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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

HPにアップしました(1)

2025年08月15日 19時32分43秒 | 音楽系

5月のリサイタルのために太田伊都子さんに作曲して頂いた曲をHPにアップロードしました。

曲は4つの楽章からなる「追想の情景から」という曲です。

1.茜色の空に向かって泣く鳥を見た( I saw a bird lamenting toward the crimson sky )

    前半はゆったりとした自由な歌が続きます。一旦属和音で終始して、その後とてもアクティブなフレーズが続きますが、その途中ふと息を抜くようなフレーズが入りまた激しいフレーズが続きます。そして少しテンポを落としコーダに入りアーメン終始で曲を終えます。

2.天鵞絨の風に揺れた( Swayed in the velvet breeze ​)

 ヘ長調で始まるモノローグが時折ヘ短調の影を見せながら進みます。そしてテンポを落として天鵞絨の風のような爽やかなダンスが始まります。そしてそのダンスが一旦中断して、今度はアップテンポで沢山の非和声音を華麗に散りばめた無窮動ダンスが続きます。そのダンスが終わると心拍を整えるような結びのフレーズが続き和声的短音階のフレーズを経てヘ長調で終結します。

 


秋の虫

2025年08月14日 21時06分05秒 | 日々のこと

夜、雨戸を締めようと窓ガラスを開けましたら虫の鳴き声が聞こえます。

この奥のどこかで虫が鳴いています。リズムは三連符です。

この後雨戸を1枚閉めましたら、その音に気づいたからかピタっと鳴き声が止まりました。2枚目の雨戸をそっと出来るだけ音が少なくなるように閉め終わって、雨戸に耳をあてて聞いていたらまた鳴き始めました。

もう一度雨戸をそっと開けて見ましたら、今度は鳴き止むこと無く三連符が続いています。すると少し高い音でメトロノーム50くらいの速度の虫の音が合奏に加わってきました。

そのままそっと雨戸を閉めてもその2重奏は続いていました。

明日は暑くなるという予想ですが、季節はもう秋の気配を見せつつあります。

 

秋の虫 負けじと合わせる 二重奏

 


お墓参り

2025年08月13日 19時47分09秒 | 日々のこと

お墓参りに行って来ました。ウチの墓は市内にある高校のすぐ下のDD寺にあります。寺の敷地は大きな断層が4段くらい続いているところにあり、DD寺がその断層の一番下、その上が高校のテニス場、もう一つ上が高校の敷地で運動場と校舎・体育館などがあり、そしてその上の段に住宅があります。それぞれに2mくらいの崖があります。

ほうずきと一緒にお花を供えました。今日あたりがお墓参りのピークになるためか、スーパーのお花売り場に長い列ができていました。

実はこの写真の正面に本堂がありましたが、建て替えが始まったために今はこんな状態です。

DD寺は元は旧市街の東海道筋にあったそうですが、「近隣での度重なる兵火、劫掠、風水害の難を受けたのを機に尾張松平家に乞うて現在の地に堂宇を移築造営し今日に至った」とHPにありました。時に17世紀前半でしたが、さすがにその時に建てられたお堂は今では痛みも激しく立て替えになりました。桑名空襲にも奇跡的に焼夷弾の被害がなかった本堂ですが、寄る年波には勝てずその役を終えました。

完成したあかつきにはこんな感じになるそうです。

バリアフリーを意識した造りになるそうで、本堂に上る階段も三分の一くらいになっています。


風のたよりに

2025年08月12日 14時01分32秒 | 音楽系

11月30日に名古屋の楽器店「ミューズ音楽館」設立20周年記念コンサートがありますが、そのときの講師演奏会で少し時間をいただけることになりました。そこで「風のたよりに」という「最新作」を演奏する予定でいます。

この曲は実は2020年4月に計画していた3回のコンサートで弾く予定でしたがコロナ禍で中止になり、そのうち1回だけは限定のコンサートみたいな形で演奏したもののあとふたつに関しては完全中止、別の形での実施に相成りました。

「風のたよりに」はこれらのコンサート用にということで作曲しました。私、ちょこちょこと作曲していますが、人から頼まれるとすぐアイデアがわいてくるタチで、昔ゲーム音楽の依頼の電話を受けているときにもう曲のアイデアが出てきた程でした。いつも頭の左上にいる私のミューズがそうして音楽を伝えてくれるのです。ですから自慢ではないですが、私は仕事はとても早いです。ここ何年かはSibeliusを使っているので更に早くなっています。

