リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

インパクト

2010年07月31日 10時50分19秒 | 音楽系
9月10日のコンサートのリハーサルがぼちぼち始まっています。今回のコンサートはリハーサルがちょっと多め。(*´ο`*)=3 ま、大人数(7人)だし、初めての組み合わせなので仕方ありません。

リハーサルの会場はチェンバロのSさん宅ですが、道が複雑で行くのが結構大変です。(私だけがそう思っているだけなのかも(笑))川を挟んだ向こう側に行くのは難しくないので、いつもそのあたりに路駐しています。

家からだと東名阪高速道路に乗って、某所で降りてあと2回交差点を曲がるだけで到着です。その最期の角を右折したら、大きなトラックが向こうから左折して同方向に向かいます。あとをついていったんですが、そういやこのあたりに物流の会社があったっけ、ということはそのトラックが会社の駐車場に入るので、少し道をふさがれて、こちらはストップ・・・と思っていたら、トラックが道を塞ぎはじめました。狭い道なんです。

ぼーっと待っていたら、トラックの右横っ腹に「るす求追をトッリメの通流」と書いてありました。やりますねぇ。(笑)普通、会社名くらいなら右から左に書くことはありますけど、キャッチフレーズみたいな長いのを書くのは珍しいです。メリットを追求するとこうなる?インパクトあります。(笑)

おっと・・・

2010年07月26日 10時49分45秒 | 日々のこと
今朝体重を測ったら、72キロジャストでした。うーん、最近ちょっと体重が増え気味でしたし、昨日もいろいろ食べたからなぁ・・・月末には9月のコンサートのリハーサルがあるので、ここ最近ずっとシベリウスでパート譜作りに勤しんでいたり、暑いから名古屋のレッスンに車で出かけたりで、体を動かす機会が減っていました。水泳は一日おきくらいには行っていますが、20分程度のゆっくり泳ぎではとても体重減に寄与しるところまではいきません。

世間ではこの時期は夏痩せするといいますが、私は逆で夏太りする傾向にあります。暑いので家でじっとしていることが多くなるし、外出は車を使うことが増えるからです。バーゼルにいた頃は、車もなく質素な食事でしたので、66キロまで体重が落ちました。元は74キロでしたので、8キロの減量です。このくらい落ちると、体が軽くなりスイスイと走ることもできました。

こっちに戻ってきてからは、70キロ前後の「半戻り」状態からなかなか脱却できませんでしたが、この暑さで上の方に脱却してしまいました。(笑)ここ何日かは食べ物を控えて、夏の日差しを浴びて散歩を心がけたいところですが、リハーサルの日は結局部屋の中だしなぁ。鰻も食べたいし・・・(笑)

今日は・・・

2010年07月24日 12時12分25秒 | ローカルネタ
今日は昨日ほどは暑くありませんね。レッスン室に冷房なしでいても汗が出てくることはありません。昨日は、汗たらたらで、パソコンのキーボードに汗が落ちないように気をつかっていました。気象庁のランキングでも朝のうちは残念ながら!?桑名市は圏外でした。

私は生まれ落ちた時がこの時期で超猛暑であったためか、暑い日は好きです。炎天下にセミの声を聞きながら散歩するのはとても気持ちのいいものです。空の色、木々の緑、そして木々の陰の色がとても鮮やかです。私が詩人だったら、この風景を気の利いたことばで表現できるのですけど・・・(笑)

日本一!

2010年07月23日 10時24分32秒 | ローカルネタ
暑い日が続くので、暑さ日本一と言われる多治見市はどんなくらいの暑さなのか、一度行ってその暑さを確かめようと思っていましたが、行く必要がなくなりました。本日9時50分現在桑名市は日本一の暑さです。(^_^)34.9度です。

いながらにして日本一体験ですね。(笑)確かに今日は最近では一番暑いです。北側の部屋の中でも33.5度ありました。今日は駅前に行くとテレビに映りますね。(笑)

その手は桑名のシジミ

2010年07月22日 11時19分35秒 | ローカルネタ
夏真っ盛りという感じですが、このクソ暑い中を散歩するのが、結構好きだったりします。やっぱり夏は暑くなくちゃ。(笑)

