リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ヴァイスからマッテゾンへの書簡(4)

2021年04月30日 12時13分18秒 | 音楽系
ヴァイスの書簡には、「・・・オーケストラや教会での伴奏の際には特別の楽器で合わせております。それは正真正銘のティオルバ(Tiorba)の大きさ、長さ、パワー、そして響きを持ち、同様の効果を発揮します。ただし調弦だけが異なるのです」

この楽器がどういうものかは訳書に第2部第1章参照との注がありますので、当該箇所を見てみます。

「パドヴァのテオルボは使いやすいものであった。・・・調弦は古いリュートと同じもの、つまり、g, d, a, f, c, G, F, E, D, C, H(B), A, G, F, E, D※ である。今日では一般的には我々の現在のリュートのような新しい調絃をとっている」
 
※中川注)いわゆるgチューニング。H(B)以下には下線が付く。原典にも下線あり。

このパドヴァのテオルボは「長さ(大きさ)5シュー(約150cm)で、指盤上に8コースが複弦で乗っている」楽器です。(  )内は中川注です。私が持っているマテオ・セラスのリウト・アティオルバートが約118cm(弦長65cm/90cm)、フレンチ・テオルボが約138cm(75cm/117cm)です。私のフレンチテオルボ規模の大きさで、もう少し大きい楽器ということになります。

そういった楽器を「我々の現在のリュートのような新しい調弦」すなわちいわゆるニ短調調弦(f, d, a, f, d, A, ...)にしていたということですが、弦長75cm超の楽器にfの音で1コースが張れるものでしょうか。私の体験的には70cmのバロック・リュートの1コースでぎりぎりで、75cm超では張れるような細い弦はないと思います。

原文ではこのあたりは結構微妙な言い回しをしています。

「我々の現在のリュートのような新しい調弦」の(原文)=die neueLauten=Stimmung, die unsre je(t)zige Laute noch hat

ここで気になるのが noch という言葉が気になります。「現在のリュート」の調弦そのまんまをパドヴァのテオルボにしているのではなく、何か少し変えた調弦であったような感じを受けます。訳文も「のような」をつけているのはそのあたりを意識をした訳文ではないかと思われます。では具体的に「のような」を示す文献はないのでしょうか。

落語だけに・・・

2021年04月29日 16時25分05秒 | 日々のこと
緊急事態宣言の期間中でも営業を続けるとしていました東京都内の寄席4軒と落語協会、落語芸術協会。やるなぁ、爺さん、と思っていましたが、28日になって、5月1日から11日まで休業することを決めました。なんでも東京都から休業要請があったそうです。

同じステージ芸といっても演じる側やお客さんからどのくらい唾液飛沫が飛ぶかはそれぞれかなり異なると思います。落語は咄家がずっとしゃべり、お客さんは声を出して笑います。演劇も落語ほどお客さんが笑うことはないにしても、深刻な内容の劇は別としてお客さんが何らかの声を発しないことはあまりないかもしれません。

吹奏楽やコーラスは、演奏家の方からは飛沫が飛びますが、お客さんは大体何もしゃべりません。オーケストラの場合はさらに演奏家からの飛沫は少なくなるでしょう。でもときどきお客さんの中で曲が終わった瞬間に「ブラボー」と大声で叫ぶオジサンがいますが、こういう方はコロナ禍を機にこれからも止めていただきたいです。

一番飛沫が少なさそうなのは、管楽器や声楽を伴わないクラシック音楽のコンサートでしょう。でも飛沫が飛びそうなステージ芸でもお客さんが不織布マスクをつけて距離をとり、観客を半分以下にすれば問題はないと思います。落語の場合も咄家の方にも何らかの対策をすればいけたようにも思えます。

他のステージ芸に対する規制はどうなっているのか、よくわかりませんが、落語だけが狙われたのでしょうか。それとも落語だけによせ(寄席)、でしょうか。(笑)

接種券が届きました。

2021年04月28日 12時43分05秒 | 日々のこと
市のHPで今月の26日に発送予定とされていました接種券が届きました。予定通り進んでいるようです。



早速開封してみました。中には接種券、予診票、厚労省と市からの文書が入っていました。市からの文書はHPで示されていたものと同じで、5月10日から受付開始、接種は19日からです。

桑名市では高齢者はかかりつけ医で接種することになっていますので、受付可能な医院の一覧が市から文書の裏面に印刷されていました。ウチのかかりつけ医は市内在住ではないので選べませんが、適当に近所の医院に電話をかけて予約しようかと思います。どこを選ぶべきは結構戦略的に考えた方がいいかも知れません。大体どこの医院でも9時開院なので、それに合わせて電話をかけまくらなくてはいけません。(笑)

明日、明後日は雨?

