リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ドクダミ

2010年04月28日 10時27分45秒 | 日々のこと
今年はどうもなかなか春にならないみたいですね。今日は春らしいいい天気ですが、昨日は結構寒く、薄手のダウンジャケットを着て外を歩いていました。でも桜はもうとっくに散りましたし、ウチの敷地に自生しているドクダミもすっかり成長してきました。



もうしばらくすると、白い可憐な花が咲いてきれいになるんですよね。たぶん、このドクダミのおかげでしょう、ネコがウ◯チをしていくことがありませんので助かります。ドクダミの匂いのせいでしょうかねぇ。

ドクダミの自生地はこのあたりではもはや貴重な地面が出ているところですから、ネコだけでなくイヌにとっても心地いいところなんでしょう。ずっと前、飼い主さんと一緒に散歩していたイヌがここで気持ちよさそうにウ◯チしていました。ちょうど土の中に埋め終わったところで、玄関を出たところの私とばったりと遭遇した飼い主さんはバツが悪そうに立ち去って行きました。いっしょにブツも持って帰ってほしかったですねぇ。(笑)

バロック音楽の旅IV

2010年04月26日 20時03分13秒 | 音楽系
今日の午前中に、くわな市民大学講座の提案プレゼンがありました。会場はメディアライブの多目的ホール。

私が提案しました「バロック音楽の旅IV」は見事(笑)審査を通りまして、晴れて桑名市教育委員会共催の催しものになりました。桑名市民の皆様には、5月15日付の広報に案内が掲載される予定です。

昨年度の講座の最終回に頂きました先行予約と18日の六華苑コンサートのときの案内で、すでにそこそこの人数の申し込みが届いています。広報の宣伝効果で20~30人くらい増えると嬉しいんですけど、今年は何人くらいになるでしょう。

桑名市民以外の方も参加できますので、興味のある方はぜひご参加下さい。第1回目は5月29日(土)15時 高橋弘治のバロックチェロによります、バッハ無伴奏チェロ組曲第2番、第3番。のっけから、超重厚なプログラムでしょ?(笑)講座は2ヶ月半から3ヶ月くらいの間隔で全5回開催されます。詳細および他の回については私のホームページのコンサート案内を御覧下さい。

地デジ移行

2010年04月23日 12時25分44秒 | 日々のこと
7月5日からアナログ放送の上下が黒くなるそうです。ヤフーのニュースによりますと、「来年1月の実施予定だったが、広報の取り組み強化が必要と判断した」そうですが、余計なお世話です。ちゃんとわかってますから。

7月4日午後5時59分から1分間、アナログの番組やCMの放送を止め、アナログ放送終了や総務省の問い合わせ電話番号などを全画面で表示する、そうです。なんか嫌がらせみたいな。(笑)これは是非みたいといけません。(笑)

ウチは1年くらいテレビなしの時期がありました。たしか故障したので、この際なおさずにテレビなしの生活にしようということで、テレビレスになったように覚えています。昭和天皇の大喪の礼が行われた頃で、大喪の礼はテレビで見ていません。

別にテレビが無くても何も困りませんでしたねぇ。上の子どもがまだ4,5歳、下の子どもが生まれて間もない頃でしたか。でも結局はテレビを直して(買ったんだったかな)テレビのある生活に戻りました。1年ぶりに明石家さんまを見たら、少し太っていたのを覚えています。(笑)そうそう、バーゼルでの2年間もテレビなしでしたねぇ。この際だから、来年の7月24日正午以降テレビレスの生活に突入しようかしら。(笑)

全国テスト

2010年04月21日 14時18分28秒 | 日々のこと
昨日は全国の小中学校の抽出校+αで学力試験が実施されました。最初は4割くらいの抽出で、その後仕分けられて3割になって、実際は自主参加が増えて7割くらいの学校で実施されたといいます。

なんかこの3割とか4割というのは、何も根拠がない数字だったということになりますね。大体あの事業仕分けというのは、良い悪いは別としても昔の大衆団交を思い起こさせる感じで、そんなんでパッパッと決めちゃっていいの?って感じはしますが。

実際は7割ということは、仕分けて経費削減した意味がなくなりますよね。もっとも採点は自分たちでやれ、ということなんでしょうしょうから、余分の経費はかからないのか。

自主参加の学校でやった採点の精度もあてにできないでしょうけど、国としてのデータは3割の学校の分だけでやるから、信頼性も確保されるんでしょう。

自主参加の学校の結果はあくまでも参考程度ということになるんでしょう。でも地方ではこの数字が一人歩きしないかちょっと心配ではあります。

この全国学力テストが実施される少し前に、「教育課程(学習指導要領)実施状況調査(テスト)」というの実施されました。実は教師をやっていた「晩年」にひょんなことでこのテストの作成に関わったことがあったこともあって、全国で全員を対象にした学力テストが実施されると聞いて、なんで「教育課程実施状況調査」だけであかんのかいな?と思ったもんでした。

