リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ひきずりバッグ注意!

2008年10月31日 14時03分18秒 | 日々のこと
やっと世間で注目されるようになりました。私が前から言っていたひきずりバッグ(ホントはキャリーバッグというらしい)です。JRの駅にポスターが貼ってありましたし、少し前の新聞にも問題点を指摘する記事が出ていました。昨日も名古屋駅を歩いていたら、オッさんがデカイのをゴロゴロやっていました。そのオッさんのあとにまたお姉さんがちっちゃいのを引きずって行きました。



私の場合、ひきずりバッグが気になる理由は、自分の後方の公共空間を2人分以上占有して歩くということなんです。JRの掲示には、「人の倍以上も公共空間を占有するのはけしからん」とは書いてなく、安全に注意して下さい、としかありません。これは本質的なことではないと思うんですよね。ただ単に歩いているだけでも当然安全に注意して歩かなければなりませんし、テオルボを持っていたら非常に周りに気をつかいます。

同じ公共空間でも前方の分は、他の人にとってはあまり気にならないと思います。一番気になるのは、当の本人だからでしょう。横もまぁそれほどは気にはなりません。ですから同じゴロゴロバックでも真横に置いてゴロゴロやってる分には大丈夫です(少なくとも私的には)。車輪が4つのタイプで横でゴロゴロタイプのもありますよね。多分前に置いて押した場合も(そういう使い方は普通しないでしょうけど)、私としては許せます。

要するに前方、上方、横の場合は、「安全に注意して」いればいいのではないかと思います。一番迷惑な感じがするのは、小さいバッグなのに妙に長い柄でもってゴロゴロやってるお姉さん、おばさん。私の観察では、JRのポスターの絵とは逆の、女性の方が多いみたいです。「小さいバッグなら持てっちゅーの」なんてつっこみたいところです。(笑)

比較的ゆったり歩いていて面積も広い空港ならいざ知らず、名古屋駅みたいな人が多いところではつつしみたいところです。こういうのって、階段に座ってしゃべくっているお兄さんお姉さんと同じだと思うんですけどねぇ。要するに公共の場ということをわきまえない行動です。JRもこのへんの本質をついたキャンペーンをやってほしいもんです。

コクヨの置き換えCDジャケット

2008年10月30日 14時47分06秒 | 音楽系
家にあるCDラックからCDがはみ出してから久しいですが(笑)、コクヨから出ている、CDの幅を三分の一にするといううたい文句のジャケットにCDを何枚か入れ替えたら、かなりすっきりしました。



このコクヨの置き換えジャケットは、オリジナルCDケースの裏と背の印刷物と解説を入れ込むことができるのがポイント。要するに捨て去るのはプラスチックのケースのみであとは全部入れ替えるというわけです。

持っているCDの枚数は数えたことはありませんが、600枚くらいは入るCDラックに入りきらないので、それ以上はあるのでしょう。一応アルファベット順で作曲家別に並べてあるうちのAとBの部のCDをコクヨの置き換えジャケットにしてみました。AとBで始まる作曲家なので、アルベニスとかバッハ、ベートーベンのCDが、組み物を除いてスリムになりました。人間もジャケットを替えるだけでスリムになるといいですねぇ・・・(笑)

まだ入りきらないものがあるので、また東急ハンズで60枚分買ってきました。ちょっとCDの出し入れが面倒にはなりますが、でも狭い家ですから置き場所の節約になるのはとても良いです。ただこのコクヨ製品、20枚ワンパックで1150円もします。見てくれの割には高いような。でも新たにラックを購入することを思えばかなり安いとも言えます。家にCDがあふれている方にはお薦めです。

円高進行中

2008年10月28日 11時37分13秒 | 音楽系
今日も日経平均下げています。未曾有の金融危機の影響はいったいどこまで続くのでしょうか。この株安や円高の影響がこれからじわじわと目に見えてくるわけですから、空恐ろしいです。

でも輸入した場合は逆に随分得で、リュート関係のものは輸入物が多いので今が買うチャンスです。例えば、ドイツの某製作家の11コースバロックリュートは3350ユーロですが、約56万したのが今や38万です。もっともこれは今日払い込んだ場合で、その製作家がどういう評判の人なのかを知らないで払い込むのはちょっとリスクが多すぎますが・・・

