電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

シューマンの交響曲第1番「春」

2005年03月10日 20時14分21秒 | -オーケストラ
ここ数日、お天気が続いたために、積もった雪がどんどんとけている。日々の通勤路も、アスファルトの路面が乾燥して、とても走りやすい。6時半過ぎの早朝出勤時、少し前まではまだ暗かったのだが、最近は太陽が出て、すでに明るくなっている。険しい山容の朝日連邦や純白の月山、ボリューム豊かな葉山など、盆地の西側の連山が朝日に輝き、とてもきれいだ。春になってうきうきした気分になる。
こんなときの通勤の音楽は、シューマンの交響曲第1番「春」。いかにもな選択だが、CDを挿入して走り出すと、実に気分が良い。現在車内に置いているのが、カラヤン指揮ベルリンフィルによるドイツ・グラモフォン盤と、スイトナー指揮ベルリンシュターツカペレによるデンオン盤。カラヤン盤はメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」とのカプリングで、こちらも大好きな演奏だ。スイトナー盤は、出だしの音が三度低いいわゆる原典版で、しょっぱなの輝かしさは後退するかわりに、いきいきした生命感あふれる演奏だ。こちらは交響曲第3番「ライン」とのカプリング。行きはカラヤン、帰りはスイトナーという具合に、楽しんでいる。
春になると、暴走運転も出てくる。時々パトカーを見かけるようになった。シューマンの「春」なら、アクセルをぐいっと踏み込みたくなる衝動も起こらず、安心だ。ワーグナーではこうはいかない。
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