リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ノートン

2007年11月29日 13時14分50秒 | 日々のこと
ノートパソコンを開けてみましたら、ノートンがあと5日で切れます、って出てきました。最近、あと20日とかあと8日とか出てきてますので、今日は更新をやっとかんといかん、と思い早速更新の作業を。

手続きに入りますと、どれにするかメニューが出てきました。別の今のままでいいので、ポンポンポンとスリーキーくらいで更新が完了できるといいんですけど、一応眺めてみました。私はアンチ・ウィルス2006でしたので、それの新版のアンチ・ウィルス2008にすることにしましたが、上位版というか拡張版のインターネット・セキュリティにしてみようかなとちらっと思いました。でもまぁやたらと機能を多くしてシステムを遅くするのもなんだし、きっぱりとアンチ・ウィルス2008です。

ラジオ・ボタンをクリックして、アンチ・ウィルス2008を選択すると、画面にドーンとインターネット・セキュリティの絵が。気が変わったらインターネット・セキュリティを選びませんか、という誘導です。うっとーしーなぁと思いつつ、先に進みます。

今度は作業をオンラインで専門家がいろいろ手伝ってくれるサービス「ノートンPCエキスパート」のサービスは如何?と出てきました。なかなか商売っけたっぷりです。当然これもパス。

次にやっと合計金額の所にたどり着きました。合計金額を見ると、少し多いので変だなと明細をよく見ると、「1年間再ダウンロードサービス」のところが購入点数1になっています。なんだこれはと思って、下の方を見ると、「1年間再ダウンロードサービス」をご希望でない方は、取り消しをクリックしてください、と小さい字で書いてあります。これって別にこちらから希望したわけではないのに、購入希望欄に自動的に書き込まれているわけですが、こういうやり方って公正取引法か何かにひっかかりません?あまり考えず出てきた通りにクリックしてしまう人もいるんじゃないでしょうか。で、これも当然削除をクリック。

というわけで、いくつかの難関(笑)をくぐり抜けてやっと注文を終えダウンロードしてインストールしました。しかしノートンって斯界では大手のソフトハウスですよね。こういうやり方ってあまり公正でないような気がしますが、ま、そんなことを言ってたらカネは儲かりませんって声が聞こえてくるような。(笑)

クローズアップ現代

2007年11月28日 11時20分36秒 | 日々のこと
NHKのクローズアップ現代で団塊の世代の第二の人生が狙われる!というのをやっていました。晴れて退職し、悠々自適の生活を謳歌しようと、海外長期滞在・移住や自費出版をしようとする人たちを食い物にする輩がいるというのです。私はいわゆる団塊の世代よりは少し前の世代に属しますが、なんか身につまされる思いで見ていました。

私自身よく似たことをすでにしてきたわけですが、何も被害に遭わなかったのは、仲介する業者に頼らず自力でやったからだと思いますね。もっとも私の場合仲介してくれる業者なんていてくれるはずもなく、自力でやらざるを得なかったからなんですけど。逆に考えると、自力でできるかどうかが海外での長期滞在や移住が可能かどうかの目安になるような感じがします。世の中にはあやしいヤツがいっぱいいますから、罠がいっぱい仕掛けられていると思った方が無難です。

自費出版も考えたことがあります。20年くらい前なら私のような経歴って結構珍しく、本になったらそれなりにみなさんに読んでいただけるんじゃなかと思います。実際50歳くらいで学校の教員を辞め、1年間ドイツにホームステイしながら現地で日本語を教えた人の本が出版されて読んだことがあります。

けど、今ではそのくらいではそう珍しくもなく、ましてや本にする程でもないって感じなんですね。実際、某出版社に企画を持ち込んでみましたが、ニベもなく断られました。この出版社は良心的だから、ボツにしたんでしょうけど、NHKでやってたのは、ヨイショして多額の出版費用を出させた事例でした。

本にしてもまず売れない(ことがわかった)し、自費出版は経費がかかりすぎるので、ブログにしたわけです。これなら経費はほとんどかかりませんしね。毎日(かどうかわかりませんが(笑))読んで頂いている皆様には本当に感謝します。急に専門的な話になったり、話題があちこち飛んだりで、読みづらいところがあるかもしれませんが、これからもおつきあいの程を。でも本という物理的な形にしてみたいという気はまだ残ってはいるんですけどね。(笑)