素性が分かっている楽譜なんかはいいかも知れません。でも、そんなのみんなインターネットに出ているからただだって?それって結構グレーというかダークなサイトでしょ?そうじゃないサイトにあるものの多くは間違いだらけで信用がおけませんし。円高ですからケチなことは言わず、じゃんじゃん注文しましょう。

私は弦を注文しようかなと思っています。以前より相当安く買えそうで、結果的に余計なものも買ってしまいそうですが。(笑)

ノートンから

2008年10月24日 19時18分09秒 | 日々のこと
ノートンから自動課金の案内が来ました。

以下引用です。---
お客様がご利用になられている製品の期限切れが近づいております。
ご利用中の製品・サービスはノートン製品の更新サービス期限切れ15日前に、
登録されているクレジットカードに自動的に課金され、期限が自動的に延長さ
れます。
引用終わり---

これって買ったときは自動課金じゃなかったと思うんですよね。勝手に後付されるのはとても不愉快。確かノートンは2ライセンス買って、私のと家内のパソコンにインストールしていましたが、私のはカスペルスキー・インターネット・セキュリティに替えました。こちらの方がはるかに高性能です。

後付ルールで、忘れていたら勝手に人のカードから金を引き出していくなんてなんかイヤです。ま、その方が安全は安全なのかもしれないけど。やはり自分の意志できちんとカード引き落としにしたいもんです。ということで、ノートンは自動延長停止、家内のパソコンにはカスペルスキー・インターネット・セキュリティをインストールすることにしました。そういや息子も同じものを使っていますね。家庭の常備ソフトって感じです。

そこそこパソコン

2008年10月23日 11時40分14秒 | 音楽系
いわゆる五万円パソコンといっていいのかわかりませんが、廉価パソコンが花盛りです。日本のメーカーもやっと追従し始めましたが、ちょっと遅い感じは否めません。せめてDellとかHPが出してくるタイミングは必要だったでしょうねぇ。日本のメーカーはヘタしたらノートパソコンの市場を失ってしまうかも知れません。

ソニーのウォークマンは新しい分野を開拓したということでとても強固なオリジナルブランドでした。この牙城はちょっとやそっとでは崩れないだろうと思われましたが、世の中がメモリプレーヤに移行して行く中で(というかメモリープレイヤーに完全に移行していくとは思っていなかったかも知れません)油断していたみたいで、王者の座をアップルに奪われてしまいました。メモリプレーヤは駆動メカ部分がないので構造がシンプル、従って参加メーカーが増える、ということをソニーは甘く見ていたのかも知れません。

ノートパソコンももはや日用品化しています。そこそこの性能でもはや何をするにもほぼ充分。となるとOEMで圧倒的生産規模を誇る台湾メーカーは安いノートパソコンを作るのに有利です。もともと日本のメーカーは不利だった上に、台湾のアスースが出してから1年近くたって、やっと低価格パソコン発売。パソコン業界の1年はドッグイヤーで他の分野の7年分に匹敵する、とよく言いますが、日本メーカーはえらく遅れてしまったものです。これはちょっとヤバイですねぇ。日常的に使うノートパソコンにもはや15万も20万もかける人はいませんからねぇ。

私自身今更大枚はたいてノートパソコンを買う気がほとんどなくなりました。以前は毎年のように買い換えていたもんですが。7,8年前に買ったパナソニックR1をまだ使っています。そこそこのことをするならまだこれで何とか使えます。R1はとても丁寧に作られたパソコンなのでいまだに筐体もしっかりしています。昨年リチウムイオン電池を新品にしたら、5時間近く保つようになりました。ハードディスクは自分で60ギガに交換してあるし、総合的には今の5万円格安パソコンに近いくらいの性能はまだあるかな?パナソニックさん、いい製品作ってくれてどうもありがとう!(笑)

ペットが

2008年10月22日 13時11分11秒 | 日々のこと

わが家にもいよいよペットが。毎日規則正しく動いてくれるかわいいヤツです。もちろん名前も付けました。ミドリちゃんです。ついでに名字まで。水野です。美津濃でもいいかな?でも何かスポーツ用品みたいな。(笑)やっぱり水野ですね。