2021年04月27日 20時13分05秒 | 音楽系
当地方では9日以上雨が降っていなくて空気は大変乾燥しています。全国的にも同じような地域は多いみたいで、クルマで聞き流した情報だとどっかでは湿度15%!なんてところもあるみたいです。

湿度15%だと弦楽器は危険領域に入ります。特にリュートは板が薄いので要注意です。日本の雨季から夏にかけての高温多湿もリュートにとって大敵です。そういった気候は人間に対しても不快ですから、楽器に対しても注意が向きますが、今の季節は大変心地よいのでリュートの表面板にとってヘビーな状態だとは気づきにくいかも知れません。

ガット弦にとっては反対に今のこの気候はとてもよろしいですが、明日・明後日と雨が続くそうです。今1コースに0.42mmを張っていますが、4日で6時間余り弾きました。弾いたのは音階練習とアルペジオの練習、そしてヴァイスのソナタ第39番ハ長調のプレストです。それぞれは、ポロンポロンと言う感じではなく結構音がせわしく動き、1コースの上から下まで沢山使います。

このような使い方で今の状態はどういう感じかというと、音は少し暗く丸みを帯びてきましたが、弦としてはまだ十分使えます。少し出ていたケバは適宜切っています。音がボコボコになってケバを切っても切っても出てくる状態になるともうアウトで、遠からず切れてしまいます。

今回はアキラのLHという撥弦楽器に特化したという触れ込みのガットのためか、少し前に張ってみたウニヴェルザーレ0.40mmよりは持ちがいいようです。(2日目にアウトでした。ちょっと古かったのでウニヴェルザーレ社の品質問題ではありません)アキラも0.40mmを張ってみないと正確な比較にはならないとは思いますので、次は0.40mmを張ってみるつもりですが、まだ今の0.42mmが使えますのでしばらくそのままです。

三重県もまん延防止等重点措置申請へ

2021年04月26日 12時57分14秒 | 日々のこと
三重県では四日市市を中心に周辺の亀山市等で大きなクラスター感染が発生しています。これを受けて県では「まん延防止・・・」を国申請することになりました。緊急事態宣言では県全体が対象になりますが、この「まん延防止・・・」では市町村単位です。四日市市を中心にということですので、どのあたりのエリアまでカバーするのか気になるところです。

多分亀山と四日市に隣接する川越町あたりまでだとは思いますが、名古屋市がすでに「まん延防止・・・」の対象地域になていますので、間にある桑名市もついでにとなったら大変です。

桑名市では大規模なクラスターは発生していませんが、もし「まん延防止・・・」の対象になってそれが2週間くらい続くと、5月9日の六華苑コンサートはアウトになる公算が高いです。私が個人で主催しているコンサートでしたら、「強行」は可能でしょうけど、主催が公のところですので「強行」は難しいです。

実はこのコンサート、昨年も緊急事態宣言でお流れになったコンサートですが、今年こそ開催できるようなんとか政府の方にウラの手を使ってでも、なんてことはできるわけがありません。こういうときはもう祈るしかないですね。

これで最後弦をめぐる状況

2021年04月25日 17時44分58秒 | 音楽系
弦を使う古楽器はリュートだけではありません。チェンバロ、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバなども弦を使う楽器ですが、現代の古楽演奏においてどういう状況なのか見ていきましょう。

古楽復興期からバスのヴィオラ・ダ・ガンバはガットを使っていました。低音の楽器なので、1弦が切れやすいというような問題はなく今に至っています。ただ5弦以下の弦についてはどういう弦であるべきかの研究は必要だと思われます。

チェンバロについてはガット弦ではなく金属弦です。バロック音楽の時代の素材は現代のものより不純物が多く、それは音に影響します。現代の素材で作った弦を張った楽器と当時の素材を研究して同じような素材の弦を張った楽器とはかなり響きは異なると思います。私の知る限りではそういうことに関心のあるチェンバロ奏者はとても少ないです。

日鉄SGワイヤのHPによりますと、チェンバロは真鍮線と鉄線(強度は低いが加工性の高い、オスムンド鉄と呼ばれるスウェーデン製の極低炭素鋼)が使われていたようです。現代の鉄線は高炭素鋼(スチール)ですし真鍮線も成分が異なるでしょうから、リュートで言えば、ガット弦とナイロン弦くらいの音色差があるかも知れません。

ヴァイオリンに関しては、バロック・ヴァイオリンを弾いている人に弦のことを尋ねるとどこそこの会社の弦を使うと言うレベルの方が大半で、張力のことを考えてセレクト(メーカーのセット売りに頼らない)をしている人は今までにひとりしかお目にかかったことはありませんでした。私に言わせると4本しかないんだからもっと関心を持ってほしいですね。(笑)

ハープはモダンのグランドハープでもガットを使っているみたいですが、ナイルガットやカーボンも使っている人も多いようです。リュートより弦が多いですから背に腹は代えられないということです。

