リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

アナ雪

2014年05月29日 10時14分31秒 | 音楽系
アナと雪の女王が興行収入を200億を突破したそうです。先日アメリカにいったときの飛行機の機内で私も見ました。全日空で行きましたので、ANA雪って感じですね。(笑)

後半には動きの速いスリリングな部分があるなど、エンタテイメント作品として定番の作りです。というかこの分野には全然詳しくないですが、昔のバック・トゥーザ・フューチャーなんかもエンディングに向けて同じような盛り上がりがあったのを思い出したもんで「定番だ」なんて言ってみただけですが。

このアニメは各国の言語で吹き替えされていて、機内では原語の英語以外に日本語、ドイツ語、フランス語がありました。ドイツ語とフランス語で例の有名な「レリゴー」を聴いてみましたが、歌手の声がとてもよく似ていて同じ歌手が歌っているのでは、と思えたくらいです。

日本語は松たか子が歌っていますが、英、独、仏に比べてちょっと固く細い感じなのである意味際立っている感じです。あとでYou Tube で見ましたけど、世界各国語でリレーしているヴァージョンがありました。みなさんとても声がよく似ていてよくこれだけ声の似ている人を集めたな、という感じがします。骨格、体格が似ている人を選んで、発声法を統一して、と結構大変な仕事だった思います。

このアナ雪はミュージカル仕立てなのがとても新鮮ですが、思い出すと昔のテレビ人形劇「チロリン村とくるみの木」とか「ひょっこりひょうたん島」もミュージカル仕立てでしたね。ひょうたん島に出てくる、魔女のマジョリカのテーマソング、「リッカーリッカーマッジョッリッカ~🎵魔女の中の魔女マッジョッリッカー🎵」なんて歌覚えてらっしゃいますか?歌があると印象がぐっと強まるものです。オーソドックスなオーケストラ風のアレンジで、ある意味ちょっと古風なミュージカル調なのが、このアニメが大ヒットにつながった理由のひとつなのかも知れません。


六華苑コンサート【追記あり】

2014年05月24日 14時25分10秒 | 音楽系
六華苑コンサートなうです。今年も2回開催されますがその第一回目です。

久しぶりにソロです。曲目はロイスナーとヴァイスです。ヴァイスはソナタ18番全曲演奏します。ただし、六華苑コンサートはミニコンサートなので、18番を1時の部と3時の部の2回に分けて演奏します。



今休憩中です。六華苑は現在補修中で、入場者が少ないそうですがコンサートにはたくさんの方がきていただいで一安心。地元のケーブルテレビの方もは取材に来ていらっしゃいました。第一部終演後、リュートを習いたいという方がいらっしゃって感激!さて後半はどうなるかな。今から後半の準備に入ります。

六華苑から写真が届きました。


前半の演奏です。

バックのステンドグラスがとても美しいです。ここは洋館の玄関です。第二次世界大戦のときの桑名空襲の際にはこの玄関まで焼夷弾が転がり込んできたそうです。この文化遺産(重文です)が焼失しなくて本当によかったです。

3時からの後半のステージはいつもは1時のステージより人が少なくなるものですが、1時より多く来て頂きました。前半では空いていた私の真正面の席までうまりました。ヴァイスのソナタ18番を2回にわけて全曲演奏するというプログラム構成が功を奏したのでしょうか。六華苑の苑長先生は「固定ファンが沢山いらっしゃるのですなぁ」なんておっしゃって頂きましたが。

バロック・リュート入門

2014年05月21日 01時03分23秒 | 音楽系
バロック・リュート入門という教則本をHPにアップしました。フリーですので、興味のある方はお使い下さい。

ところで、この教則本をサーバーにアップしたのはいいのですが、なぜかChomeでは見ることができません。IEやFireFox、Safariではちゃんと見られるのですが・・・

他の更新ページはちゃんと反映されているのですが、Chromeでみると「作曲家ナカガワの小部屋」(ここに所収されています)だけ更新されていません。FFFTPでちゃんと更新を確認したんですけど・・・なんででしょう?

ということで、ブラウザーはChrome以外を使ってご覧下さい。

三重ギターフェスティバル

2014年05月18日 09時59分10秒 | 音楽系
今日は朝早くから、鈴鹿市文化会館に来ています。ここで開催される第17回三重ギターフェスティバルで、四日市のギター愛好家アンサンブル「サルビア」の皆さんの指揮をさせて頂きます。

「サルビア」は若い頃からの知り合いのIさん主催されているアンサンブルで、編曲を引き受けたので指揮もと言うことになり、出演することに相成りました 。

出演は最後だそうで、まだたっぷり時間があります。

編曲したのは、長谷部二郎さんという方がアレンジしたバロックの協奏曲風の曲を更にバロック風に仕上げてみました。同じ音域の楽器ばかりの六重奏なので、音が絡まってしまいがちなので少し工夫が必要でしたがまぁなんとか。

この手のギターアンサンブルは演奏者の年齢が高い傾向がありますが、若い人はあまりやらないようで少し残念ですね。

訃報相次ぐ

2014年05月14日 14時54分21秒 | 音楽系
リュート関連の訃報が相次いでいます。

イギリスの製作家、スティーブン・ゴットリープ氏とスイスの演奏家、教育家、オイゲン・ミュラー・ドンボワ氏の訃報をイギリスのリュート協会から、あと個人的にも連絡を頂きました。

ゴットリープ氏は4月25日に亡くなられ、5月12日に葬儀が行われたとのことです。彼とは直接の面識はありませんが、彼の楽器は何度か弾いたことはあり、とてもいい楽器でした。そのうちに注文しようかと思っていましたが、かなわなくなりました。

