リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ちょっとくつろぎ

2007年02月26日 16時15分29秒 | 日々のこと
リサイタルも終わりちょっとくつろぎの時間を過ごしました。
実はリサイタルの翌日は、ビアンカ・ローザでのコンサートが伊勢でありまして、(しかもプログラムは全く異なる!)ゆったりできたのは25日です。でも今日26日はもうくつろいでいるわけにはいきません。というのは、名古屋駅前のミッドランド・スクエアのオープニングプレイベント(だったかな、正確な名前は忘れましたが)でコンサートを3月の2日にすることになっていまして、今度は一部リサイタルの曲目と重なってるんですけど、三分の一は新しい曲なので、さらっとかないといけません。

ミッドランド・スクエアのはコンサートとはいうものの多分BGMみたいになってしまうでしょうけど、新しいところで演奏するのはこっちも興味津々。(笑)そのイベントにはあの小泉前首相も招待されてるとかで、(ほんまかいな)もしうまくいったらツーショットしてもらわないと。(笑)ま、招待状送っても来るかどうかはわかりませんよね。

超VIPの来場と言えば、昨年東京でヴィオラ・ダ・ガンバのマラン・マレ生誕○○年記念コンサートがあったんですが、そこに天皇陛下がいらして天覧コンサートになってしまいました。出演者の中に高貴な出の方がいらっしゃって、その関係で天覧コンサートが実現したのかなって思ってたんですが、関係者に後でききましたら、どうもだめもとで東宮に招待状を出したら、実際にいらしたということだったようです。

さて、我々の方は(ヴァイオリンの森本千絵さんと共演します)超VIPさん、来て頂けるのでしょうか。あ、このイベントは招待客だけだそうなので、一般には入場できません。悪しからず。

リサイタル

2007年02月22日 22時52分21秒 | 音楽系
明日はいよいよリサイタルです。天気予報をずっと前から注目してますが、最初は曇りだったのが、だんだん雨っていう予報に変わってきて、どうも明日は確実に雨が降りそうです。雨が降ると楽器の自体ががならなくなるし、ガット弦(私は使ってませんが、バロック・ヴァイオリンとバロック・チェロの弦はガットです)が響かなくなります。

私は雨男なので、最近のコンサートはずっと雨とか雪とか嵐です。(笑)明日はさすがに嵐にはならないでしょうけど、ひょっとして雪という線はないのかなぁ。いえ、別に望んでる訳ではありませんが。(笑)

ま、というわけで、天気はよくないかも知れませんが、お時間のあるかたは是非お越しくださいませ。

中川祥治リュートリサイタル

2月23日(金)7時名古屋伏見・電気文化会館ザ・コンサートホール
曲目:ゴーティエ作曲 アルマンド、クーラント
   ヴァイス作曲  ソナタ変ロ長調
   クロプフガンス作曲 リュート、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲
   バッハ作曲 サラバンドとブレ(BWV1002より)
   ハイドン作曲 カサシオン ハ長調
   テイラー作曲 フォ・ストーリーズ・ハイ
 
 リュートは全てバロックリュートです。

 クロプフガンスとハイドンの作品は、バロック・ヴァイオリン戸田薫、バロック・チェ ロ高橋弘治との共演です。

プログラム用紙

2007年02月22日 03時21分54秒 | 日々のこと
プログラム用の紙を買いに、市内のM1文具店行きました。あまりペラペラの紙では値打ちがないでしょうから、ちょっと厚手の紙をと、はじめはM2文具店に行って厚手のインクジェット紙を買ってきました。試しに印刷をしてみましたら、インクジェットプリンタの遅いこと。1枚両面の印刷になんと1分15秒もかかります。普通1分に10何枚だよなぁ。うーむ、やっぱりMP950ってプリンタは印刷をしない人向けのプリンタです。仕事には使えません。

で、はじめからOKIのレーザープリンタでやればよかったんですけどね。これは早いです。でもインクジェット用の紙は使えません。最初は、ケント紙でOKIのプリンタで印刷するつもりだったんですが、M2文具店でケント紙の値段を聞いたら一枚40円。ちょっと薄いインクジェット用のコーティングがしてある紙は1枚15円、ま、それならということで、そのインクジェット用の紙を買って、MP950で印刷をしてみたんですが、始めに書いたように遅くて仕事になりませんでした。

そこで、思い出したのがM1文具店。ここは古くからある店ですが、最近はM2さんばかり行ってまして、忘れていました。ここならひょっとして安いケント紙があるかも、と行ってみましたら、想像通り、一枚20円でした。半額ですね。M2文具店はなんでこんなに高いの?

