リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

紫綬褒章!

2014年04月29日 11時57分47秒 | 日々のこと
紫綬褒章受章しました。もちろん私なんぞではなく、作家の稲葉真弓さんです。

稲葉さんは家内のいとこで、作家としてひとりだちしたころから密かに応援してきました。もうすでに文壇での地位はゆるぎないものになり、最近もいろいろな文学賞をもらっています。そして昨日紫綬褒章をいただいたとの報に接しました。誠にめでたいかぎりです。さっそく親戚中連絡しまくりました。

同じ紫綬褒章をもらった人でも玉三郎や羽生選手なんかは大きくマスコミで取り上げられているのに、稲葉さんはあまり取り上げられていないので、このブログをお読みの方のご迷惑を顧みず、せめて私だけでもと自分のブログでささやかながら騒ぎ立てることに致しました。プロフィル等は以下のウィキの記事をご覧下さい。

稲葉真弓

まぁいわゆる純文学作品を書く人なので、作品は一般ウケはしにくいかも知れません。でも受章記念ということで本屋さんで目立つところに置いてあるかも知れませんので、目にされたら一度手にとっていただけるとうれしく思います。

英語の歌(2)

2014年04月28日 21時49分21秒 | 音楽系
三省堂の英語教科書に採用されていた英語の歌第二弾をHPにアップしました。

New Crown English Course 平成9年度版(1997)所収です。市販の教材や教師用の指導書には当然ヴォーカルがはいっていますが、著作権の関係でオリジナルトラックは掲載することができません。歌のロサンジェルスで地元の歌手による録音が行われました。ロスまで行って是非録音に立ち会いたいと三省堂さんに申し入れましたが、予算的に無理とのことであっさり断られました。(笑)

この頃はもうアナログシンセは使っていませんが、最終的には一度アナログに落としてからDAT(デジタルテープ)やコンピュータに持っていっておりました。まだアナログ出力しかないシンセを何台か使っていたからです。一度もアナログに変換しないでオールデジタルで最終出力(ミックスダウン)まで行くのは次の平成13年度版のための音楽制作からになります。

技術の進歩というか変遷はめまぐるしいことこのうえなく、今はオールデジタルに移行した平成13年頃から更に変化して、もうハードウェアのシンセサイザは全く使わず音楽制作しています。平成13年頃はまだハードウェアのシンセ(XV-5080)を使っていましたが、コンピュータの演算処理が飛躍的に向上したので、全ての音源演算が外部のハードウェアによらずともパソコン内でできるようになったのです。

ハードがいらないのですから当然経費も激減、ある程度メモリさえ積んでやれば、10万円台のコンピュータで全く問題ありません。20年くらい前は、「コンピュータで音楽制作するには」というような内容の特集が音楽系の専門誌で組まれたこともありましたが、今やごく普通のコンピュータでそれができるようになってすでに久しいです。当たり前すぎて、コンピュータそのものの特集なんてネタになりません。

もちろんハードの音源があれば、鉄壁にシステムが安定しますから、最新のが欲しいなと思うときもありますが、せいぜい数万円も出せばちょっとしたオーケストラ音源が手に入りますから、まぁハードはいらないか、っていうことになります。今や楽器だけでなくデジタル音源が日本語の歌までうたってしまうすごい時代になってしまいました。(初音ミクは英語もいけます!)

よく走る車

2014年04月17日 10時52分57秒 | 日々のこと
今日は天気がいいので久々に車を洗いました。ボディにナントカコーティングをしているので、基本的に水洗いだけでオーケーです。最近は自宅の前で洗わずスタンドでオート洗車をして、そのあと仕上げをしています。

久々の洗車なので、バンパーにタールの小さいつぶがこびりついて取るのが大変。こういうことをするときは必ず手袋をします。手は蒸れるのですが、これで指先が荒れるということはありません。リュート奏者は大変です。(笑)

あとホイールを綺麗にしたら完成というころ、隣でワンボックスカーを磨いていたオッサンが声をかけてきました。

「この車どのくらい走る?」
「そーねー、季節によってちゃうけど、今やったら20キロくらいやね」
「おー、やっぱりよー走るなぁ。こないだこれの試乗をしてきたばっかやわ。今の車もぼちぼち買い換えというとこやし」

一昔前だと「よく走る」というのは「よくスピードが出る」という意味でしたが、今や変化して「燃費がいい」という意味で使われることが多いようです。

さっきの会話、30年くらい前なら、

「この車どのくらい走る?」
「そーねー、こないだ高速で140キロ出したで。加速もなかなかのもんやわ」
「おー、やっぱりよー走るなぁ。こないだこれの試乗をしてきたばっかやわ。今の車もぼちぼち買い換えというとこやし」

ということになりますね。(笑)

