前回の、
◎左の指に関して、どの指が何コースの何フレットをどう押さえているかのイメージを作りそれにに集中します。
◎右の指に関して、どの指がどのコースを弾いているかのイメージを作りそれに集中します。
◎そしてその音をしっかりと覚えるようにします。
という練習を続け、意識として左指も右指もまるで実際に見ているかのようになるまでがんばります。そしてそれらはリアルの目で見ている楽譜と実際に出ている音と一体化するようにします。手元は見てはいけませんよ。
ここまで出来たら実はバーチャル・リュートの基礎部分は構築されたに等しいです。
ここまでの実践が身についていない状態だと暗譜はきちんとできません。暗譜にとても時間がかかり、かつすぐ忘れてしまいます。また曲の途中で止まったら続きから復帰できず最初に戻らないと弾けません。
よく発表会を暗譜でやって途中でつまってしまって、ニッチもサッチもいかなくなるという気の毒なケースは上記のような練習をしていないからです。