でも残念ながらA4サイズの枚数が足りません。そこで、A3を買って知り合いの印刷屋で切ってもらうことにしました。その印刷屋、S社とはもう10数年来のつきあいで、今までもいろいろお世話になっています。今回のチラシ印刷は頼まなかったんですけど、また次は頼まないといけませんね。裁断自体はあっという間に完了。店には息子さんがいまして裁断をお願いしたんですが、懇意にしてもらっている大将のことを聞いたら、2005年の5月になくなったとのこと。なんでも血液の病気を患っていてそれで亡くなったということでした。そういやこの店にはもう4年くらい来てません。なんか寂しいですね。店のカウンタ越しにあの特徴のあるだみ声が聞こえてくるようでした。もう三回忌を迎えるとのことでちょっと遅すぎますが、ご冥福をお祈りします。合掌。

新しい弦に

2007年02月14日 15時28分47秒 | 音楽系
プロバイダの設定が変わっても相変わらずスパムメイルは届きまくりの今日この頃です。あれはいったいなんの効果があったんでしょうね。

リサイタルのために新しい弦に替えましたが、今回は比較的ピッチの正確な弦にあたりました。前回はK社のナイロン弦を1~3コースに使ったんですが、1コースなんか何回替えてもピッチとか振動のおかしな弦ばかりで、何回もとっかえひっかえで大変でした。

今回はP社に替えてみましたら、1~3コースのナイロン弦は一発でオーケーでした。念のために4本ずつ注文しておいたんですけどね。(笑)以前はずっとP社の弦を使ってたんですが、今回またP社に回帰です。ちょっとバスが響きすぎる感じはするのですが、今度のリサイタルで演奏するジェイソン・テイラーの曲はこの方がいい響きです。

バロックリュートは弦が24本もあるので、音程がゆれる弦だと調弦が大変です、というかそもそもそんな弦を使っててはだめなんですね。(もっともどんな弦楽器でもそういう弦はだめです)今回張った弦はP社を中心にA社の弦も何本か張るという混在型でしたが、24本中だめだったのは3本だけという大変いい成績でした。バス弦は張力が3キロを切る、比較的緩い弦を張ったんですが、それでもP社の弦は明るく響きます。好みとしては、もう少しボコンとした感じの方が好きなんですけどね。P社にも銅巻き線もありますので、こちらはもう少ししっとりとした響きかも知れませんので、今度はそれにするかも知れません。

メイルができない!

2007年02月09日 17時03分53秒 | 日々のこと
昨日は参りました。突然原因不明でメイル送信ができなくなったんですから。
朝の10時過ぎには、ちゃんと送信できたんですが、某所と電話で連絡を取った後、その内容を知り合いにメイルを使用としたら、何回やっても接続できません。

そこで、加入しているリムネットのサポートに電話。だいたいこういう時って電話番号を探すだけでも結構手間がいって、いざそこに電話をかけたら、なかなかつながらないというのが相場ですが、予想外に電話番号はさっと見つかり、電話もすぐにつながりました。(笑)

担当のお姉さんに事情を説明すると、どうもヤフーBBが原因とのこと。(インターネットはヤフーBBのADSLでやっています)なんかやっかいな感じになりそうな予感がしましたが、ヤフーBBのサポートに電話、これも電話はすぐにつながりました。で、担当のお兄さんに同じように事情を説明すると、迷惑メイル対策のために、アウトバンドポート25?(OP25Bとも言ってましたねぇ)の対策をした?なんかよーわかりませんが、要するに迷惑メイルが来ないようにすることなんでしょう、「・・・その対策を本日は静岡県と三重県で行いまして・・・」ということでした。

ということは、ヤフーさん、お前んとこがあかんのやろなぁ?っていう内容のことをきくと、

「いえ、それはリムネット様の問題で・・・」

要するにもう一度リムネットに聞いてちょ、ということでした。どうなっとるん?

