26日はフランス・バロック音楽、チェンバロとロトラヴェルソ・フルートの調べというタイトルのコンサートでした。テオルボもガンバも入っていましたし、カプスベルガーもバッハも演奏しましたので、全くタイトルとは異なる内容の演奏会でしたが、演奏はすばらしかったので、よしとしましょう。
この日の演奏会は地元の出身の方がいないので、ちょっと聴衆は少な目でした。こちらも宣伝不足だったみたいです。地元のリュートやトラヴェルソやチェンバロやガンバの愛好家が大挙しておしよせてもよかったのになぁと思います。もったいないことです。
チェンバロの脇田英里子さんとヴィオラ・ダ・ガンバのMargaux Blanchardは2004年からバーゼル・スコラ・カントルムで勉強している人たちです。個人的には1年間ご一緒させていただきました。脇田さんは、英語の勉強意欲がとても高く、私は専属の英語教師を仰せつかっていました。(笑)Margauxは入学当初から美貌と凄腕のガンバ奏者としてすでに評判だった人です。
脇田さんの演奏は残念ながらソロはありませんでしたが、とてもしなやかに歌っていたいい演奏でした。スコラに入学した頃は、若干音楽に固さが見られましたが、ずいぶん成長したものだと思います。使用していた楽器もとても豊かな音量できれいに響く楽器でした。リュートはいろんな楽器を同じ場所で弾き比べが可能ですが、チェンバロはそれがなかなか難しい楽器です。宗次ホールで何回かチェンバロの音を聴いたことがありますが、脇田さんが演奏した楽器は比較にならないくらいいい楽器でした。それが彼女の充実した演奏と相乗効果をもたらしたのは言うまでもありません。その楽器製作者の名前を彼女から聞いていたのですが、今ちょっと思い出せません。確か、ヨーロッパの人のようだったですが・・・(笑)
テオルボのThomas Dunfordは弱冠21歳(もう1歳若かったら文字通りの弱冠です)、スコラには18歳から学んでいるという逸材です。まだ少年の面影が残る面立ちながら、繰り広げる音楽はすでに大家を思わせます。うーむ、まだ21歳でこの充実ぶり、天才というのはこういうものなんでしょうねぇ。彼を見ていると、スコラのリュートクラスで私と勉強していた人たちが普通の人に見えてきます。
終演後話をしましたら、彼のお父さん(リュート奏者です)と今村泰典さんとはよく知っている間柄で、彼が小さいときによくアイスクリームを食べさせてくれたと言っていました。彼の使っていた楽器が、モーリス・オッティガーでしたので、何年製と訪ねたら2007年生だとのこと。私のと同じです。2007年の6月にモーリスの工房に行ったときに、ほぼ完成したテオルボが1台ありましたが、それが彼の楽器だったのかも。
彼曰く、「先生も共通だし、今村さんもよくご存じだし、テオルボまで同じ製作家、なんかすでに共通点が多いですね」ほんとにそうですね。ええ、こんなおっさんですが、これからもよろしくおつきあい下さい。
この日の演奏会は地元の出身の方がいないので、ちょっと聴衆は少な目でした。こちらも宣伝不足だったみたいです。地元のリュートやトラヴェルソやチェンバロやガンバの愛好家が大挙しておしよせてもよかったのになぁと思います。もったいないことです。
チェンバロの脇田英里子さんとヴィオラ・ダ・ガンバのMargaux Blanchardは2004年からバーゼル・スコラ・カントルムで勉強している人たちです。個人的には1年間ご一緒させていただきました。脇田さんは、英語の勉強意欲がとても高く、私は専属の英語教師を仰せつかっていました。(笑)Margauxは入学当初から美貌と凄腕のガンバ奏者としてすでに評判だった人です。
脇田さんの演奏は残念ながらソロはありませんでしたが、とてもしなやかに歌っていたいい演奏でした。スコラに入学した頃は、若干音楽に固さが見られましたが、ずいぶん成長したものだと思います。使用していた楽器もとても豊かな音量できれいに響く楽器でした。リュートはいろんな楽器を同じ場所で弾き比べが可能ですが、チェンバロはそれがなかなか難しい楽器です。宗次ホールで何回かチェンバロの音を聴いたことがありますが、脇田さんが演奏した楽器は比較にならないくらいいい楽器でした。それが彼女の充実した演奏と相乗効果をもたらしたのは言うまでもありません。その楽器製作者の名前を彼女から聞いていたのですが、今ちょっと思い出せません。確か、ヨーロッパの人のようだったですが・・・(笑)
テオルボのThomas Dunfordは弱冠21歳(もう1歳若かったら文字通りの弱冠です)、スコラには18歳から学んでいるという逸材です。まだ少年の面影が残る面立ちながら、繰り広げる音楽はすでに大家を思わせます。うーむ、まだ21歳でこの充実ぶり、天才というのはこういうものなんでしょうねぇ。彼を見ていると、スコラのリュートクラスで私と勉強していた人たちが普通の人に見えてきます。
終演後話をしましたら、彼のお父さん(リュート奏者です)と今村泰典さんとはよく知っている間柄で、彼が小さいときによくアイスクリームを食べさせてくれたと言っていました。彼の使っていた楽器が、モーリス・オッティガーでしたので、何年製と訪ねたら2007年生だとのこと。私のと同じです。2007年の6月にモーリスの工房に行ったときに、ほぼ完成したテオルボが1台ありましたが、それが彼の楽器だったのかも。
彼曰く、「先生も共通だし、今村さんもよくご存じだし、テオルボまで同じ製作家、なんかすでに共通点が多いですね」ほんとにそうですね。ええ、こんなおっさんですが、これからもよろしくおつきあい下さい。