テレビで大谷と山本のドジャース移籍が話題です。大谷の巨額契約金はいろんなものに例えられていますが、スカイツリー2本分というのが私にはもっともピンときました。山本も巨額の契約金でしたが、スカイツリー1本の途中くらいまでは作れそうな金額でした。
契約金はさておき、彼らのインタビューは日本のアメリカのマスコミの場合は日本語通訳が付きで行われます。ということは英語ではできないということなんでしょう。ネットでは、いや大谷は実は英語はペラペラだという声があります。あるいは野球は個人的な競技なのでそもそも英語を話す必要はない、なんて声もあります。
試しにYouTubeで大谷の「実は大谷は英語ペラペラ」とする英語インタビューを見てみました。英語ができるという点では確かに少しはできます。でもいわゆる3語英語レベルに過ぎず長いインタビューに関しては聞き取りももちろん発話もできていません。英語ができない人から見ると3語くらいからなる短いやりとりができるとペラペラだと思ってしまいがちですが、そのレベルではきちんとしたコニュニケーションはできません。
日本人メジャーリーガーであった野茂、イチロー、松井・・・あともっといたと思いますが名前がでてきません・・・が流暢な英語でインタビューを受けている場面は見たことがありません。海外で活躍するサッカー、バスケット、卓球選手らは皆現地のことばでインタビューされて現地のことばで話しています。卓球の石川佳純選手もとても流暢な中国語を話しますし、モンゴル人力士の優勝インタビューで通訳がついていたという場面はみたことがありません。
どうして日本人メジャーリーガーだけ英語インタビューができないのか?考えられるのは周りがいろいろお膳立てしてくれるのでそもそも英語を身につける必要がないからでしょう。ではなぜ野球選手だけにそういう環境があるのかがよくわかりません。ひねくれた私なんかはそこにゆがんだものを感じてしまいます。スポーツ選手に限らず、音楽家でも海外で勉強したり活動したりしている人はなまりの強弱はあるにしても必ず外国語のコミュニケーションくらいはできるものですが。政治家間の微妙な話ではないのですから。Why, Japanese major leaguers?