リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

今日は暑い!

2022年06月30日 18時35分27秒 | ローカルネタ
昨日やおとといはさほど暑いとはかんじなかったんですが、今日はホントに暑いです。3時前に所用で車に乗って出かけたのですが、家を出たとたん熱気につつまれてしまいました。これは40度くらい気温が上昇したときの感じです。でもあとで知ったんですが、公式発表としては36.6度だったようです。

車のハンドルも炎天下に駐車してあったものだから熱くて触ることができません。このようなときに備えて手袋は車内の手の届きやすいところに置いてあります。そういやMINIの前に乗っていたプリウスのハンドルの樹脂部分は炎天下にさらしておいてもハンドルを持てない程には熱くなりませんでした。さすが、暑い地域で作っている車です。

用を済ませたあと、帰宅してからあずきバーが食べたくなったので、近所のスーパーに寄り道しました。



スーパーで買った帰り道に融けてしまわないかと心配でしたが、なんとか無事でした。これだけ暑いとアイスクリームなんかを買いに行くときは保冷バッグを持っていく必要がありますね。天気予報だと明日は名古屋で40度になっていました。これって、伊吹山越えフェーン現象が起こった時の気温です。ということは鈴鹿山脈越えで同様の現象が起こりますので、明日は2018年の最高気温記録39.7度を更新するかも知れません。

テーレマン?

2022年06月29日 14時03分38秒 | 音楽系
テレビの高校講座の世界史を見ていましたら、イスタンブールのことをイスタンブルって言っていました。今は変わっているんですねぇ。いまどきの高校生が私の言い方を聞いたら、「あのジーさん、イスタンブルのことをスタンブールだって。プッ」です。

しかし勝手に変えないでほしいです。昔は〽飛んでイスタンブ~~ル、って歌が流行っていたくらいですから古い日本国民はみんなイスタンブールでしょ。

多分学習指導要領が新しくなった時に変更されたのだと思いますが、どうして変えちゃうのでしょう。一旦定着したのに。原語の発音に近いから変えたのかも知れませんが、どっちみち日本語のカタカナを読むのですから原語とは発音が異なります。現地の発音をできるだけ尊重して、というバカバカしい考えが支配しているのかも知れませんが、例えば英語圏の人はみな英語式の読み方や言い方で通しています。他国や多言語に遠慮なんかしていません。日本語における外国の固有名詞もそれでいいのです。自分式、自国式です。

最近はヒットラーはヒトラー、ネール首相はネルー首相です。ヒットラーもヒトラーもどっちみちHitlerとは全く発音は異なります。この調子で行くとホルボーンはホルブン、テレマンはテーレマンになるのかも。高校生の時、現代国語の先生が「アンデルセンという名前は、将来はデンマーク語の発音に近いアネルソンになっているかもしれません」と予言されていましたが、これは残念ながらはずれました。(ホントはアネスンが一番近い?)

自然に変化していくのはいいですが、学習指導要領や何らかの政治的圧力で言い方を変えてしまうのは不健全です。

ファスト・ミュージック

2022年06月28日 16時06分25秒 | 音楽系
巷ではファスト映画がいろいろ話題になっています。必要なストーリーだけを追った短縮版の映画ですね。2時間かかる映画に、そんな長い時間付き合ってられないということなんでしょう。早送りで見る人もいるようです。

上映に2時間かかる映画は2時間の意味があると思うのですが、映画にはそもそも時間軸と言うのが存在しないのでしょうか。小説でも長い小説を速読で読む場合と、二カ月くらいかけて読む場合がありますが、小説の場合はリアルタイム性というのが映画よりは低いのかも知れません。でも映画だって物語を実時間で追っていくわけではないので、似たようなところはあると思います。

映画と小説がかなり異なる点は、映画は基本ダイアログ(会話)であるのに対して小節はダイアログ(会話)+ナラティブ(語り=地の文)であることですね。小説の早読みに関してはあまり言われることはないのに映画でいろいろ言われるのはこうした違いがあるからなのでしょう。もっとも昨今のファスト映画の場合は製作者や上映者の儲けと直結するだけに問題となっているのでしょう。