で、またリムネットのサポートに電話。今度はなかなかつながらず、イライラ。(笑)

細かいやりとりは省略しますが、要するに、私のような使い方(インターネットのプロバイダ(=ヤフーBB)と、メイル専用のプロバイダ(=リムネット)と2つ入っている人)の場合は、インターネットの方が対策をしたら、メイルのサーバーの設定もそれにあわさないとメイルができなくなるってことらしいです。

リムネットから来た案内のメイルあったような感じでしたので、探してみましたら、6日付けでその関連のがありましたねぇ。

でもこんな書き方なんですよね:

{引用始め}
・・・ また、他社プロバイダにて 「Outbound Port 25 Blocking」を実施してい
る場合、 「サブミッションポート(*2)」 及び 「SMTP AUTH(*3)」をご利用
いただくことにより、他社プロバイダのインターネット接続から、リムネッ
ト送信メールサーバを利用してメールを送信することが可能となります。
{引用終わり}

この書き方って、最近のマニュアルとかパンフの書き方ですよね。「~できません」という否定表現を使わないわけです。否定表現を使うとなんかよくないイメージができあがると考えているのでしょうかねぇ。商品説明のときはそれでもいいんでしょうけど、今回の場合は、

「・・・「SMTP AUTH(*3)」を利用しないと、他社プロバイダのインターネット接続から、リムネット送信メールサーバを利用してメールを送信することができなくなるので、注意してくださいね。あ、そこの、あ・な・た・のことですよ!!SMTP AUTHを利用するにはこうしてああして・・・」なんて書くべきですよね、リムネットさん。それもメイルの冒頭に。 

6日付けのリムネットサポートからのメイルを見たときは、突然メイルが使えなくなってしまうということになる、なんて思いもしませんでしたので、ちらっと見ただけでした。

リムネットのサポート電話がつながるまでに、サブミッションポート(port587)および「SMTP AUTH」の利用の申し込みを済ませときました。やっとつながって、(今度はお兄さんでしたが)実際に使えるようになるのはいつかって聞きましたら、今日中には出来る由。うーん、しばらくは使えんのだよなー、急ぎのメイルがあるんだけどー、と心のなかでぶつぶつ言いながら電話を切りました。

ほんと、不親切な時代になったもんです。これってヤフーBBからもそういう注意メッセージを流してもいいわけですよね。必要最小限の情報は出してあるので、あとはどうなろうと自己責任、知らんやつが悪い、これが今の世の中みたいです。

森正さん

2007年02月05日 12時55分20秒 | 日々のこと
森正さん、といっても指揮者の方ではありません。四日市郊外に馬酔木窯という窯をかまえておられる陶芸家の方です。実はまだ会ったことはないんですが、先日所用で名古屋のとそう庵に行きましたら、彼の個展をやっていまして、作品を見ることができました。とそう庵は市内の閑静な住宅街にたたずむ、隠れ家的な感じがする素敵なレストランです。一昨年の暮れにそこでコンサートをさせていただいたことがあります。

とそう庵の中に入って行きましたら、すごく個性的な表情の陶芸作品が並べられていまして、お店の人にききましたら、森正さんという陶芸家の作品だということが分かりました。ぱっと見た瞬間、あ、これいいなって作品がいくつかありまして、1つ衝動買いしてしまいました。(笑)

写真の皿?がそれですが、皿と言っていいのかどうかわかりません。私はこれを実用的にフルーツ置き用の皿として使ってみたかったんです。でもこの「皿」半分に割れていて(笑)しかもちゃんとすわらないんです。でも不思議なことにバナナとかミカンとかそこに物を乗せるとちゃんと安定するんですよね。というわけで我が家の食卓上にでんと居座って異彩を放っています。意外や意外、(実は予想通り)サイズといい形状といい実用性がありました。でも周りの他の凡庸な器たちとはまるで格が違います。

森さんの他の作品では、きちんとテーブルやお皿に置くことができない(座らない)コーヒーカップもあるそうです。でもこれってコーヒーを入れて手で持っていれば別に問題なさそうですし、収納するときは逆さまにするので問題ないでしょ、って店の人に言ったら、妙に関心されてしまいました。森さんはウチの比較的近所にお住まいですので、またいつか時間を見つけて窯を訪れてみようかと思っています。

いまだに問題が・・・

2007年02月04日 14時20分20秒 | 日々のこと
シベリウスの問題点いまだメーカーサイドの方でも解決できてないようです。これが解決できないと、トリルの音程が調節できないんですよね。たえず、半音のトリルばっかし、っていうすごい状態です。ま、一般の音楽(何が一般なんかよくわからんですが)ではそんなにトリルは出てこないでしょうけど、私がやってる音楽は一杯出てくるんですよね。先日ヤマハから連絡があって、ダイアログが出ている状態のスクリーンショットを送ってくれとありましたので、早速送りましたが、いったい何が原因なんでしょ?