古いCD

2007年11月27日 12時45分17秒 | 音楽系
12月1日のバロック音楽講座で演奏する予定の、アリアンナの嘆き(モンテヴェルディ)という曲を久しぶりにCDで聴いてみました。演奏はムジカ・アンティカ・ケルン、ソプラノはキャロライン・ワトキンスです。このCDはかつてLPレコードで一旦出たものをCD化したという、CDが出始めた頃によくあったパターンです。録音は1980年ですから、もう30年近い昔です。

聴いてみて、うーん、と唸りました。いえ、名演に感動したわけではなく・・・(笑)時代というものを感じてしまったからです。80年代の始め、というか70年代の古楽ってこんなんだったんだなぁ、って感じです。歌いかたが、力が入っていて、なんか一昔前のオペラ歌手の感じが残っているみたいな。

他の曲も聴いてみましたが、テナーのナイジェル・ロジャースなんか悪くはないんですけど、随分モダンっぽく感じましたねぇ。彼はダウランドなんかのLPも出していて、よく聴いたんですけど、聴いていた当時(70年代はじめ頃)は、古楽~って感じだったんですけどね。ま、当時古楽と言えるのがそれしかなかったですから。

アーノンクールのバッハカンタータシリーズなんかも、歌も楽器も時代を感じさせてしまいます。私の個人的感想ですが、声楽の分野は古楽に目覚めたのが楽器より遅かったですから、古い録音はどうも今ひとつです。楽器の場合は、30年くらい前のものでも結構いけるものもありますが、だめなのは話にならんくらいだめです。ま、後者の場合は、当時でも「なんとかならんかいな」と思って聴いていましたが。(笑)前者の例は、リュートの場合は、ホプキンソン・スミスとかナイジェル・ノースの演奏です。あ、ヤコブ・リンドベルイの古い録音もなかなかいいですね。古楽の演奏は70年代から随分変化したが、古楽における楽器・楽譜などの研究の発展状況にかかわらず昔から上手い人は上手かったということです。

バージョンアップ

2007年11月25日 12時10分10秒 | 音楽系
楽譜作成ソフトのSibeliusがバージョン5になるそうです。Sibeliusはアンサンブルのスコアを作るときにはずいぶんお世話になっているソフトで、今回は音源関連が随分洗練されているみたいなので、バージョンアップをしようかなと思っています。楽譜作成の基本部分は逆にあまり変わっていないみたいですので、ちょっと迷いましたが、古楽系の装飾記号なんかも増えているようだし、この際ということで。(笑)

私が使っている音楽系のソフトでは、DAW(Digital Audio Workstation)のSonarもバージョンアップです。なんか重なるもんですね。こちらは録音とかシンセサイザを使った音楽の制作に使っていますが、なかなかいいソフトです。でも今回は見送りです。そもそもDAW(例えば、Digital PerformerとかLogicとかCubase)はどれも20年以上のバージョンアップを続けていて、みんなほぼ完成の域に達しているので、バージョンアップしてもあまり変わり映えしないんですよね。

DAWは、数年前までLogicを使っていまして、これとAcidなんかを使って音楽制作の仕事をちょこちょこやっていた時期がありました。数年前Logicを開発していたEmagicが突然アップルに買収されまして、この関係でWindows版の開発が停止になりました。よりにもよってアップルに買収されなくてもいいのにとその時は思ったものです。それでも最終版のバージョン5を昨年まで使っていたのですが、Windows XP service pack 2との対応性がなくなり(上手く動作しなくなり)、Sonarに乗り換えました。そのLogicも最近バージョンアップです。それも価格が5万円台です。この手のソフトは今となってはべらぼうに値段が高く、昔Logicをはじめて買ったときの定価は15万くらいしました。それが衝撃の価格、5万です。もっとも1980円のソフトが跋扈している現在では、5万でも超高価ソフトなんでしょう、一般的には。(笑)

マックの本体と合わせても、20万を切るわけですから、この際またロジックによりを戻すという衝動もないわけではないですが、まぁ今更マックにしてもねぇ。今やコンピュータはどんどん無色透明化している時代なんで、別にWindowsでもなんでもいいやってのが最近の達観した心境です。(笑)

新しい蛍光管

2007年11月22日 18時15分37秒 | 日々のこと
蛍光灯がつなかくなりましたので、近所の店に新しいのを買いに行きました。レジのすぐ近くに、「新型」の蛍光灯が山積みされていました。ま、こんなのは適当に買ってもそんなにあたりはずれはないんですが、ついついいろいろ書かれている能書きを読んでしまうと、どれにするか迷いが出てしまいます。