子供の頃は結構いろいろペットを飼っていました。犬も猫も小鳥も金魚も買っていましたし、ペットではないんですが、草花の種をまいて生育するというのも小学生の頃は熱心にやってました。ホウセンカとかサルビア、ヒマワリ、トウモロコシなんかもやりました。二年草もやってましたがあまりうまく行かなかった記憶が。ちゃんと苗床を作って肥料もやり間引き、植え替えもやったりしましたよ。サルビアの交配なんかもやってみましたが、変な色の花が咲きがっかりした覚えがあります。

犬や猫の交配はさすがにしませんでしたが(笑)、蛙の解剖はやりましたねぇ、小学生のころ自主的に。解剖は中学校の理科で出てくるんですが、早くも小学校の4年生頃でしたか、きちんと麻酔をしてメスで解剖しました。お隣さんが歯医者さんでそこの息子さんと仲がよかったので、いっしょに解剖したということです。腹をメスで開いていくと、そこには図鑑に出ているのと同じものが現れました。蛙よ、お前はなんて偉いんだって、そのとき感動しました。



さて水野ミドリちゃんですが、彼女は生き物ではなく水飲み鳥です。電源も要らないのに不思議にもずっと動いてくれます。バランスの設定が結構微妙ですが、一旦決まるともうあとはオーケーです。あと、多少室温の影響も受けますが。ま、生き物は餌やったり家を空けるときなんか大変でしょうけど、その点ミドリちゃんは楽です。それにエコだし。今朝もせっせと水を飲んでくれています。

2つのコンサート

2008年10月20日 18時55分04秒 | 音楽系
土曜日と日曜日の連続したコンサートが終わりほっと一息です。土曜日のバッハカンタータは曲数が例年より1曲多いし、楽器もニ短調調弦のテオルボを使ったので大変でした。というかニ短調調弦のテオルボ自体が大変であったということではなく、翌日のコンサートのピッチが異なるため、二種類の調弦の楽器で通奏低音をしなくてはならなかったので大変だったということです。

バッハのカンタータは岐阜県多治見市の多治見修道院聖堂での演奏です。例年は金城学院大学内のチャペルで演奏するんですが、今回は場所を変えての演奏です。この修道院、以前(20年以上も前です)は結構何度も行ったことがありました。行くのは本当に久しぶりでしたので、その意味でも楽しみでした。

多治見インターを降りてからの街道風景はガラリと変わり全く面影がありませんでした。車には一応安物のナビを付けているのですが、これがなかったら修道院までたどりつけなかったかも。(笑)



修道院の古い建物はすっかりきれいに修復され、コンサートで使う聖堂も修復され生まれ変わっていました。壊れていたオルガンも修復されたようです。以前来たときは聖堂の内部をじっくり見ることはあまりなかったんですが、今回よく見てみると、全体としてはヨーロッパ風ながらも、柱の仕上げや色彩など随分日本的な感じが色濃く漂っているという印象をうけました。表面に見えているのは「洋」ですが、そのベースには明らかに「和」の美意識を感じさせる非常に特徴的なものです。

コンサートは非常に沢山の方に来ていただき、ほぼ満席でした。実のところ地方都市でしかもバッハということなのでそう多くは来て頂けないだろうと思っていましたが、うれしい誤算でした。用意していた自分のコンサート(12月20日の「リュート音楽のひととき第6回」)の宣伝チラシが足らないくらいでした。(笑)

翌19日の日曜日は名古屋市守山区にある東春酒造さんの酒蔵におけるコンサートです。前日もいい天気でしたが、日曜日も好天に恵まれました。私のコンサートしては大変珍しいケースです。ま、これは通奏低音をやっていてソロはやらないということもあるでしょうけど、共演者が心がけのいい方ばかりであったということに違いありません。

このコンサートは最近フランクフルトから帰国されたOさんの企画によるもので、今回のテーマはイギリス、私が通奏低音を担当するのはヘンデル、ペープシュ、ハイドンの作品、あとダウランドのリュートソングもやりました。



