リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ウソゆうたらアカンやろ!

2019年01月29日 12時19分34秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
NHKの「チコちゃんに叱られる!」が人気で、私も録画していつも見ています。決めぜりふ、ボーッと生きてんじゃねーよ!がいいし、語りの森田美由紀アナウンサーがNHKっぽい調子なのに内容はけっこう飛んでるのもいいです。NHK会心のヒット作ですね。

で、実は最近世の中、私の専門としている領域でウソがまかり通っていることがたまにありますので、チコちゃんを真似して、新カテゴリ「ウソいってんじゃねーよ!」シリーズをブログに書こうかと思い立ちました。エイプリルフールで毎年ウソねたばかり書いているお前がか!ってツッコミが入りそうですけど、まぁそうおっしゃらずときどきお付き合い下さい。といってそんなにネタがあるわけではありませんので、4,5回も続かないかも知れませんが・・・

ただ私は関西方言のネイティブなので、実はチコちゃんの決めゼリフもすこしきつく汚い感じがします。多分「ねーよ!」の部分がそういう印象を与える部分だと思います。桑名のことばだと、「ボーっと生きとったらあかんやろ」とか「・・・・あかんでー」(もちろんアクセントもかなり異なります)で、ずっと相手に諭すようなやさしいニュアンスがでてきます。ということで、新カテゴリー名は桑名地方の方言で「ウソゆうたらアカンやろ!」で行きたいと思います。それではあまり期待しないで待っていて下さい!

バロック音楽の旅12全日程終了

2019年01月21日 22時16分31秒 | 音楽系
バロック音楽の旅12の全日程が終了致しました。本年度もいつもと同じ、全6回のレクチャーとコンサートからなるシリーズです。最終回の6回目はリコーダーカルテットの「まるかる」をお迎えしました。



まるかるは太田光子さん率いるグループで、当シリーズでも特に人気の演奏家ですので、結構前から問合せがありました。何とこの6回から(というか最終回なので「だけ」になってしまいますが)参加された方が13名にものぼりました。これはさすがにバロック音楽の旅史上初めてです。なんと遠く関東からいらっしゃった方も。さすがですねぇ。

プログラムは「まるかると行く、イタリア、フランス、イギリス、オランダ、ドイツの旅」と題しまして、以下の曲目を演奏していただきました。

ジョヴァンニ・ガブリエリ (1554/57-1612)
カンツォン第2番

タルクィーニオ・メールラ(1594/95-1665)  
カンツォン第2番「うぐいす」
  
ピエール・アテニャン(c.1494-1551/52)
パッサメッツォのパヴァーヌ、ガリヤルダ、ブランル、バス・ダンス

リチャード・ミーコ(1590-1661)
パヴァーヌ第2番

ウィリアム・バード(1543?-1623)
セリンジャーズ・ラウンド

ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621)
エコー・ファンタジア

ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)
プレリュードBWV899、フーガの技法第1番ニ短調BWV1080

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)
協奏曲へ長調 TWV40:202



華麗なテクニックと息のぴったりあったアンサンブル、そして表情豊かな音色に受講の皆さんもうっとり、曲が終わる度に感動のため息が聞こえてきました。会場となったくわなメディアライヴ1F多目的ホールの残響がとても豊かで音質もいいので、リコーダーの音がホール中響きわたっても耳にはとてもマイルドでした。また近いうちに本講座にお呼びしたいと思います。

来年度は、バロック音楽の旅13と題してしてまたレクチャーとコンサートからなるシリーズを企画しております。例年と異なり、第1回目が9月で、次の年(2020年)の2月まで毎月続きます。桑名までそんなに遠くないという方はぜひお越し下さい。桑名からずっと離れている方もお待ちしております。


規約改定?

2019年01月07日 13時38分04秒 | 音楽系
私がアメリカのリュート協会(LSA)に入れてもらったのは、もう40年数年前のことです。まだ学生時代で、たしかオイゲン・ミューラー・ドムボア氏の「バッハのBWV998はリュートのために書かれたのか検証」(正式なタイトルは忘れましたが)する投稿を読みたかったので入会したと記憶しています。それを日本語に翻訳して、中部日本ギター協会機関誌「ロゼッタ」に投稿したことを覚えています。

会費さえ払えば誰でも入れる会ですが、多分私は最も初期のメンバーのひとりではあります。20年近く前には、生涯会員の制度が出来たということで、毎年会費を払い込むのも面倒なので、ドーンとン万円払って、生涯会員になりました。