ここでいう「人に頼まれる」というのはギャラが多いか、ギャラは安くても場合によってはノーギャラでも沢山の人に聴いてもらえるということなんですが、そういうことがないと私のミューズは何も私に音楽を教えてくれないのです。

ですから基本的に自分用に演奏する曲に関してはほとんどアイデアが浮かびませんが、「風のたよりに」に関してはタイトルも楽想もすっと出て来てあっという間に曲の概形が出来上がりました。そうなった理由はよくわかりませんが、自分のために作って作曲料をもらえるわけではないので、この曲はきっと沢山の人にぜひ聴いて頂きたいと私のミューズ様がプレゼントしてくれたのではないかと思います。

興味のあるかたは11月30日(日)名古屋市の電気文化会館「ザ・コンサートホール」にぜひお越しください。


F56前期型→F56後期型(3)

2025年08月11日 12時35分32秒 | 日々のこと

1500ccのディーゼル版は2度目のマイナーチェンジを受けていますが、2000ccのディーゼルは2度目のマイナーチェンジは受けていません。さらに2020年3月以降に生産の2000ccのディーゼル車は仕様変更を受けトランスミッションが6ATから8ATに変更されています。

件のMINI Cooper SD 3doorは2020年の12月に登録されていますので、いわば最終バージョンの8ATの2000ccディーゼルで、この仕様はわずか2年余りしか生産されていない稀少なモデルであることがわかりました。

8ATの2000ccディーゼルと言えば我が家のもう一台のMINI、F60クロスオーバーも同じエンジンです。このエンジンはトルクが低速から出て街中でも高速でもとても扱いやすいエンジンです。クロスオーバーが1540kgに対してこのモデルは1310kgで何と230kgも軽い!大人4人分以上軽いこのモデル、とても軽快に走るに違いありません。軽さは正義です。

しかしこんな稀少なモデルに一発で巡り会うとは!しかも極上品です。まぁそれだけにお値段は少し高めでしたが、これはもう運命だと思って即決するしかありません。(笑)

実はこの物件は店に入ってきたばかりだったのでまだ購入希望の方はおらず無事契約に至ることができました。

お盆をはさんでいることもあり、納車は8月31日です。


F56前期型→F56後期型(2)

2025年08月10日 14時22分44秒 | 音楽系

走行距離は何と12700kmです。5年弱でこの距離ということは年間走行距離は3000kmを切っています。タイプ名の最後にSDとあるようにこの車はディーゼル車です。走行距離を月単位になおしますと230kmですからチョイノリが中心かも知れません。

そのあたりを店の人に尋ねてみました。ドラレコの履歴を見てもらったそうですが、一回の走行距離は結構長いことが多かったそうでチョイノリを繰り返してわけではなくエンジンの調子は良いとのことでした。

2014年に第3世代前期型が発売されたF56タイプのミニは実は2度マイナーチェンジが行われています。2018年に1回目のマイナーチェンジが行われ、テールライトがユニオンジャック柄に変わりました。ディーゼル車は2014年のフルチェンジ時からラインナップされていたわけではなく、2016年に追加されました。

調べてみると何か細かい仕様変更が何度も行われているようで、この2020年発売のMINI Cooper SD 3doorに限って言うと、2016年発売された4気筒2000ccディーゼルエンジンを搭載したモデルのマイナーチェンジ版ということになります。実はこの2000ccバージョンは2021年の2度目のマイナーチェンジは行われておらず、後期型ということになり結構稀少なモデルです。

 


F56前期→F56後期(1)

2025年08月09日 19時47分20秒 | 日々のこと

三重県のちょうど真ん中に位置するミニのディーラー「MINI津」に行ってきました。お店の読み方は「ミニツ」では「ミニツウ」(ウが一番高い)です、多分。

とある事情で11年間14万キロ乗っていたF56前期型を乗り換えることにしました。最新の第4世代F66にするか、そこそこの年式の中古にするか迷っていましたところ、「MINI津」に行けばいい中古物件が見つかるかも知れないということなので出かけた次第です。

店内に展示されている中古車を見ましたが、やはりどれも年式感は否めません。特にF56系はライトのカバーが上向いているせいか紫外線の影響を受けて細かい白い筋が入っているのがほとんどです。ウチのF56前期型なんかもう相当重症の白内障です。我が家のもう一台のミニF60はライトが上を向いていないので、8歳になりましたがまだ白内障にはなっていません。3ドアあるあるのひとつなんでしょう。

2年落ちの5ドア車で白内障になっていないのがありましたが、でもこちらは新車とそう変わらないプライス。これを買うなら新車ですねぇ。それにそもそも3ドア車が欲しいのですし。

さらに見ていくと、何と3ドアで白内障になっていないし、タイヤもほとんど減っていない物件が一台ありました。

2020年登録F56後期タイプ、MINI Cooper SD 3doorです。車検は今年12月まで残っています。5年近く経った個体がどうしてこんなに綺麗なのかとお店の人に聞いてみたら、シャッター付きの車庫で保管していたからだそうです。うーん、これは良さそうです。ただお値段がついていません。これはもう売れてしまったのか?