ここの蔵は100数十年前に造られたものだそうで、社長さんのお話では部材の一部に名古屋城からゆずり受けたものもあったそうです。リハーサルのとき、蔵の隅においてある古っぽい家具や図などを見ていたら面白いものを発見しました。明治30年代の列車の時刻表です。当時の関西線の各駅の発車時刻もありました。停車する駅の数は今とそんなに変わらない(若干記憶に自信がありません(笑))感じでしたが、名古屋・桑名間の所要時間は40数分、今のJR関西線の普通列車だと30分ちょいなので、100年間そんなに速くはなっていない、というか、明治の汽車は意外と高速って感じでした。

さてコンサートですが、こちらも沢山の方に聴いていただけました。蔵の中は外の温度変化をあまりうけず、ヨーロッパの建物の中で演奏しているような感じでした。音もとてもきれいに響きます。楽器を変えることによる通奏低音の「勘違い」も起きず、楽しく演奏することができました。

この2つのコンサート、これからもずっと盛況だといいですね。また来年を楽しみにしています。

土日のコンサート

2008年10月15日 22時09分53秒 | 音楽系
先週の六華苑コンサートに引き続き、今週の土日は2つのコンサートに出演します。土曜日はバッハカンタータのコンサート、日曜日は「酒蔵コンサート」です。(詳しくはHPのコンサートガイドをご覧ください)2つのコンサートが続くこと自体はそんなに大したことではないんですが、ひとつ大変なことをかかえてやることになります。

それは土曜日はニ短調調弦(いわゆるバロック・リュートです)のテオルボ、日曜日はGチューニングのリウト・ア・ティオルバートで通奏低音をするからです。調弦の異なる楽器をタブで弾くのは何も問題はないんですが、五線譜でしかも和音などを入れて演奏するのは結構大変です。演奏中にふと頭が混乱してレだと思って出した音がミだったりしたら大変です。ま、一つのコンサートで2種類の調弦の楽器で通奏低音をする訳ではないのでまだマシかもしれませんが。

わざわざそんなアホなことしないで、どっちかで統一してやればいいじゃん、という声も聞こえてきそうですが、それが出来ない事情があります。2つのコンサートは基準となるピッチが異なるのです。バッハは440ヘルツ、「酒蔵」は415ヘルツなのでひとつの楽器で演奏することはできません。バッハはモダン楽器による演奏なんですよね。ピッチが高いおかげでニ短調テオルボの弦はパンパンです。本当は14コースまで張れるんですが、全体の張力を下げるため、14コースは外してあります。

あと今回のバッハの曲はシャープ系の調子が多いので、ニ短調調弦の楽器の方が演奏しやすいという事情もあります。一般的にニ短調調弦の方がより多くの調で演奏がそこそこ楽です。演奏理論的にはこれを調性の対応性が高いと言います。(私が勝手に言ってるだけですが(笑))

バッハの曲で受難曲(マタイ、ヨハネ)やカンタータ(198番)でリュートが指定されていますが、これらの曲以外に当然リュートが通奏低音に入るのは充分あり得たことでしょう。トン・コープマンのバッハカンタータの録音では最近フェントロスというリュート奏者が通奏低音で参加しています。バッハの時代のリュートはニ短調調弦のバロックリュートなので、Gチューニングの楽器よりニ短調調弦の楽器の方がより正統的と言えるのです。ニ短調調弦の楽器の方がバッハの曲における調性の対応性が高いのも当然と言えば当然です。

今日は「酒蔵コンサート」のリハーサルでしたが、今日の夜から頭をニ短調調弦通底モードに切り換え、土曜日の本番が終わってからはGチューニング通底モードに切り替えるということをしなければなりません。本当はバッハコンサートが1週間あとの予定だったんですが、諸般の事情で1週間手前に来てしまったので、こんな感じになってしまったんですよねぇ。ま、やるっきゃないっすよね。(笑)

桑名六華苑コンサート

2008年10月13日 01時18分55秒 | 音楽系
今日は桑名六華苑で「バロック音楽イン・オータム」と題し、ビアンカ・ローザ(ソプラノ:加藤佳代子、リコーダー:錦万智子、リュート:中川)がコンサートを行いました。六華苑は桑名の豪商諸戸氏の邸宅を桑名市がゆずりうけ、一般に公開しています。帝国ホテルも設計したジョサイア・コンドルの作品で、西洋式の塔が経っている建物に和式の建物が直結しているという特徴的なものです。洋風建築と和風建築の合体はとても珍しく、重要文化財に指定されています。コンサートの会場になるのは、洋風の建物のロビーで非常に音響も雰囲気もいい場所で、古楽器の演奏には最適です。