表面的にはリュートだけが弦について妥協していると思われがちですが、こうして他の古楽器について一段深く掘り下げますと実は弦について様々な妥協点があったり、未解決の部分があったりすることがわかると思います。

さて、先日アキラに注文してあったガット弦(HLシリーズ)が一昨日届きましたので早速1コースだけ0.42を張ってみました。昨日までに高いポジションを使う音階練習とヴァイスのソナタ39番プレストを3時間弱弾いてみました。右手の弾弦位置に少しほつれと、左手のハイポジションに小さなケバが出てきましたが、今のところ音はまだ気持ち影響が感じられるかなというレベルです。でも近い将来多分この右手のほつれの位置から切れると思います。

1コースFに0.42は少し張力が高い(71cm、415で4キロを超えます)ので次は0.40を試してみるつもりです。ナイロンの0.45がガットの0.40と大体同じ張力になります。アキラのガット弦の試用についてはあらたにタイトルをおこしてエントリーしていきます。

ヴァイスからマッテゾンへの書簡(3)

2021年04月24日 13時40分33秒 | 音楽系
「しかし、オーケストラの中でリュートで伴奏するのは、なるほど音が弱すぎ、目立ちませんが」

もちろん当時のオーケストラですから今でいう古楽オケです。リュートがオケの中で聞こえにくいのは今も昔も同じです。以前アマチュアのオケでリュートの通奏低音を頼まれたことがありました。頼んでくれたのはいいのですが、どうも指揮者は全くリュートのことを理解していなくてとても苦労しました。ピッチが440で楽器に負担はかかるのも困りましたが、座る位置も奥の方でしたので、多分ほとんど聞こえていなかったと思います。

ヴァイスの書簡では音がよく通って評判が良かった例として、著名な歌手とオペラのアリア(ハッセあたりのオペラでしょうか)を婚礼の席で演奏したときのことを述べています。成功の要因として、よく鳴る楽器、ブリリアントな曲、他の楽器はバスのみを弾いていたということを挙げています。まぁその通りでしょう。もちろんヴァイスが弾いたということも成功の大きな要因でしょう。

ヴァイスはオケで演奏するときは特別な楽器を使っていたようです。

「・・・現在では私はオーケストラや教会での伴奏の際には特別の楽器で合わせています。それは正真正銘のティオルバ(Tiorba)の大きさ、長さ、パワー、そして響きを持ち、同様の効果を発揮します。ただし調弦だけが異なるのです」

この「調弦だけが異なる」というのはどういう調弦をしていたのでしょうか。

Sally Garden のコラボ

2021年04月23日 14時50分20秒 | 音楽系
ソプラノの増野由香さんとSally Gardenをリモートでコラボしました。増野さんは近所にお住まいですので、コロナ禍さえなければウチで録音できるのですが・・・

次の手順で制作しました。

リュートの伴奏を録音する。アレンジは私のオリジナルです。DAWはSquoiaを使いました。

次にそれを増野さんに送り、この伴奏に合わせて歌を録音してもらいます。歌はイヤホンでモニターしてもらい、伴奏が歌に入らないようにします。

録音したものを送ってもらい、Sequoiaのリュート伴奏があるトラックの下に歌のデータをインポートします。このときの位置合わせはSequoiaだときわめて精密にアタマを合わせることができます。

ミックスダウンするときにいくつかリバーブとかイコライザなどのエフェクトを使います。どういう風に使ったかは企業秘密です。(笑)

録音はこちら。(まだ完成品の一歩手前ですが)

Sally Garden ( arr. by Shoji Nakagawa) : hi-reso 96k 24bit

楽器はモーリス・オッティジェー作の7コースルネサンスリュートを使いました。このあと映像も合わせる予定です。


恐怖の講習会!?

2021年04月22日 22時20分04秒 | 日々のこと
今日は初夏のような陽気で空気も乾いていて気持ちのいい日でした。こういう日にはどっかにドライブでもという気になりますが、予約してあった合理化講習会を受けに近所の自動車学校に行かなくてはなりません。65歳以上の人で自動車免許を更新する人は必ずこの講習を受けなくてはならいそうです。でもこの「合理化」ということばがついているとなんか馬鹿にされているるような感じも。辞書で調べてみると合理化=「理屈にあうよう理由付けをする」「人員整理をする」という意味がありました。やっぱり・・・

まぁそれはさておき、時間通り自動車学校に到着して開講を待ちました。



講習を受ける部屋に入ると、中には老人ばかり!まぁ自分もそうですが。よぼよぼの歩くのもおぼつかないお爺ちゃんもいましたが、大丈夫なのかな?