では音楽の場合はどうでしょう。マーラーの交響曲第3番が長すぎるというので早送りで聴く人はいないと思います。早送りだと音程が上がるのでそんなものを聴くわけがないと思った方、実はデジタル時代は音程を上げないで速度だけ上げるということを可能にしています。といってもやはりそんなものは誰も聴かないと思います。音楽の場合はテンポ自体に意味があるので、普通1時間30分かかる作品はどんな解釈をしても1時間にはなりません。

私は分厚い写本に書かれている曲のタブを見て頭の中で音楽を再生し曲探しをしますが、この時は少し遅めにしたり適当にはしょったり飛ばしたりと多少連続的な時間性は薄れる感じがしますが、それでも何らかの時間軸を頭の中で設定しているのには変わりはありません。音楽では本質的にファスト・ミュージックはあり得ません。

でも今はデジタル再生の時代、再生表示バーをプチっとクリックすれば簡単に先の部分を聴くことができます。へったくそな演奏で前半の繰り返しがあったら、同じ長さくらい先の所をクリックして後半を聴き、それもしょうもなかったら聴くのを止めるという聴き方も可能でしょう。少なくともレコードとかCDプレーヤーで聴いていた時代ではそういうことはできなかったし、ある程度できたとしても操作がいちいち面倒なのでしなかったはずです。でもタブレットやPCで音楽をストリーミングして聴く場合だと、いくらでも簡単に聴きたいところだけを選んで聴くことができます。現にギターのリフを飛ばして歌のところだけ聴くと言う聴き方もあるらしく、ギタリストや楽器プレーヤー、編曲家は嘆いていることでしょう。音楽でもファスト化がすでに始まっているとも言えます。

でも映画でも音楽でもこの傾向が進む先は・・・

VARIETIE OF LUTE-lessons 邦訳版原典表紙

2022年06月27日 18時45分22秒 | 音楽系
原典の表紙は、もとの英語と同じようなレイアウトで訳文を配置してみました。



原典の雰囲気がでるよう、フォントの比率も原典と大体同じような感じにしてみました。

原典の図版が微妙に歪んでいるので少し修正してみましたが、そもそもイラストの角が90度になっていないので、下を平行になるように合わせても上の方が合わない、上で合わせるとしたが合わない、といった具合でどの辺にするのかがなかなか難しいです。これはあとに出てくるタブの例でも同様です。まぁ見た感じで一番歪んでないようにするのが一番いいと思います。原典の原版はきちんとしていても印刷した段階で少しずれてしまったという場合もあるでしょうから。

こんな感じで原典にある図版は全て使う予定ですが、ブサールの論文にある頭注をどうしようかはちょっと思案中です。頭注といって実際の注ではなく、論文の表題であるNecessarie Obseruations belonging to Lute-playing をNecessarie Obseruations とbelonging to Lute-playingの二つに分けてそれぞれを見開きの左ページと右ページの上に表記して、その下にアンダーラインを引いただけのものです。

これらがあればオリジナルの雰囲気が出るのですが、本文の文字の大きさを12ポイントにしたのでレイアウト的に少々きつくなる感じなってしまうので現在思案中です。この頭注を8ポイントくらいの小さい字で入れるのも手かも知れません。

憲法改正論議!

2022年06月26日 15時56分16秒 | 日々のこと
今日のお昼のNHKニュースで、午前中に放送された「日曜討論」の中で各政党が掲げた憲法改正に関する発言をまとめて放送されていました。「日曜討論」を日曜の朝っぱらから見るのはなんとなく鬱陶しい感じがしますので(NHKさん、ごめんなさい)、その時間は漫才師がMCをやっている民放番組を見るとか、新聞を読んでいるとか、音楽を聴いたりしています。

件のニュースをざっと見た感じでは、自民党、公明党、日本維新の会、NHK党は憲法改正に前向きで、立憲民主党、国民民主党、社民党、共産党はそうではない感じでした。ただ憲法改正に賛成でない各政党も濃淡があるみたいです。