言葉は世につれて変化していくようで。

セルシオ vs 分離帯

2014年04月15日 12時48分43秒 | 日々のこと
例の交差点に立っている看板で、「セルシオvs分離帯」というのがありました。分離帯は逃げて行ったり口論したりはしませんので、これは明らかにセルシオがどっかに逃げて行ったのでしょう。


(写真は記事とは関係ありません。またアビーロードでもありません)

私の偏見では、セルシオに乗っている人にはときどき怖そうな人がいますが、そういった人がが無茶な運転をして分離帯に突っ込んでいって、すぐ逃げていって、それを見ていた善良そうな人が警察に通報した、といった感じでしょうか。セルシオの人は怪我をしたのかもしれません。それを見かねた善良な人が救急車を呼んだが、暗い過去を持つセルシオの人は、パトカーと間違えて、怪我を押して逃げ去った・・・

なんかいろいろな妄想が膨らむ組み合わせではあります。

リュート音楽のひととき13のチラシ

2014年04月12日 13時09分26秒 | 音楽系
6月1日(日)15時からのコンサート、「リュート音楽のひととき13」(ミューズ・サロン:名古屋市北区大曽根)のチラシを印刷屋に頼みました。このシリーズはちいさなコンサートなので、チラシをあまり印刷屋に頼むことはないんですが、ちょっとまとまった枚数を配布しなければならなくなったので、お願いすることにしました。



自分のレーザープリンタで印刷すると一枚12円くらい経費がかかります。100枚以下ならなんとかいけますが、枚数が多いと結構かかってしまいます。

いつも頼んでいるインターネットで注文する印刷屋さんにお願いしました。ここは、自分でイラストレータのデザインをする必要はありますが、とにかく格安かつ迅速です。久々にアクセスしたので、HPの体裁が少し変わっていました。

新しいオプションもありました。それは紙の厚さの指定で「おまかせ」というのができたことです。この「おまかせ」をしていすると紙の厚みは薄いかもしれないし厚いかもしれませんが、格安になります。今回は1000枚注文しますので、「おまかせ」にすると4000円ちょっと。でもここに消費税8%が乗せられると、増税の実感がわきますねぇ。

チラシは3日後に送られてきましたが(すばらしく早いです!)なんと紙はしっかりと厚みのある(多分110kgか135kgのコート紙で6000円相当)ものでした。いやぁこれはお得でした。こんなにしっかりした紙で1枚あたり約4円ですから。印刷業界は価格破壊が起きてまたさらにもう一回破壊が起きたような価格になっているようです。

桑名市博物館

2014年04月12日 12時39分48秒 | ローカルネタ
久々に桑名市博物館に行ってみました。「桑名と薩摩」といった内容の展示だったと思いましたので、これはなかなかおもしろそうだということで出かけたんですが、なんとお休み。月曜日ではないのに・・・。



年度初めの展示物入れ替えの期間にあたってしまったようです。残念賞でした。来週の終わりころから新しい展示が始まるようです。

英語の歌(1)

2014年04月10日 23時09分31秒 | 音楽系
平成9年版のNew Crown English Course (三省堂)という中学校英語教科書に採用された歌をHPにアップしました。今はどうか知りませんが、当時は採択数第2位の英語教科書でしたので、ひょっとして聞き覚えのある方もいらっしゃるのでは?

平成9年度版に向けて、三省堂教科書編集部は英語教科書に音楽を取り入れることに力を入れはじめ、沢山作曲の仕事を頂きました。ABC Chants は1年生の教科書の裏表紙に歌詞が掲載されていたもので、A for apple pie, B for bubble gum, C for ceiling light, D for diamond rig, E for easter egg... という歌詞がついています。当時大阪の某中学校ではこの曲が結構な人気で、なんと合唱コンクールでも歌われたとか。(笑)

New ABC Song は文字通り新しいABCソングで、よくある「きらきら星」にアルファベットを順にあてていった(ある意味安易な)歌詞とはことなり、アルファベット26文字27音節に合わせた27個の四分音符からメロディができあがっています。A-Zまで2回繰り返されます。2回目はアップテンポになり、曲の最後リフレインのあと、「カン」というカウベルの音でウケを狙う作りになっています。実際まだ英語嫌いのいない1年生の4月に歌う歌であることもあり、必ずウケました。

いずれも著作権の関係でヴォーカルが入っているオリジナルトラックはアップできませんが、適当に歌ってみてください。(笑)

ドライブレコーダー

2014年04月09日 21時34分35秒 | 日々のこと
最近よく見るのがこんな看板。



交差点によく立っています。

これって要するに事故の加害者が逃げて行ったということですよね。家の近所を走っている国道の近接交差点3つに看板が立っていました。えらい多いです。

困ったもんですが、どうも人の車に当てたらまず逃げろ、ということが常識になっている人が増えているようです。

こういう世の中ですから、ドライブレコーダーがよく売れるわけです。一昨年でしたか、ロシアの隕石落下動画が沢山Youtubeなんかに公開されていましたが、ロシアでは自衛のために多くの車はドライブレコーダーを装備しているという事情があったからこそ、隕石動画が沢山撮られたということらしいです。日本もロシア化しつつあるみたいなので、私もドライブレコーダーを装備致しました。