まずいくつかの書類を記入し、目の検査をしてから落語家の三遊亭小遊三が出演する交通安全教材のビデオを見て、最後は実際に教習所の自動車(クラウン・コンフォート)を運転してコースを回ります。要領は教習所で習ったことと同じでしょうけど、実は私は自動車学校に行っていません。行っていてもとっくに忘れているでしょうけど。

教習車には受講生のジイさん3人と先生が乗車して、まず先生がお手本でコースを回ります。私はトップになりましたが、特に問題なく終えました。次の方に変わりましたが、この方、車のシートの位置合わせにえらい手こずっていましたので大丈夫かなと思いましたが、やはり大丈夫ではなかったです。

シフトレバーのPからDへブレーキを踏まないでチェンジしようとしたので、まったく動きません。先生がちょっときつい言葉で指導していました。それで動揺したのか、コースに入ったら逆走を始めました。なくそう逆走です。なんか少し怖くなってきました。

いくつかコーナーを曲がって、最大の難所?にさしかかります。10cm位の段に前輪だけ乗り上げ、乗った瞬間にブレーキを踏むという難イベントです。講習のときに講師の先生から説明がありましたが、コンビニなんかで車止めに乗り上げた時、パニくってアクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニのお店に突っ込むのというはよく聞きますが、そういう事態の対応力を見るためだということでした。

さてその御仁、左折してその段差に向かうのですが、少しオーバーランしてしまい斜めに入ってしまいました。そして段に乗り上げたとたんアクセルを踏みすぎたと思いブレーキをかけたつもりがさらにアクセルを踏んで、エンジンがブウワーーー~~とおよそクラウンコンフォートにそのような雄叫びをあげるパワーがあったのかとは信じられないくらいのパワーを出し急発進です。

その瞬間車はガクンと急停止。先生がブレーキを踏んだのです。ああ怖かった。そのあとに続く縦列駐車もなかなかうまくいかず、なんとか半分くらい車を入れて出る時もうまく出ることができません。

この方、今までよくご無事で。ひょっとしてペーパードライバー?もし運転されていたのでしたら、これからはもう車には乗らない方がいいと思いますが、このまま講座修了書を貰ってお帰りいただくだけなのでしょうか。帰りは駐車場でこの方の車とハチ合わないよう、急いで帰りました。

ヴァイスからマッテゾンへの書簡(2)

2021年04月21日 12時07分39秒 | 音楽系
ヴァイスはマッテゾンのクリティカ・ムシカ第4部におけるフーガとカノンについての記述に敬意の意を表しながらも、同280ページにリュートの欠点を指摘されたことに対しては「苦しみさえ禁じえない」として反論しました。



これがクリティカ・ムシカ第4部280ページですが、ここによく引用される「80年生きたリュート奏者云々」が書かれているのでしょうか。このページはドイツ語の専門家に訳をしてもらわないといけませんね。

その反論ですが、まずクラヴィーア(チェンバロ)が完璧さにおいてはリュートに勝ると言うことを認めます。

「リュートが完璧さの点でクラヴィーアに比肩しうると主張するリュート奏者は、特に私も含め、皆無でありましょう」

しかしもし私の演奏を聞けば、おっしゃるような誤解は解けるはずだと自分の演奏に自信の程を見せます。

「私は実際のところ、常々この楽器で私が身につけた技を貴方の前で少しでもお見せできる幸運があったならと思っています」

そしてどの楽器にも欠点がありもちろんリュートの調弦際のの問題点を認めます。しかし自身の演奏を聴かせるときには弦を張り替えるというということはほとんどしないので、自分のの演奏では調弦する頻度が少ないのだと主張します。「ほとんど」というのは張り替える必要があるときはあるということですが、1コースが弦の不良で突然切れることがたまにはあったのでしょう。

もうひとつ言及しているのは、「非常に湿った天候の時は別ですが」というくだり。そのようなときはよく弦が狂うということです。これはガット弦を使っているどの弦楽器でも同じでしょう。当たり前ですが当時も雨は降ったわけです。

そしてヴァイスは、調弦がよく狂うのはリュートという楽器のせいではなく奏者のせいである。ただ「へったくそ」な人もいるのも事実なので、貴方(マッテゾン)がリュートというのは音が狂いまくると言っても驚くことはない、と続けます。そしてその「へったくそな」奏者の例としてハンブルクにいたことのある巨匠T氏とM氏をあげています。

そして、「彼らを軽蔑するつもりはありません。彼らはこの楽器を最大に活かす術を未だものにしていなかったと、私は証言することができます」として、リュートはそんなもんじゃない!ということを重ねて主張します。

このT氏とかM氏って誰なんでしょうね。ロストックの写本にTallmannという人の曲があるようですが、この人でしょうか。M氏はMaritinoかな?Martinoのトリオ(リュート、ヴァイオリンまたはフルート、バス)が6曲残されていますが、時代的にはヴァイスよりは少しあとの人です。