「教育課程実施状況調査」は中学校全学年の5教科と小学校の4教科(だったかな?対象学年は覚えてません)で、1、2割り程度の抽出校で行われていました。これはそもそも学習指導要領改訂のための資料とするものですから、今後数年年たったらまた実施されることと思います。

自民党政権では全員参加でしたが、民主党政権になって国語と算数・数学だけの抽出調査になったわけですから、「教育課程実施状況調査」の実施頻度を少し多くするだけで十分というかその方が多くのデータが得られたのでは。何かワケのわからん人が一杯雑音を出すので、変な方向に行ってしまった、という感じがするんですよね。「仕分けで」1番じゃないとイケないんですかって、とんちんかんなことを言っていた人もいたし。(笑)

私がこのテスト作成(英語です)にかかわったときは、全学年分のテストを5セット作り、春に予備調査を行い、その分析を夏におこなって、最終的に3セットにしぼりこみ、それを秋から冬にかけて実施という、結構周到に準備をしました。そしてその次の年度に分析を行っていました。

今の学力調査は、予備調査をやって精度とか妥当性の確保はきちんとやってるんでしょうかねぇ?気にはなります。

電化

2010年04月20日 09時40分52秒 | 日々のこと
NHKタイムスクープハンターなかなか面白い番組ですね。先週は米相場の伝達師のことをやっていました。桑名でもあったというのは聞いたことがあります。多度山に中継地点があって、大阪の相場を伝えていたようです。

でもそのうち電話ができて、伝達師は不要になっていくんですよね。今はインターネットでもっと人手がいらない。ここ100年くらいの間で、電化とか機械化して人がどんどん不要になっていく流れがありますよね。電気をエネルギーにするとか電気で制御するということです。単純に言ってしまえば、電気が人を不要にするということでしょうか。

電化以前は人手をたくさんかけて、人々は技を磨きました。今はそういう場面がどんどん少なくなっています。鉄道がSLだった頃は、電車より運転はずっと過酷で技もたくさん必要でした。整備する側もそうでしょう。でもそこに人々はそれぞれの生きがいを見出すことができました。駅の改札には、すばらしい早業で切符を切る名人芸を毎日披露してくれる駅員さんがいました。彼らはきっとそれをすごいほこりにして働いていたでしょう。桑名駅のラッシュ時のアナウンスも人力でした。学生の頃、いつもよくあんなに次から次へと間違えずできるもんだなぁと関心していました。鉄道関連を見るだけでも、これだけ人の技が電化野郎に奪われています。

今度はいよいよ自動車の動力に電気が入ってきます。これはまず間違いなさそうです。もし超高効率の電池が出てきたら、あっという間に変わるでしょうから。電気自動車の部品点数は今のエンジン車の百分の一といいますから、車を作るのは別にトヨタやホンダじゃなくてもいいということになります。タミヤ模型だってそのうち作ってくるに違いありません。

そうするとかなりの規模でまたまた人の技を発揮できる場所が減って来ることになります。こういった流れって、便利さを追求して世の中が良くなっていくように見えて、実は人を不幸にしていくのでは?物価がどんどん下がってありがたいと思ったら、それはデフレで一番問題なんだ、みたいな。私たちはきっとどっかでもっと不便にしよう!という動きを作らないといけなくなるのかも。

不便ならなんと言ってもリュートです。なんせ電化はおろか産業革命も知らない楽器ですから、不便そのもの。フレットもまかなきゃいけないし、木のペグなので調弦も大変。弦も多いし。でもそこに実は人間性回復のポイントがあるのです。万人向けの簡易楽器や電気楽器では味わえない人間主体の苦労がそこにはあります。近未来のキーワードはリュートです!ん?ちょっと妄想が過ぎましたか。(笑)

春の六華苑コンサート

2010年04月19日 08時04分49秒 | 音楽系
昨日は桑名の六華苑で「チェロ・イン・バロック」と題しまして、チェロの高橋弘治さんとコンサートでした。高橋さんは、桐朋学園大学、ベルギー・ブリュッセル王立音楽院古楽器科卒業を卒業した新鋭で日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンなどにも参加しています。

昨日までの春とは思えない寒い天気から一転して、いかにも春といった陽気にめぐまれました。私は雨男なので、これは多分高橋さんのお陰でしょう。

曲目は、

コロンビ作曲 トロンバとチャコーナ
カルダーラ作曲のニ長調ソナタ 第1楽章
ボーニ作曲のソナタ10番ハ長調
そしてヴィヴァルディのソナタ ト短調RV42

でした。

私はニ短調調弦をしたテオルボで通奏低音を弾きました。ガンバとは何度もやったことがありましたが、チェロははじめてです。バスガンバの1弦はレですが、チェロはラなのでチェロの方が楽器としてはより低音域と言えます。テオルボの方が少し高い音域で和音を入れることができ、なかなかうまい具合に融け合います。なにせテオルボは音色や強弱の変化ができるので、チェロの表現とはぴったり、チェンバロよりずっといいですよ、って自画自賛ですが・・・(笑)