ドンボワ氏は5月9日に亡くなられ6月4日が葬儀とのことです。彼は70年代古楽復興期のパイオニアのひとりで、多くの弟子を育てました。私が10代の終わり頃に聴いた2枚のレコード「天使のメロディ<バロック音楽とその周辺>シリーズ、ルネサンス時代とリュート音楽」と「同シリーズバロック音楽へのお誘い」特に印象に残っています。特に後者のレコードは彼の演奏はヴァイスのファンタジア1曲だけでしたが、初めて聴くバロック・リュートの演奏は衝撃的でした。

1979年にスイスに行ったときに、幸いにも彼のレッスンをスコラで受けることができました。


バーゼル・スコラ・カントルムでドンボワ氏のレッスンを受ける筆者(さすがに若いです)(*^-^*)

社交的な意味合いだった思いますが、レッスン後に「今日はとてもいい音楽を聴かせてもらったよ」とおっしゃったそのことばがとても嬉しく今も心に残っています。その何年か前に彼は右手が腱鞘炎になり、手術をしたそうですがうまくいかず、右指が上がらなくなっていました。その時のレッスンも実際に楽器が弾けないので、クラヴィコードでレッスンをして頂きました。右手は鍵盤楽器の動作には問題がなかったようです。

お二方のご冥福を謹んでお祈り致します。

はやばやと

2014年05月13日 19時22分35秒 | 日々のこと
はやばやとアメリカから戻って来ましたが、今日は暑いです。娘夫婦の家の近くでは雹がふったそうな。私の滞在中は暑い日もあったくらいですが、ちょっと天気の振幅が極端ですね。

弾丸ツアーだったせいか、時差ぼけはさほどは感じられません。今夕方ですが、一応体は夕方の感じを受けております。午前中のレッスンは、生徒さんの玄関チャイムで起こされるという失態を演ずることもなく、つつがなくこなしました。

昼から天気がいいので、車でも洗いに行こうかと思いましたが、ちょっと暑すぎる感じがしましたので、やめました。正解だったようです。

アメリカです。

2014年05月09日 20時00分17秒 | 日々のこと
アメリカに住んでいる娘の子供の守りをするためにアメリカに来ています。場所はシカゴ郊外のダウナーズ・グローヴといういかにもアメリカらしいゆったりとした感じの街です。



今までアメリカに行くときはずっとアメリカの航空会社を利用していましたが、今回は久々にANAを利用しました。飛行機はBoeing 777-300 の真新しい機体で、シートも前後左右とも少し広くなっています。足元が広くなったのに加えて、リクライニングが少し限定されているのがいいですね。機内食も以前に比べると随分工夫されていて美味しくなっています。少々驚いたのは、客室乗務員が定期的にトイレの清掃をしていることです。シンガポール航空みたいですねぇ。これで何もいわずに楽器をキャビンに入れてくれると言うことなしですが・・・

さて子守りですが、(正確には孫守りですが)今年の4月はじめに娘が第二子を出産したので、こちらにしばらく滞在してお手伝いをしようということでこちらに来ているわけです。第二子は女の子で順調に育ってます。第一子よりもおなかの中に長くいたせいか、少し成長が早い感じがします。私は諸般の都合で12日には日本に戻っていますが、家内は7月中頃まで滞在する予定です。

こちらには正味3日しか滞在しないという弾丸ツアーですので、できるだけ時差に順応しないように朝早く起きてこのブログを書いています。まぁ日本と同じ時間帯で生活すればひょっとしたら帰ってきても時差ぼけはないのかも知れませんが、そういうわけにもいかず、多分時差ぼけというのは光に感応していくことで起こるのでしょうから、そうだとするとやはり時差ぼけはどうやっても避けられないのかも知れません。

取れました!

2014年05月06日 18時14分59秒 | 日々のこと
どうでもいいような話ですが、我が家ではかねてから困っておりました、皿とどんぶりがとれなくなってしまった問題、あっさりと解決しました。

1月30日のブログに書きましたが、こんな感じでした。



たたいてもこじても、電子レンジであたためても、石けんを流し込んでも冷やしても、何をしても取れませんでした。

しようがないので、ひとつ割ってひとつを生かそうということになり、どちらを割るかというと当然皿の方でしょう、ということで、五寸釘を金槌で打ち込むことにしました。

家内に頼んでベランダに新聞紙を敷いてもらい、私は道具箱に金槌と五寸釘を取りに行きました。確かこの工具箱に五寸釘があったはず、とその道具箱を開けかけたとき、家内が部屋に入ってきて、「とれた!」と言う。



家内によると特に何もしていないのに、ポロッと取れたといいます。すんでの所で皿は命拾い。うーん、まるで皿に意思があったみたいですねぇ。(笑)何はともあれ、めでたしめでたし。

CD第2集の試聴ができます

2014年05月04日 23時26分04秒 | 音楽系
近日リリース予定のCD第2集の試聴版を作成しました。ホームページの演奏ライブラリで聞くことがきます。

曲目は以下の通りです。

ヴァイス作曲ロジー伯のトンボー
バッハ作曲組曲第2番ト短調BWV1008(無伴奏チェロ組曲第2番のリュート編曲)
ヴァイス作曲サラバンド(ソナタ第15番より)
同ファンタジア ハ短調
同メヌエット(ソナタ第23番より)
バッハ作曲組曲第3番ト長調BWV1009(無伴奏チェロ組曲第3番のリュート編曲)

それぞれ約1分間試聴できます。

CDのカヴァーピクチャーは以前ご紹介しましたが、改めてハイレゾ版の絵をアップします。



今回も放浪の即興画家(という風に言っていいのかわかりませんが)ユキンコアキラ氏にお願い致しました。第1集の絵もとてもすてきでしたが、今回の絵も勝るとも劣らない出来です。