東芝製にするか、ナショナル製にするか、はたまた・・・結局買ったのは「当社比2.2倍長持ち」というふれこみのナショナル・パルック・プレミアです。一番高かったんですが、明るくて長持ちするんなら安いもんだ、ってところです。それに、円形の蛍光灯の口金まで光る「光リング(ひかりんぐ)」仕様。こういうのにどっちかというと私は弱いです。東芝製の従来品より30%明るい、という品も捨てがたかったんですが、これは蛍光管の上部を鏡張りにして光を反射させるという、工夫としては小学生でも気がつきそうな感じなのでボツです。

ウチに帰って、この際だから蛍光灯の傘やユニット部分のほこりをきれいにとって、固く絞ったぞうきんで軽く水ぶきして、この際ついでのついでだから床も雑巾がけして・・・という感じで、蛍光灯を替えるだけだったのにいろいろやってしまいました。お陰で部屋がなんかほこりっぽくなくなりました。レッスンに来て頂く生徒のみなさんもすっきりしたお部屋でレッスンを受けることができるのではないでしょうか。(笑)ところで、交換した古い蛍光灯のブランドをよく見てみましたら、ナショナル・パルック・プレミアでした。前回も同じような購買行動をして買ったんでしょうねぇ。ナショナルさんは宣伝がうまいです。

はずれ?

2007年11月21日 12時22分24秒 | 日々のこと
タモリ倶楽部の空耳、どうもはずれみたいでしたねぇ。来週という可能性もあるでしょうけど・・・今度はカンタータ123番で勝負してみます。どのアリアかは、言いませんが、一度聞いてみてください。たぶんわかると思いますよ。(笑)

はずれと言えば、12月1日から始める「バロック音楽の旅」講座も何人かの方がはずれになってしまいました。当初は10人ちょっと来れば関の山だと思ってたんですが、その何倍も応募がありまして、会場の都合で46人までしぼりました。応募要項に、定員30名程度としておいたんですが、実際にはだいぶ増やしたことになります。来年は定員50名程度としておいてもよさそうです。

10年くらい前に、同じく市内のコミュニティプラザで、リュート音楽を扱った市民講座を開いたことがありましたが、そのときに来て頂いた方は10数人でしたので、今回は随分増えたわけです。バロック音楽も着実に定着しつつあるということでしょうか。

46人に参加者をしぼったのは、会場が消防法の関係で50人以上入ってはいけないということからこの数にしました。(生演奏をする人が最大で4名なので)そういう制約があることはつゆ知らず、会場には最大70人は入れるなぁ、なんて思ってました。

会場をかえて何人でもいけるようにすると、経費の問題が出てきて(公民館は無料で貸してもらえます)受講料を値上げせざるをえないし。ま、ことしの講座が始まってもいないのに来年、再来年のことを言っていてもしようがありませんが。(笑)

タモリ倶楽部の空耳アワー

2007年11月20日 13時08分26秒 | 音楽系
10月にタモリ倶楽部の空耳アワーに投稿したんですが、今日の深夜に放送される分に出てこないとボツになった感じですねぇ。東京では土曜日に放映されていて、こちらは2週間近く遅れて放映される感じですから、可能性としては今日あたりです。

送った曲はバッハのカンタータ39番のアリア、Hoechster, was ich habe, ist nur deine gabe(いと高き方、わたしが持っているものはあなたからの賜物のみです) です。この曲の真ん中あたりから、「い~っしょに生きてみたいねん」と聞こえるところがあります。本当は、ich schon mit dem meinen...なんですけど、これが一緒に生きてみたいねんと聞こえるんですよね。もっとも歌手によってはあまり聞こえない感じでして、ヘレヴェッヘの演奏が一番よさそうなので、ヘレヴェッヘによるカバーを指定しました。

さて放映されるか、今日の深夜が楽しみです。今日放映されなかったら、たぶんボツでしょうから、第2弾を送るつもりです。それがだめなら、第3弾・・・(笑)結構ストックはありますよ。

ダライ・ラマ(2)