そんなアメリカリュート協会ですが、新年早々メイルを頂きまして、財政難で生涯会員の方の会誌現物送付を停止して、PDF版を送付することにする、ただしそれ以外の会員のメリット(ライブラリ閲覧など)は変わらない、とのお達しがありました。まぁここで話が違う!後出しじゃんけんは卑怯!どこやらの国みたいにゴールポストを勝手に動かすな!とゴネてもいいのですが、最近LSAの会誌が薄くなり、内容も薄くなって来たので運営が厳しいんだろうなぁとは思っていたところなんで、すんなりと受け入れることにしました。

リュートに関心がある層が高齢化、自然減、若い世代が入ってこないということなんでしょうかねぇ。必ずしもそうではないような気もしますが。あ、今さっき出したばかりのメイルの返事が届きました。向こうは昨日の夜かな。ご理解頂き有り難うございます、なんて書いてありました。

イギリスにもリュート協会がありますが、こちらは一時期会誌の内容が少しレベルダウンしたこともありましたが、ここ何年かはとても充実しているので大丈夫なような気がします。こちらは生涯会員制度はないですが、3年単位で払い込む会員になっていまして、今年がその払い込みの年です。忘れないようにしないと。

今までの会誌がすごい量でデジタル化してiPadで見た方が本棚のスペースの節約ができるので、イギリスリュート協会の方もPDF版だけにしようかなという気もしますが、印刷した現物を頂いた方が有り難いような気もします。でも自分の楽譜の閲覧が、練習時も本番の時もiPadに切り替えたくせに冊子が欲しいというのは、妙なノスタルジーに過ぎないんでしょうねぇ。

年越し参り

2019年01月01日 19時55分31秒 | 日々のこと
昨年はアメリカで新年を迎えたので年越し参りができませんでしたが、今年は恒例?の年越し参りを家内と敢行致しました。11時半過ぎにまず向かったのは立坂神社。地元の人は八幡さんと呼んでいますが、江戸末期の武士、渡部平太夫が書き残した「桑名日記」にもよく出てくる神社です。ここで御神酒を一杯頂きました。



次に向かったのが、立坂神社からすぐの真教寺。先ほどの渡部平太夫の自宅のすぐまえです。当時の地図では西龍寺でしたが、なぜ名前が変わったのでしょうか?ここでは除夜の鐘を2つつかせて頂きました。お寺なので御神酒は出ませんでしたが、なぜかベビースターラーメンをいただきました。



次は善西寺です。到着やいなや甘酒を頂こうと向かいましたら、まずお参りして下さいとたしなめられました。おはずかしい限りです。ここはすぐ近所のお寺ですが、実は本堂に上がらせてもらったのは初めて。お参りを済ませたあと、有り難く甘酒を頂きました。



次は氏神さんの神館神社です。本当はここを一番にお参りすべき所ですが、コースの都合?で4番目になりました。ぜんざいを用意して頂いていましたので、餅が喉につまらないようありがたく頂戴いたしました。



神館神社を出て、国道一号線を渡って向かったのは八重垣神社です。ここはいつも氏子の皆さんが御神酒をたっぷり飲ませてくれます。



旧東海道を進み次は天武天皇社です。お参りを済ませたあと御神酒をふるまっていただき、神社の方としばし世間話。この神社の神主さんは私と学年が一級下の方で、そのお子さんとウチの息子も親しくさせていただきました。ここではいつもくじ引きがありまして、家内と私とでティッシュペーパーと砂糖をゲットしました。



さらに東海道を上り、十念寺さんにお参りしました。ここは年越しそばをふるまっていただけるのですが、惜しいことに私の前の人で終了でした。仕方ないと言ってはいけませんが、甘酒を頂きました。このあたりで、ちょっと胸焼け気味です。



最後に向かったのは春日神社。春日神社というのは通称でして、桑名神社と中臣神社そして末社4社からなる桑名では一番名が通った神社です。さすがに沢山の方がお参りに訪れていて、列の末尾からお参りまでかなりの時間並びました。



春日神社のあと帰路につきましたが、夜も大分更けてきて寒くなってきました。帰宅したのが2時半。3時間かけてはしご初詣をさせて頂きました。さぞかし御利益があるのでは、と期待しているようでは人間まだまだです。沢山の神様にご挨拶申し上げ、今年の事始めとしたいと思います。