通り道に貝Mさんがあったので、ふらっと立ち寄ってシジミの時雨煮(佃煮)を買いました。シジミをカイマスなんちゃって。(笑)桑名市内には時雨煮を製造販売しているお店が何軒かありまして、ほとんどの屋号は貝ナントカになっています。

アピタにも寄ったんですが、銀行のATMに行っただけで食品の買い物はなしです。暑い中、食べ物を袋に入れて歩いていたら、傷んでしまいますので、食品を買うために一旦家に戻り、今度は車でお買い物。ふと思い出したたのが、貝SF(貝Sはいっぱいありますので識別が大変です(笑))で桑名産のシジミを炊いた時雨煮が売っていることでした。さっそくバローの貝SFでゲット。家に帰ってから、利きシジミをしてみましたが、相当違いますね。お値段だけのものはあります。

シジミの時雨煮は普通大体100グラム300円台ですが、桑名産シジミのものだと倍以上の700円近くします。桑名産のものは子供の頃食べたシジミの味で懐かしい味ですね。決して上品ではないですが、ちょっぴりワイルドな貝の香りが口の中一杯に広がります。貝SFのご主人に聞いた話では、300円台のものは中国産のシジミだそうです。桑名の赤須賀で採れたシジミではどうしても700円近くになってしまうとのこと。

中国産はタマリの味と歯ごたえだけで貝の香りは何もありません。赤須賀で採れたシジミのこの風味はもうすっかり忘れていました。昔は漁師町の子どもが自転車に乗って、「しーじみー~どーぉですかー」なんて歌いながら早朝に売りに来たものです。今なら採れたて産直で結構な高級品ということになるんでしょうけど、それを惜しげもなく味噌汁に入れて食べていました。古きよき豊かな時代でした。

地デジ移行

2010年07月19日 12時50分30秒 | 日々のこと
ウチのテレビはまだブラウン管式でアナログです。7月に入ってから、なんかアナログいじめみたいに、とみに画面が狭くなってきました。以前は上下だけが切られていたのですが、最近は左右も切られてしまってます。テレビの画面が2インチくらい小さくなった感じ。

先日の大雨情報のときは、それがさらに小さくなって、映像が映っている部分の面積は、本来の半分くらいでした。ま、それなりに小さい画面にも慣れてきましたが、それがコマーシャルになると突然フル画面!(笑)人を馬鹿にしてますねぇ。スポンサーの意向は聞き、ユーザーの意向は無視です。なんでもこれからもっと小さくなって行くそうな。地デジ移行は分かってますから、余計なお世話はやめてほしいです。

フル画面で何も知らずに見てたら、ある日突然テレビが映らなくなった、そういや今日から地デジ移行やったなぁ、ほな地デジが映るテレビに買えよか、でいいじゃないですか。別に来年の7月24日以降は地デジテレビが買えなくなるわけでもないんだから。ましてやテレビを見ないと生活がなりたたないわけでもないし。

今使っているテレビは、10年くらいに買った東芝製で3万円ちょっとでした。確か名古屋の大須で買った記憶があります。あの頃の大須は、まだ電気やコンピュータの街として活気がありましたねぇ。この3万円テレビ、さすが熟成製品だけあって、全く故障知らずで、色も落ちていません。今までのテレビは10年くらい使っていると色がきれいに映らなくなってきたものですが、完成の域に達していたんですね。

アナログ放送はあと1年ちょっとですが、チューナーだけ買ってモニターはブラウン管テレビをまだしばらくは使ってやろうかなという気になっています。

タダほど・・・

2010年07月18日 11時30分47秒 | 音楽系
随分前にヴァイスのロンドン写本のマイクロフィルムを大英図書館から買って、それからプリント、製本したものを使っていますが、目次がないので常々作ろうかと思って、早何十年。もう大体どの曲がどのあたりにあるかを覚えてしまったので、目次はいらないといえばいらないんですが、先日ネットでロンドン写本の目次を見つけました。

さっそくダウンロードして、印刷しました。念のため目次と中身を確認してみましたら、のっけからミスまくり。(笑)フラウト・トラヴェルソとの二重奏曲の調が間違っていたり、単独曲がその前の組曲としてくくられていたり・・・詳細に見ればもっといくらでも出てきそうですが、アホらしいのでやめました。ま、ないよりましなので、一応写本にははさんでおきましたが。