2007年11月19日 10時08分16秒 | 日々のこと
この「伊勢国際宗教フォーラム設立大会」は実は今日が2日目でした。開会に先立ち、セレモニーで君が代斉唱です。さすが伊勢というか皇學館というか、伴奏が雅楽です。ただ、キーがなぜか異なっていて、レドレミソミレじゃなくてラソラシレシラだった(たぶん)ので、音域的に歌いにくい人が多かったみたいでした。伴奏に琵琶なんかも入るともっとよかったんですけどね。

ダライラマの講演はたぶん英語だろうなと思ってましたら、冒頭の挨拶はなんやら聞き慣れない言葉で始まりました。でもその次から英語に切り替わりました。通訳の方は大変丁寧に訳していましたが、ちょっと丁寧すぎて、時間がかかりすぎというときもありました。

講演中のダライラマは聖人君子というよりも、なんか永遠の童というか自然児といった感じでした。通訳が訳している途中、のど飴らしきものを袋から出してきて、なめたり(隣に座ってたお弟子さんにもわけてました)、足をそわそわ動かしたり・・・

講演ではさすがに政治的なことは一切出ませんでしたが、舞台の両袖には目つきの鋭いSPとおぼしき人が目を光らせてまして、彼の置かれている微妙な立場を物語っていました。

ダライ・ラマ(1)

2007年11月18日 22時24分40秒 | 日々のこと
伊勢の皇學館大学でダライラマの講演会がありましたので、朝早くから出かけました。1週間ほど前の新聞に小さく出てたのを見つけて、すぐ予約したんですが、定員300人のところ予約番号252でしたから、結構危なかった?(笑)

これだけの大物が県内に来るのはそうありませんから、ほとんどミーハーのノリでした。ダライラマの講演会自体は2時からですが、予約電話に出られた方は、受付が8時からなのでそのころに来てほしいとおっしゃる。

県内といっても伊勢ですからねぇ。8時頃に皇學館大学ということは、宇治山田駅に7時50分には着いていないといけません。ネットで時刻を調べてみましたら、6時10分の急行じゃないとだめです。ということで5時すぎに起きて出かけることになりました。

ちゃんと8時すぎに会場に着きましたが、そこの案内をみましたら、受付は9時までやってました。それに後からわかったんですが、別に昼ごろに受付をしてもよかったようです。なぁーんだ、何かちょっと損したみたいな。

でも既に8時ちょいすぎには、一般受付の前にたくさんの人が列を作っていました。皆さん私と同じことを言われて朝早くから出てきたんでしょう。(笑)受付で、昼食こみで1万円の参加費をはらって、会場へ。それにしても1万円とは、さすがに大物です。

このダライラマ講演会、本当は「伊勢国際宗教フォーラム設立大会」というのが正式名で、ダライラマはそのゲストとして講演を行うわけです。でも9時からずっとあまり聞きたくもない話を聞き続けるのは結構苦痛です。外へ出かけるにも周りには何もなさそうですし。エコノミークラス症候群になってしまいそう。ま、結局はほとんど寝ていましたが。

楽器替え

2007年11月15日 10時10分00秒 | 音楽系
今回の一連のビアンカ・ローザのコンサートでは、モーリス・オッティガー作のフレンチテオルボをGチューニングにして使いました。1,2コースだけ細い弦に張り替えて、残りの弦は試しに1音下げてみましたら、意外にもよくなるので、そのまま使いました。実はきちんと張力計算したGチューニング用の弦を買っていたのですが、使いませんでした。この方法だと、今度またテオルボの調弦に直すときに、あっという間にできますからね。

それにしても弦長75cmの楽器で通奏低音をするのは左手が大変です。普通ならなんでもないようなところでも結構きつかったりします。12月から「バロック音楽の旅」講座が続きますが、そのときはテオルボとしてこの楽器を使いますので、弦を張り替えることにします。ルネサンス・リュートも講座で弾かないといけないので、昨日少し弾いてみました。ルネサンス・リュートをレッスン等以外で弾くのは久しぶりで、もう弾き方を忘れていました。弾き方を紙にメモしてありましたので、それを見て、やっと思い出しました。(笑)

ルーデス・モレノ・ウンシージャ作のアーチ・リュートは、少し弦高が高くなってきましたので、九州の松尾さんに調整依頼。講座では、中期バロック以降の通奏低音はこのアーチ・リュートで演奏する予定です。この楽器は弦長が65cmなので演奏は楽です。やっぱり75cmの楽器でバッハの通奏低音はえらすぎるので、これからはこっちでやろうかなぁ、なんて思う今日このごろです。