ミューズでのレッスンの前に、近所のカーショップに預けて取り付けてもらい、レッスンが終わったら取りにいきました。これでぶつかって逃げて行く車のナンバーもばっちり、隕石がまた落ちてきてもYoutubeに投稿もできます。(笑)

カノンズ

2014年04月05日 18時11分05秒 | 音楽系
また小部屋に作品を追加しました。今回は、バロック・スタイルの2曲です。

1曲目は、「フィンガー氏のバスによるカノン」です。これはめずらしく誰からも頼まれないで「趣味」で作った曲です。「フィンガー氏」というのは、17世紀後半のイギリスで出版された「ディヴィジョン・フルート(ヴァイオリン版もある)」という作品集に出てくる作曲家です。この曲集は、グラウンドという形式で作られた曲を集めたものです。グラウンドというのは4小節とか8小節からなる何度も繰り返されるバスの上にメロディをどんどん変奏していく(ディヴィジョンしていく)という形式の曲です。この形式の曲では、ラ・フォリアが最も有名です。

このディヴィジョンされていくメロディを3本にしてカノンにしたのが、「フィンガー氏の・・・」です。まぁ、私の作品はお遊びなので、メロディ楽器は、リコーダー、トランペット、お琴という本来ならあり得ない組み合わせになっています。このカノンと全く同じ形式で作られた曲で有名なのがパッヘルベルのカノンですので、こちらも合わせてアップロードしました。普通のストリングスアンサンブルではおもしろくないので、リュートとバスによる通奏低音に、スチール・ギターが3本という編成です。

「お天気バッハ」プロジェクト

2014年04月01日 00時00分00秒 | ウソ系
お天気バッハというサイトを立ち上げる予定です。つきましては末尾にあげましたスタッフを募集致します。

「お天気バッハ」というのは、午前3時の気象庁発表の天気図に基づき、高気圧や低気圧の値と同じBWV番号の作品を契約者の皆様に配信するというものです。例えば、3月30日午前3時の天気図は次のようになっています。



高気圧が1016,1020
低気圧が988,998,1004
各ヘクトパスカルになっています。

この数字のBWV番号の作品は、

ゴルトベルク変奏曲(BWV988)
プレリュード、フーガ、アレグロ(BWV998)
無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番(BWV1004)
ヴァイオリン・ソナタ第3番(BWV1016)
ヴァイオリン・ソナタ ト短調(BWV1020)

となります。いい曲ばかりですね。リュート曲もありますし、有名なシャコンヌも入ってますね。ただ1020番は偽作とされているようですが。

つまり配信する楽曲はお天気次第ということになります。ただ残念ながら気圧の値に基づいていますので、カンタータや受難曲は多分含まれることはないでしょう。温暖化か何かで将来中心気圧が245ヘクトパスカルの超巨大台風が来たら、ヨハネ受難曲も配信可能になります。ただしそのときは日本中が大受難になるでしょうから、配信どころではないかも知れません。

現在のところ最強の台風は第二室戸台風で、最低気圧が888ヘクトパスカルでした。一方最高高気圧は1968年にシベリアで観測された1084ヘクトバスカルだそうなので、用意する楽曲は、BWV888(平均律第2巻第19番)からBWV1080(フーガの技法)までと致します。

それでこれらの楽曲の音源を用意する必要があります。バッハの作品自体には著作権はありませんが、既存のCDなどの音源を使うと経費が莫大なものになりますので、「打ち込み」で対応することにいたします。

ということで、以上のプロジェクトに関して、次のスタッフを募集いたします。

1.打ち込みスタッフ
 番号だけでも200番近くありますし、ゴルトベルクなんか1曲でものすごく長いですから、人数的には相当必要だと思われます。ただ、ゴルトベルクやフーガの技法がかかる日は滅多にないでしょうから、実際的なところでは950番から1020番あたりで充分でしょう。ということで打ち込み要員は10名募集いたします。

2.Webプログラミングスタッフ
 かっこいいデザインのできる方1名。PCでアクセスするサイトの他、スマホのサイトも作りますので、iOS, androidのコードもかける方。

3.毎朝3時に起きて気圧を確認して、配信の準備・作業をするスタッフ。7名(ひとり1週間に1回)

4.楽曲の管理やWebの管理スタッフ1名

以上19名を募集致します。明日発表致します特別なメイルアドレスにてご応募ください。なおオーディションがございますので、要項は明後日発表致します。

それから本プロジェクトに協賛していただく企業も募集しています。協賛して頂ける企業様は、明明後日に発表致します特別なメイルアドレスにてご応募ください。

              「お天気バッハ」プロジェクト推進委員会代表中川祥治