多分タブを見て何調かわからないレベルの人がこの目次を作ったんでしょう。ネットには無料ですが、レベルの低いというか信頼性の低いものが溢れています。リュートの愛好家の方達は無料だからということで、こういったものをあさっているような人たちもいるようですが、結局タダほどナントカという感じで、最初から信頼できるものを買っておいたほうがいいでしょう。

もっとも中には大変信頼のできる内容のものもあることはありますが、そういうものは少なく、そもそも信頼性があるかどうかの判断が一般の人には難しいです。

インターネットのお陰で、全然フィルターのかかってないリュート情報が溢れていますので、昔より情報のレベルが下がったとも言えます。インターネット普及の前は、信頼できる出版社によるフィルターがかかっていたので、そもそも間違いだらけのものが出まわることはありませんでした。あんまり信頼のおけない出版社であっても今インターネットで手に入るいくつかの楽譜のようにほとんどでたらめと言っていいようなものはさすがにありませんでした。

当たり前といえば当たり前ですが、いいものはそれ相応の対価を払うべきなんですね。インターネットを使えばタダで手に入ると考えるのは大間違い。手に入ることは手に入りますが、それはカスであることが結構あります。って、リスト程度ならタダで正確なものが手に入ると考えた私も我ながら浅はかでした、はい。(笑)

かつて私のHPに楽譜ライブラリーを開設して無料で公開していました。曲数は大してありませんでしたが、中身は濃いものだったと自負しておりました。でも、ちゃんとしたものにはそれ相応の対価を支払うべきだ、という考えをきちんと前に出すべきだと考えまして、結局公開をやめました。有料化も考えましたが、手間がかかるし・・・。ときどきメイルをいただきまして、ナントカという曲の通奏低音のリアライゼーションを楽譜ライブラリーにアップしてくれませんか、なんて書いてありますが、その依頼は間違っています!

演奏ライブラリはほとんどがライブ録音で、あまり録音状態がよくないものが含まれていることもあり、これはこのまま公開を続けるつもりです。昨年録音したCD用の録音は、近々全曲を試聴できるようにしたいと考えています。(曲はバッハのチェロ組曲1番、4番のリュート版と、ヴァイスのニ短調ソナタ(一番有名なやつです))

通訳ガイド規制緩和

2010年07月13日 14時00分45秒 | 日々のこと
通訳ガイドが資格なしでできるようになるそうです。有料の通訳ガイドは国家資格のある人しかできなかったんですが、規制緩和ということですね。背景にはアジア系の観光客に対応できる通訳ガイドが不足していることがあるようです。

でもこれって、資格を持って通訳ガイドをしている人にとっては、えらいことですよね。規制緩和に反対するような業界団体ってあるんでしょうか。というかないからこそ、政治的に働きかることができず、規制緩和に動いているんでしょう。

日経の記事を引用しますと:

ツアーを扱う旅行会社は「固有の文化や精神にまで踏み込んだ解説ができるのは、やはり日本に住むガイド。規制が緩和されれば競争でコストも下がるのでは」と期待している・・・

ということですから、要するに通訳ガイド側からすれば、賃金が下がるわけです。こういうことをいろんな分野でどんどん推し進めると、人々の生活が苦しくなり、不幸が増えるわけです。最小不幸社会なんて言っていた人がいましたが、逆行してますねぇ。

先日の「たかじんのそこまで言って委員会」で司会の辛坊治郎さんが、100円で5枚も買えるような安いパンツは売ってはいけない、と言っていましたが、まさしくその通り。(でも結局彼はそれを買ったそうですが(笑))

格安のものというのは、途上国の人々に安い賃金で働かせて作ったり、国内のものだと、労働者の賃金を下げるとか労働時間を増やして(給料そのままで)作るわけですから、格安を追求していくと、どんどん人々の生活水準は下がります。

安かろう悪かろうのものは別にいいと思うんですが、問題は安くていいもの、それもかなり極端に、というのがいけないと思うんですね。スイスに住んでいたときにスーパーのミグロで安い靴下を買ったら、洗うたびに縮んで最終的には半分くらいになった、ということをこのブログの「バーゼルの風」時代に書いたことがありました。お金を出して高い靴下を買いましたが、これは縮まず履き心地もよろしい。物の価値がお金に比例しているわけですが、これは当然のことですし、昔の日本でもそうでした。どこらやの牛丼みたいに、300円を切る値段でまたこれが結構おいしかったりするので喜んでいる、これって何か近い将来にやってくるとんでもない大きな不幸の序章にすぎない、って感じですね。星新一にそういうような内容の作品がありました。何でも飲み込んでくれる穴があったので、人々がそれにいらないものを何でもどんどん放り込んでいたら、そのうちそれらが空から降ってきて・・・というアレです。