共産党は9条を守る!でそこから先は思考ストップです。もちろん共産党の方はそこから先も思考しているはずですが、一般国民に思考ストップせよと言っている感じです。年配の方で若い頃左派的な考え方が革新的だと思っていた方は影響されてしまうかも知れません。ちなみに若い世代の中には共産党は保守政党だと思っている人が結構いるみたいです。

興味深かったのは立憲民主党。憲法改正よりその前に格差是正など今もっとやらなくてはならないことがある、とおっしゃっていましたが、これってこの二つを並べることはおかしいですよね。町内会の議論で、街灯を設置する議論をしているとき、そんなことよりドブ掃除をせなあかん!と言い出すのと同じです。この党に政権を委ねるのはとても無理です。

私は学生の頃はノンポリで大学がストライキをしたときも喜んでウチで昼寝したりしていましたが、今もほぼ同じで特定の支持政党はありません。でもかつての民主党政権では、内政、経済、外交など全ての面においてホントにニッポンが崩壊するのではないかというくらいの危機感を感じました。チコちゃんに叱られるじゃないですけど、ボーっと生きていてはいけません。

怪しいメール?

2022年06月25日 21時27分43秒 | 音楽系
「パスワードリセット受け付けました」とするメールが来ていました。何のパスワードかわからなかったのでメールを見てみましたらJRE POINT WEBサイトのものです。さらにメールは続きます。

「以下のURLにアクセスし、手続きを完了してください」

とあり、その下にURLが書いてありました。

パスワードのリセットをした覚えがないので、不審に思いましたが、

※JRE POINT WEBサイトにご登録いただいている方にメールを送信しています。
お心あたりの無い方は、下記よりご連絡をお願いいたします。

とあるのでそのURLにアクセスしましたら、「メールでのお問合せ」「会員情報の変更・修正に関するお問い合わせ」とありそれらをたどっていきますと、こちらが登録しているJRE POINT番号とSUICA ID 番号を入力する画面が現れました。

これはおかしいです。普通このテの変更では、まず自分のアカウントにアクセスして、向こうの画面でこちらの登録情報が表示され、その上で必要な情報を変更していきます。画面が促している内容を入力するということは、こちらの情報をまるまる教えてしまうことになります。

そこで、ネットで検索してみましたら「不審なメール・サイトにご注意」というのがあり見てみましたら、最近この手のフィッシングメールが確認されているので注意を促す内容でした。やっぱりそうかと思い、少し読んでいくと安全なサイトのURLの中に件のメールから辿っていたURLがありました。ということはこのメッセージ自体もグルなのか?巧妙な二重フィッシング?どれが本物かわかりません。こういうのを確実に見分ける方法はないものなんでしょうか。


ガソリン価格

2022年06月24日 14時22分12秒 | 日々のこと
日本でも値上げが相次ぎ生活に影響が出ていますが、私が若い頃の狂乱物価に比べるとまだそれほどでもないような。私の大学の学費なんか物価連動のスライド式だったくらいでしたから。昔のインフレを知っている年配の人ならそれほど動じてはいないかも知れません。

アメリカではインフレ対策がバイデン政権の生命線みたいになっていて、インフレ対策に必死です。今アメリカのガソリン価格はどのくらいか、アメリカ在住の人に聞いてみましたら、1ガロン$5.78くらいだそうです。(カリフォルニア州の田舎のスタンドです)

日本式に計算しなおすとリッター207.4円になります。これは高いですね。資源エネルギー庁の6月20日のデータによると日本の平均燃料価格は;

レギュラーガソリン 173.9円/ℓ
ハイオク:181.0円/ℓ
軽油:153.7円/ℓ

ウチの近所の安売りセルフスタンドだと軽油ですけど139円でした。アメリカでは軽油の税金が少ないということはないそうで、レギュラーと同じくらいの値段らしいです。こうしてみると日本の自動車燃料価格は安いですねぇ。これは岸田政権施策で、国からの補助金が石油元売りに出ているからなのはご承知の通り。この補助金はリッター40円くらい出ているそうですからもしこの施策がなかったらアメリカより高くなりますね。

少し前までのアメリカのガソリン価格は日本式に言えばリッター100円行くか行かないくらいでしたから、アメリカでガソリンがぶ飲みする大排気量車に乗っている人たちは車の燃料代の支払いで青息吐息になっていることは想像に難くありません。