会場の担当の方に演奏中の写真撮影お断りの旨をコンサートの前に言ってもらったんですが、ヴィヴァルディ演奏中に数回フラッシュをたいて写真を撮ってらっしゃる方がいて参りました。大きな会場と異なり結構至近距離ですからねぇ。集中はとぎれるは、目がちかちかするはで困りました。途中から入ってきた人かもしれませんですねぇ。次回からは係の方に常駐してもらわないといけませんです。

勘違いと思い込み

2010年04月12日 09時35分46秒 | 日々のこと
昨日は私が教えているミューズ音楽教室の発表会で、名古屋市の名東文化小劇場に行きました。一応スタッフとして係を仰せつかりまして、発表会は大変スムーズに進行していきました。

今回は発表会終了後打ち上げがあるので、公共交通機関を利用しました。地下鉄の切符を買う時に、この会場の最寄の地下鉄駅が上社か一社かはたと迷ってしまいました。行く前に乗り換え案内で調べたんですが、どっちだったか思い出せませんでした。こんなよく似た字の駅が連続するようにするなよなっていまさら勝手な文句を心の中で言っていましたが、まぁトシなんでしょうかね。(笑)

で、迷った挙句、上社に賭けることにしまして、上社まで切符を買いました。一社から地下鉄は地上に出ます。地上に出たとき、あ、これは違う、一社で降りるべきだったと思ってしまい、上社で下車してすぐ一社まで戻りました。名東文化小劇場へは地下鉄で行ったことがあると思い込んでいたので、列車が地上に出たとき、これは記憶と違うと思って戻る判断をしたわけです。一社で下車して地上に出てみますと、ここから小劇場に行ったことがあるような記憶がします。でも周りを見てもそれらしい建物はありません。そこでミューズの社長に電話をして聞いたら、もより駅は上社だとおっしゃる。れれれ?

実は、名東文化小劇場に地下鉄で行ったことはなく、車で1回行ったことがあるだけ。(師匠の名古屋招聘コンサート時)ミューズの発表会は2年前に東文化小劇場で行っていてここではやっていない。一社で下車したしてどっかに行った記憶があるのは、小劇場にいったのではなくて、打上げの飲み屋に行った記憶を勘違いしていた、ということなどがだんだん思い出されてきました。勘違いと思い違いのかたまりです。ということで、また上社に逆戻り。

駅を出て文化小劇場に向かおうとしたんですが、トンマな私はそこから結構迷いました。だって、「名東文化小劇場」の左矢印の先の階段は閉鎖されていて登ることができないし、見ようによっては駅の外に出て左に曲がる、にも見えるのですから。

駅の出口付近をうろうろしていて、結局ここから入るしかないと判断し「関係者以外は入らないでください」という表示のある階段を3階まで上りついに到着。妙なルートでしか入れないんだなぁとその時思いましたが、実は、その階段の真うしろにエレベータがあり、普通皆さんはそこから3階に上がるようです。(笑)でもそのエレベータの扉に、名東文化小劇場は3階です、という旨の張り紙がしてあるだけなんですよね。もうちょっとちゃんとわかるように表示しとけよなと思いましたが、発表会に参加した方で私のようなルートで来たのは私だけでした。(笑)

お知らせ

2010年04月01日 13時46分57秒 | ウソ系
日本リュート検定協会では、下記の要領で「マッテゾン杯争奪リュート調弦競技会」を開催いたしますので、関係各位のご配慮をよろしくお願いいたします。

   記

1.日時:2010年6月31日13時30分
2.会場:名古屋市千種区長元8060 重源寺ホール
3.参加資格:国籍、年齢を問いません。
4.部門:ルネサンス・リュートの部、バロック・リュートの部(ただし、ルネサンス・リュートは7コース、バロック・リュートは13コースのバスライダーがついているもの)競技方法については、「付記」を参照のこと。
5.参加申込:2010年4月30日締め切り。次のURLにアクセスしていただき、必要事項を記入の上申込むこと。http://www.chougen.tuka_reru なお、参加料は無料です。


  付記

競技の方法について

1.楽器は各自持参のこと。競技の前に楽器のレギュレーション審査があります。
2.公式室温は21度、公式湿度は45%。
3.楽器に張ってある弦は合成樹脂弦、ガット弦いずれでも構わない。
4.公式ピッチは、ルネサンスは440ヘルツ、バロックは415ヘルツ、公式テンペラメントは平均律とする。
5.調弦に要した時間(秒)と各弦単位の測定誤差(セント単位)の合計を記録とする。競技者は両手を垂直に垂らし、審判の「はじめ!」の合図で手を楽器に持って行き、調弦を開始する。「はじめ!」の合図までに手を動かすとフライングとみなし、2回連続フライングをすると失格。競技者は終了したらその旨を審判に告げる。調弦終了後は、楽器を速やかに判定員に渡し、粛々と結果を待つこと。

※当協会では、優勝者の記録をキネスブックに申請する予定です。
※当協会では、8060運動推進中です。(8060運動とは、80歳までに60年間調弦しよう、という運動です)