さて通訳ガイドに戻りますが、既存のガイドの仕事とプライドを守るために、規制緩和ではなくて、国家試験をもっとどんどん受けさせるようにするというのが本筋ではないでしょうか。今確か通訳ガイドの国家試験は年に1回のみだったと思うのですが、これを年間数回は受験できるようにする。そして教育機関にガイド育成コースを設置すれば雇用も創出されるでしょう。

国家試験が参入規制になるなので規制緩和をする、というのはおかしな論理で、それではそもそも何のための国家試験だったのかということですね。通訳ガイドの質を高くして、日本のことをより正確に外国の人に知っていただくという理念があったはず。そういう地道なことを疎かにしてはいけません。患者が増えすぎて対応できないので、医師を増やすために、医師の国家試験を規制緩和するというのは話にもでませんよね。ということは通訳ガイドの仕事を軽く見られているということです。たちあがれ!通訳ガイド!

またも傘を

2010年07月10日 16時36分51秒 | 日々のこと
昨日名古屋のレッスンに出かけるとき、雨が降りそうだったので、ビニール傘を持ってでかけました。ええ、置き忘れてもいいような安っぽいヤツです。桑名駅まで15分ほどの徒歩ですが雨はまだ降りそうで降りません。

JR快速みえ号に乗って、座った席の手すりに傘をひっかけておきました。通路を挟んだ座席ではおばさん4人組の話が弾んでます。これから名古屋の街に行くみたいで、名古屋は20年振りくらいのようです。まだ地下鉄の名城線が輪につながったことをご存じないみたいで、金山から向こうはどうたらこうたらと言ってました。ちらっと顔を見るとそんなに年配でもなさそうですが、名古屋から離れているので滅多に名古屋に来ることはない人達なんでしょう。乗った列車は快速みえ号ですから、伊勢あたりから来たのかもしれません。

おば様方の話に聞き入っているうちについウトウトと・・・気がついたら名古屋駅でした。慌てて席を経って中央線に乗換です。接続が2分ですので、急いで中央線のホームへ、ギリギリセーフ。

途中から雨が降り出しました。大曽根に到着したときは結構降っていました。これは傘がないと、駅からはずぶ濡れになるな、と手に持っているはずの傘に思いが至ると、手ぶらです。そうです、傘を列車の中に置き忘れてしまいました。またやっちまったです。これで何本目でしょう。(笑)

仕方ないので、駅前のお店で傘を買いました。500円でしたが、お値段の割にはしっかりしたものでした。こんないいものを500円で売ってるから労働者に賃金が回ってこないんだよなぁ、なんて思いながら、置き忘れのビニール傘よりずっと大きく立派な傘をさして大曽根駅から徒歩でした。

続改革案!

2010年07月06日 20時06分37秒 | 日々のこと
NHKが名古屋場所のテレビ中継をとりやめることにしました。何でも全体の60%にのぼる中継中止という意見があり、それも含めて総合的に勘案して中止を決定した人のこと。うーむ、実に残念です。でも何か、NHKが相撲協会を懲らしめる立場にあるみたいな感じもします。いつからそんなに偉くなったのかな?それと民放で深夜にやっていた大相撲ダイジェストはどうするんでしょうね。民放の論理として、NHKが中継しないので確実に視聴率が上がると見て、中止することはしないでしょう。

こうなった以上、今度はまともな提案があります。それは仕切りの制限時間をなくすことです。相撲の仕切りはもともと何度も仕切りを行ううちに、気が熟したときに立会いをするという本来は大変緊張感に満ちたものです。それがテレビ中継すると放送終了枠に収まらないので、仕切りの制限時間を決めたというふうに聞いています。仕切りの制限時間を決めるということは、たまに制限時間内の立会いがあっても、基本的には時間が来るまでは、あまり意味がなく形式化してしまった仕切りを繰り返すだけになります。

仕切りの制限時間廃止で立会いは格段に面白くなると思いますがいかがでしょう?