六華苑で古楽系のコンサートを行うのは今年になって2回目です。第1回目は5月に行われ、私がバロック・リュートを演奏しました。このときはよく晴れて空気も乾燥していて気温も適温、最高の条件でした。今日のコンディションも5月と勝るとも劣らないくらい良かったです。もうこれで雨男は返上かも。(笑)


洋風建築ロビーから和風建築棟を見たところ


プログラムは次の通りです。

ゲオルク・フィリップ・テレマン作曲 カンタータ41番より
                  アリア「全ての創造物の支配者よ」

アダム・クリーガー作曲 恋の炎とはうらはらな気持ち
            ラインワインはとてもうまく踊る
            
作者不詳 聖ポール教会の尖塔
     ジョニー・コック・ザイ・ビーバー

作者不詳(中川祥治編曲) 竹田の子守唄

ヨハン・フィリップ・クリーガー作曲 愛しい人
                  孤独に寄せて


今回はアダム・クリーガーとヨハン・フィリップ・クリーガーの作品を「新規開発」したのが目を引きます。(というか目を引いて欲しいです(笑))この二人は血縁関係はないみたいです。彼らの作品はほとんど演奏されることがないと思いますが、なかなかいい曲を書いてます。一番最後に演奏した、ヨハン・フィリップ・クリーガーの「孤独に寄せて」を聴いて、今日のコンサートに来てらしたある方は感動して涙ウルウルでした。現代ではあまり日のあたらないクリーガーさんもさぞお喜びでしょう。(笑)

この曲は低音の主題が何度も繰り返され、メロディーはいろいろ変化していく、いわゆるバッソ・オスティナートという形で書かれています。もともとはソプラノと通奏低音のために書かれていますが、リコーダーの対旋律パートを私が書いてみました。実はリコーダーのパートを書き加えるつもりは全くなかったんですが、リハーサルの時、少し思い浮かんだメロディを口ずさんでリコーダーの錦さんに演奏してもらったらなかなかいいので、次も次もってやっているうちに結局全部作ってしまいました。ま、リハーサルのときの勢いがあったから書けた感じがします。ひとりでやっていたら多分書けなかったと思いますねぇ。ビアンカ・ローザのメンバーに感謝です。

桑名六華苑のコンサート、本年度は2回で終わりです。一昨年からここで演奏をさせてもらっていますが、今後定着してみなさんにもっとバロック音楽を楽しんでもらえたらと思っています。

餅屋は・・・

2008年10月11日 16時12分14秒 | 日々のこと
こんにゃくゼリーで窒息死した事件があったので、規制するための法律を検討しようという動きがあるそうです。私はあまり食べませんが、食感は結構好きです。でものどに詰まる事故が考えられる食べ物としてはなんと言っても餅ですよね。

お正月の頃には年配の方がのどにお餅を詰まらせて死亡という事故は結構あるんじゃないでしょうか。ひょっとしたらこんにゃくゼリーよりずっと多いかも。でも「餅規制法」制定の動きなんて聞いたことがありません。もし規制法が成立するとお餅屋さんは結構大変なことになるかもしれません。

何よりもまず売れ行きが落ちる可能性大です。それに規制法では形状に対する規制が行われ、何センチx何センチ以上の餅は販売禁止、重量も何グラム以下、硬度はどれだけ、何センチ以上伸びてはいけない、上にあんこを乗せた餅は餅かどうかの判断がしにくいので販売禁止(赤福さんは大変なことになります)などいろんなことに対応しなくてはならなくなるでしょう。

売れ行きが激減した餅業界では、業界団体(全日本餅協会略して全餅協(ぜんぺいきょう))が消費者庁に陳情におとずれ、法律が抜け穴だらけになるようにしてもらい、何とか餅屋が商売できるようになる・・・とまぁ、全てでまかせですが(笑)、こんな感じに動いていくのかもしれません。

こんにゃくゼリー事故がそもそも消費者庁設立のきっかけになっていると言われていますので、消費者庁はなんか至上命令みたいにこんにゃくゼリーをやりだまにあげていますが、こんにゃくゼリーを規制するのなら、餅も規制していかないとバランスというもの取れなくなるのでは?