リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

一年の回顧

2021年12月31日 12時16分09秒 | 日々のこと
今年も今日が最後です。毎度当ブログにお越し頂き感謝いたします。

昨年に引き続き今年もコロナ禍に翻弄されましたが、それでも多少は平常に戻りつつあります。昨年5月に開催予定だったコンサートのうち一つを2月に名古屋で開催することができました。

また昨年開催を断念いたしましたバロック音楽の旅14シリーズを今年になって開催することができました。まだシリーズの途中なのでこれから何が起こるかわかりませんがとにかくあと2回の講座コンサートを残すところまでこぎ着けました。

昨年の3月に東京の近江楽堂で開催予定のコンサートも今月に「リベンジ開催」ができました。なお近江楽堂はコロナの影響があったのでしょう、本年いっぱいで閉めるとのこと、とても残念です。

旧友の今村泰典氏を招いての10年ぶりの公開講座も10月に開催され、いままでで一番多くの受講生に参加して頂きました。参加者の世代が若返って時代が変わってきたなと思う反面、ちょっと淋しくもありました。

ただこれらのコンサートや講座が10月になって一気に開催されたので、その忙しさたるや並のものではありませんでした。普段だと半年くらいかけるべき分量ですが、二ヶ月半で(約10週間)ほぼ毎週異なるイベントをやっていたことになります。同じ内容のイベントでこの回数ならそこそこの忙しさなんですが・・・その間リハーサルもありますし、もちろんレッスンもこなしていました。これもコロナ禍のためできるだけスケジュールを年の後半にもっていったためです。今月の後半やっとそのトンネルから抜け出してやっと普通リズムに戻った感じで大晦日を迎えています。

昨年コロナ禍のためできなかったコンサートがあと小さなものを入れて5回残っています。そのうち1つは来年の5月に決まっていますが、残る4回のうちひとつはもう難しいみたいです。でも残る3回はなんとか実現したいものです。

来年も引き続きコロナ禍の警戒は必要でしょう。警戒が解けるにはまだあと1、2年あるいはそれ以上必要だと思われます。沢山の方がコンサートを聴きに来て、打ち上げでさらに盛り上がるというかつての日々が早く戻ってほしいものです。

それでは皆様良いお年を!


大掃除

2021年12月30日 16時28分03秒 | 日々のこと
今年も残すところあと2日。今日は大掃除と正月飾りのインストール?!を行いました。大掃除と言っても昔は畳を上げて埃をたたく音が聞こえてきたものですが、それはもう昭和の幻影です。正月飾りもいたってシンプルな物をテープで留めておしまいです。



一応自分のスタジオは念入りに。

年の瀬ともなるとテレビもニュース以外は毎週、毎帯に放送の番組はなくなり、たいして意味のないお正月特番ばかりになります。そんなときは録りためておいた番組を見るに限ります。最近は放送回数が減りなおかつ再放送ばかりですが、ドーレミードミーレードソドーー(ハ長調です)のテーマミュージックで始まるあの番組なんかいいですね。あとカメラ会社がスポンサーの世界遺産を巡る番組とかビール会社がスポンサーになっている美術系の番組もいいですね。これらはできるだけ見ないようにして、退屈な番組が続くときにだけに見ることができるようにストックしてあります。まぁそういうときはテレビを見ないという方法もあります。

スタジオの窓もきれいにして外がなんとなくくっきり見える感じがしますし、部屋の空気もきれいになったせいで息が楽になった感じがします。一ヶ月に一度くらいはこの程度の掃除をするといいのですが、これはまた来年の課題としましょう。

結局、Win11 → Win10

2021年12月29日 11時56分12秒 | 日々のこと
年賀状などの宛名書きには前世紀のマックを使っていた時代から宛名職人を使っています。このアプリは当初は北海道のソフトハウスが開発したもので、最初はその開発元が売り出していたものを使用していました。その後、販売がSourcenextに移行して今に至っています。