アメリカ以外の国でもガソリンだけではなく物価が上がっているらしいですが、日本はまだマシな方なんでしょう。岸田さん、ちゃんとやってるみたいですがあまり褒められませんねぇ。なんでなんでしょう。(笑)



VARIETIE OF LUTE-lessons邦訳版表紙

2022年06月23日 22時02分46秒 | 音楽系
Robert Dowland のVARIETIE OF LUTE-lessons、邦題「とりどりのリュート曲撰」の表紙はこんな感じになります。



まだ文字のレイアウトなどは確定ではありませんが、あくまでも邦訳なので表紙は日本語です。原著の出版年をどこかに入れたいのですが、いい場所を検討中です。

そして表紙をめくると同じものが中表紙として現れます。中表紙の裏はブランクでその右ページに「はじめに」として訳者と監修者のことばが来ます。

今回きちんと書籍の形をとるにあたり訳を精査しておりますが、実はこれを今回大橋通一(おおはしみちかず)氏にお願いしています。大橋氏は英語研究の泰斗であらせられますが、完全に在野の方なのでネットで検索しても全く何も出てきません。しかし信頼に足る方ですので、安心してまかせることができました。私の方は訳の土台を作り注釈作りの作業に携わりましたので、監修者として名前を出すことにしました。

「はじめに」のあとに目次と凡例が続きますが、これらはその後のページが完成するとともに書き足していくことになります。

MINI Crossover Untamed Edition

2022年06月22日 15時48分24秒 | 日々のこと
国内の自動車メーカーもついに値上げの動きが出てきました。と言ってもまだまだ慎重でトヨタなんかはまだ値上げに踏み切れないみたいです。でも外車は平気でバンバン値上げしています。

我が愛車のミニクロスオーバーは5年前にフルチェンジして、それ以降1回マイナーチェンジを受けています。でもお値段の改定は2回行われ結構お高くなってしまいました。先日もクロスオーバーの特別仕様車が出たというのでDMが届いていました。いろんな装備がついてボディーカラーもなかなかかっこいい感じですが、お値段を見てびっくり。私のと同じグレード(Cooper D)でほぼ500万!上級のCooper SD All 4 だと550万超えです。通常モデルより50万くらいお高いとは言え、ついにここまで来ましたか。

その特別仕様車のお名前は Untamed Edition と言うそうで、untamed は「飼いならされていない」という意味がありますので、ワイルドな感じがするクルマということなんでしょう。

MINI Crossover Untamed Edition

最初は Unnamed Edition に見えたので、なかなか意味不明のミステリアスなネーミングだ、さすがミニだなと感心をしていましたら違っていました。(笑) untamed は抑制が効かないという意味もありますので、お値段も抑制が効かなかったのでしょうか。

VARIETIE OF LUTE-lessons 版組&レイアウト

2022年06月21日 14時34分15秒 | 音楽系
確か2週間くらい前のエントリーだ-ったと思うのですが、2年程前に翻訳したRobert Dowland のVARIETIE OF LUTE -lessons のレイアウトを始めたことを書きました。その中でひと月もあれば余裕でしょう、なんて見通しを書きましたが、実際に進めてみるとまず無理だと言うことがわかってきました。

出版用に版組とレイアウトをするにあたって翻訳を見直しながらの作業です。訳文が分かりにくかったりするか所は分かりやすい表現に改めています。そのためにはまた原著を読まなくてはなりません。さすがにOED(オックスフォード英語辞典)はもう必要はありませんが・・・

注釈も表現を改めたり、新たに書く加えたりと、一旦終えたはずの翻訳にかなり手を加えています。さらに原著がフォリオサイズの用紙を前提としたレイアウトで、側注や側見出しもあるので、それをA4に収めるにはどう組んだらいいかとか文字の大きさはどのくらいがいいのかなど試行錯誤しながら進めています。

本当は一般書籍のサイズくらいがいいのでしょうけど、タブ譜もありますので、あまり小さなサイズというわけにもいきません。ですので、本としては少し大きいですけどA4で制作することにしました。

ということで見通しとしては8月一杯くらいはかかるかも知れません。