季節は秋へ

2025年08月08日 23時19分00秒 | 日々のこと

昨日は立秋でした。そのせいか昨日も今日も当地では割と過ごしやすくなってきました。

と言っても昼はまだまだ暑いです。でも今日夕方ジムに出かけようと外に出たら少々生暖かいですが、涼しげな風が吹いてきて気持ちよかったです。

全国的に見ると今日はまだ猛暑の所や大雨の所もあり日本列島の天候はバラバラです。雨不足でダムの貯水率が0パーセントのところもあるようです。

テレビのワイドショーでは異常気象だとわめき立てていますが、少なくとも当地では割と普通のパターンだという感じがします。あくまで今のところですが。

7月の終わり頃はものすごく暑くなり、40度超えの日もありますが、それは長くてせいぜい数日、立秋の声を聞くと気持ち涼しい日も出てくる、これが大体当地のパターンです。そして何年かおきに台風が襲ってきて100年くらいの単位では巨大台風に襲われる、というイベントが重なります。去年は8月中もずっと酷暑が続いていましたが、今年は平年並みといったところでしょうか。

まだ蝉は鳴いていますが、もうぼちぼち寿命が尽きる頃で、そのうち夜には虫が聞こえてきます。


エリオット・カーター

2025年08月07日 20時22分03秒 | 音楽系

カーオーディオで聴く伊福部昭は少々飽きてきましたので、何を聴こうかと思っていると心の奥から「カーター、カーター」という声が聞こえてきました。

カーターとはエリオット・カーターで1908年生まれで2012年に没したアメリカの作曲家です。私は彼が100歳になる頃に作品を知りました。普通いかに元気な作曲家でも100歳になると創作意欲がなくなり曲を書かなくなるものですが、彼は100歳を超えても作曲を続けました。

伊福部昭は1914年生まれでカーターより6歳年下、武満徹は1930年生まれですから更に若いです。カーターは100歳を超えても委嘱が入るという驚異的な生命力を持った作曲家でありました。

20世紀をほぼフルに生きた彼は若い頃はホルストに師事したそうです。彼が生まれた頃はまだマーラーが生きていましたし、ラヴェルも生きていました。ラヴェルなんか亡くなった時はカーターはすでに29歳でしたからよく知っていたはずです。

この頃の作風はまだ機能和声を感じさせますが、その後は12音技法やピッチクラス・セット理論を取り入れた作風に変わっていき、まぁ一般の人の耳にはあまりなじまないサウンドになっていきます。

でもこれって慣れの問題もありますので、ぜひ一度耳を傾けるといいかと思います。ただそのとき注意しなくてはいけないのは、決して「この音楽は何を現しているのか」などと考えないことです。ただひたすら耳を傾けるのみです。美しい桜の花をみたとき、この桜は何を現しているのか?なんて考えないですよね。

分からないから解説を読む、これもいけません。この姿勢はヴァイスでもバッハでもベートーヴェンでもはたまたマーラーでも同じですけどね。

さて、今回はまずMosaicをまず聴いて見ましょう。弦と木管とハープのための曲で、ハープがなかなかかっこいいです。


ちょっと練習不足!

2025年08月06日 20時24分42秒 | 音楽系

暑い日が続くと練習時間がどうしても減ってしましまいます。それではいけないと昨年はBWV1006aのアレンジを進めていたので、7月終わりから8月終わりにかけてはそれほど練習時間は落ちていなかったと思います。

毎日の練習記録をつけていましので、年のため昨年の今頃をみてみましたら、たまに3時間台がありましたが、大体は1時間台でした。まぁコンサートがない時期ですからこんなもんでしょう。

今年はそういう大物の編曲をしていませんので、7月19日の小牧のコンサート以降練習量が少な目です。弾いていない日もありますねぇ。

演奏家はアスリートと同じです。練習しないと思うように弾けなくなってしまいます。コンサートもないのに何を練習するかはヒミツですが、ありふれたことだとだけ言っておきましょう。実は「何を」より「どう」の方が重要ですけどね。