すっかり使い慣れている宛名職人ですが、年賀状の宛先を印字しようとするとどうもおかしいのです。印刷関連の設定をするとフリーズするのです。それでもたまにしないときもあり、年賀状の半分くらいはだましだまし印字し終えました。これは何かおかしいと思い、Sourcenext のサイトでWindows 11 の対応状況を見てみましたら、なんと私が持っているバージョンは非対応になっているではありませんか。

仕方がないので対応しているというバージョンを1719円支払って購入、バージョンアップをしました。ところがこの対応バージョンでもフリーズするのです。これはSourcenextに伝えておかないといけません。

もうこれはWindows 10 に戻すしかないと思いましたので、確かアップグレード後10日間は自由にダウングレードできると記憶していましたので、ギリギリでしたが(10日目でした)ダウングレード致しました。一応念のため、音楽系のアプリの対応状況を調べてみましたら、なんと対応していたのはStudio One のみであとは今のところ非対応でした。

実はWindows 11 にアップグレードされてしまったとき、DAWなどの音楽系アプリを起動して自分なりに調べましたら一応なんともなかったのでいいだろうと思っていたのでしたが、やはり開発者による正式なアナウンスを見ておくべきでした。

Windows 11 で走らせると出てくる不具合が、アプリの起動もしないというものならはっきりしていてわかりやすいのですが、実際はある程度使っていたらフリーズするとか、特定の操作においてフリーズするといった類いのものらしいです。使えると自己判断していたしていたDAWアプリも最初は使えていて、重要なところでフリーズというふうになっていたかもしれません。

ダウングレード可能期間ギリギリ滑り込みで無事Windows10に戻しましたが、実はここからが大変でした。設定→更新とセキュリティ→Widnows Updateを見てみましたら、せっかくダウングレードしたのに、Windows11に更新してやるぞと待ち構えんばかりに、「新しい更新があります」と表示されています。Windows10 21H2への更新かもという希望的観測を持ってクリックしましたら、案の定Windows11のダウンロードが始まりました。

これを止めるのは設定の画面内ではできません。ネットで調べてみますとservices.mscというツールを使えばできるということなのでそれを使って更新ができないようにしました。これでWindows 11 のダウンロードは止まりましたが、このままではWindows10の最新版にすることができません。復元したWindows 10 は21H1という一つ前のものなので、これを最新の21H2にする必要があります。

これはマイクロソフト社のサイトから手動で出来るということなのでやってみましたが、恐ろしく時間がかかりました。ということで無事Windows 10 に戻ってこのブログを書いています。


三菱軽自動車生産停止問題その後

2021年12月28日 13時38分49秒 | 日々のこと
12月10日のエントリーで取り上げた三菱自動車の問題、ずっと続報がなくどうなっているんだろうと思っていましたが、少し前に「エアバッグ関連の問題らしい」という旨の報道がありました。

エアバッグの問題と言えば数年前に起きたタカタ製のエアバッグ問題がありましたが、それと関連があるのでしょうか。それにしても三菱側が発表したのはHP内とのことですが、どうしてもう少しはっきりした内容できちんとした場で発表できないのか気になります。

私のようなゲスは、「ひょっとしてものすごくヤバイいことが隠されていんちゃう?」とか「国交省もグルになって三菱をかばっているんちゃう?」なんて勘ぐってしまいます。

かなり重要なことが不透明なまま継続していて、その間マスコミもあまり報道しないし、なんかヘンな感じがします。なによりも日産の「ルークス」、三菱自動車の「eKスペース」「eKクロス スペース」が12月3日からかれこれ一ヶ月近く販売されていないということが極めて異例の事態だと思います。


大雪!?

