多くの企業・官公庁・学校・各種団体等において、来年一年間の計画が作成される際に、休日や連休の状況と行事の配置の兼ね合いなどが、人の配置や手配などとも関連して、大事になってきます。こうした実務的な必要性を感じる人たちが一定数いて、商売の時期が決められ、それに多数の人が引き寄せられている、という現象なのでしょう。

もう一つ、印刷や製本の業界の繁忙期分散の意味合いもあって、夏場に準備し、秋にどっと市場に出回るような供給体制になっているのかもしれません。需要があり、供給がある。それがどちらも同じ時期を選んだ結果が、この季節の手帳・ダイアリー商戦となっているのかな、と思います。

写真は、昨年の暮れの予定のサンプルです。

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