キヤノンスキャナ(複合機の)問題も結局は解決しないままです。最新のドライバにしてみては、というキヤノンのサポートのアドバイスで、最新のものにしたんですが、今度はNet Hawkという無線LANの接続機器のドライバとの相性が問題になっているようで、ネットワーク上でプリンタが認識されません。で、結局ドライバ類、アプリ類全部削除して古いのに戻しました。うーん、時間食うなぁ。こんなことに時間をとってると、リサイタルが危うくなってしまいます。(笑)

要するに、コンピュータ側からの操作ではスキャンできるので、ドライバの問題ではないとは思うんですけどね。特定の原稿がプッシュスキャンできない、というのが問題点なんです。でもこれを解決しようと思うと、まだ多大の時間を使わなければなりません。機器固有の問題の可能性もありますし、でもそれをはっきりと証明するためにはまた時間を使う・・・なんかアホみたいです。キヤノンさんがきちんと設計し、製造していれば、こんなことにならないわけですから。HPとかエプソンはどうなってるんでしょ?

シベリウス

2007年02月02日 10時50分40秒 | 音楽系
シベリウスと言ってもフィンランドの作曲家のことではなく、有名な楽譜プロセッサのことです。日本ではフィナーレの方が有名みたいですが、ヨーロッパ(というか私がいたところの周りの人)では、みんなシベリウスを使ってました。もっとも隣の町の人はみんなフィナーレだったかも知れませんが。(笑)

私はフィナーレも持ってまして、比べてみるんですが、基本的な操作性は圧倒的にシベリウスの方が快適ですね。これだけ差があるのに、なんでみんなフィナーレを使うのかな。発売元が宣伝上手なのかも。フィナーレは毎年バージョンアップして、私のように結構前に登録した人にも必ず案内がきます。そのマメさが人気の秘密かな?フィナーレの優位性は、たぶんない(と言ってしまったら身も蓋もないですが(笑))かも知れませんが、探してみると、最終的な細かい調整力はフィナーレの方が上だという人もいます。あと、付録のソフトシンセ、これはフィナーレの方がいいですね。でもシベリウスもオプションでいいのにとっかえることはできます。

最近、シベリウス用の楽譜スキャンソフト、フォトスコア・プロフェッショナルを買いました。シベリウスにはフォトスコア・ライトは付いてるんですが、3連譜はだめ、32分音符以上はだめ、歌詞も読まないなど、およそ実用にはなりません。でも3連譜、32分音符、歌詞すべてなしの楽譜をスキャンしてみましたら、ほぼ完璧にスキャン出来て驚いたので、(楽譜スキャンは前から難しいことと聞いていて、多分そんなに信頼性は高くないだろうと思っていたので)、なんでもありの同プロフェッショナルを買うことにしたわけです。使ってみると、歌詞もぼほオーケーだし、十分実用になります。これは強い味方ですねぇ。

この際なので、ソフトシンセもいいのを買うことにしまして、注文しました。これはイギリスに直で注文する必要があります。ま、今時イギリスに注文するのも、四日市に注文するのもそんなに手間は変わりませんからいいんですけど、ヤマハさん(あ、シベリウスはヤマハが扱ってます)もっと商売すればいいのにね。

シベリウスで一つだけ問題がありまして、一カ所だけダイアログが開かないです。これはどうも私のハードウェアの問題(いわゆる相性ってやつです)みたいで、今メーカーの方に調査してもらってます。一度何かの弾みでうまく開いたことがあったんですが、それっきりです。うーむ、やはり自作のマシンだと何がおこるかわからんです。でもマザーボードなんか思いっきり「枯れた」ヤツなんで安定はしているはずなんですが。