2021年12月27日 21時37分09秒 | ローカルネタ
滋賀県の彦根市では観測史上最大、普段の30倍もの雪が降ったそうですが、その南東方向にある当地でもかなりの積雪がありました。前日の夜から雪が積もり始め、就寝するときにはすでにそこそこ積もっていました。

朝はこんな感じになっていました。



15cmくらいといった感じでしょうか。このくらいなら一応スタッドレスにしてありますので車で出かけるのもそんなに問題ありません。雪は昼過ぎにはほとんど溶けてしまい、3時頃車で出かけたときにはフロントガラスの雪をちょっと落とす程度で大丈夫でした。

昨年は積雪がありませんでしたが、桑名でも一度だけですが50cmを超える積雪がありました。多分こういうのって50年に一度というやつなんでしょう。平年は一度か二度積雪があるのが当地の冬です。積雪があるときは決まって北西か北北西から冷たい風が吹きます。

北朝鮮の白頭山で分離した寒気が合流し積乱雲が発達し(日本海寒帯気団収束帯)、それが敦賀湾、琵琶湖の東岸を通り、藤原岳を超えてくるときに桑名に雪をもたらすそうです。この収束帯は東北に向かったり山陰に向かったりすることも多いのですが、何回かに一回はこっちの方にくるようです。

完成しました!

2021年12月26日 17時20分16秒 | 日々のこと
昨日からの続きの作業をしまして、年賀状が完成しました。



背景を何にしようかと思いましたが、やはり正月ですから伊勢神宮でしょう。中川家とハリマン家がそろってお伊勢さんに初詣です。内宮さんに行く大きな鳥居の前で全員集合です。背後には初日の出。この時刻にリアルの写真を撮るのは朝早く起きなくてはならずなかなか大変ですが。

娘一家とはもう2年以上会っていません。オンラインではよく話すのですが、孫たちの背丈も随分伸びてきたようです。今回はみんな思いっきり髪型を変えて、服もとりどりのものにしてみました。ペットの秋田犬を含めて9体もの絵を描くのは結構大変。孫たちが小さいときはまだ描くのが楽でしたけど今はもう描く手数は大人と変わりません。背後のご来光からできる影もきちんと描きました。ちなみに秋田犬(テンシという名前です)のキャラは、孫(手前のピンクの上着を着た子)が作ったキャラをそのまま使いました。

再来年のお正月ならこんな感じでリアルお正月写真を撮ることができるかも知れません。

{制作手順}
手書きの下書き→Procreate (iPad Pro)で作画、着色→Photoshop (Win11)で背景、文字挿入、影付け→Win 11 の標準アプリで印刷

メイキング・オブ・年賀状

2021年12月25日 14時24分39秒 | 日々のこと
最近は年賀状を出さないという方も増えてきています。今までにも、私はもう今度から出さないことにしたので、あんたも出さんといてね、式の年賀状を何通も頂いています。

でも半導体不足で年賀状用のインクジェットプリンターが品不足というニュースを見ましたので、やはり出す人は出すんですねぇ。私は30年以上前からイラストの年賀状を制作して出しています。昨年は都合で制作しませんでしたが、今年は張り切って制作に励んでいます。

昔はイラストペンとインクとスクリーントーンでしたが、もうここ10年以上前からはコンピュータを使っています。使用するアプリもいろいろ使ってきましたが、ここ何年かははiPad ProでProcreateというアプリを使っています。



まず下絵を作ってそれをなぞって輪郭線を書きます。下絵もProcreateでいけるのですが、ここはレトロに鉛筆と紙で書いています。この方が自由な発想で書ける気がしますが、やはり古い人間なんでしょう。輪郭線が完成したらそのあとは着色です。半分くらいいったところでちょっと疲れてきたので休憩です。あと背景をどうするかはまだ考えていませんが、ウチのプリンタは縁なし印刷ができないので、白バックのままでもいいかなとも考えています。背景を入れるにしても縁なしが分からないものにはしたいところです。

90年代の作品(22)

2021年12月24日 15時51分41秒 | 音楽系
木下順二作「夕鶴」の劇伴音楽からオープニングの音楽「プレリュード(お通のテーマ)」をご紹介します。

録音が89年9月になっていますので、その少し前の制作になります。マスターはカセット版しか残っていませんが、テープの痛みは全くなくきれいに録音が残っていました。24bit, 96kでダビングしノイズ除去処理を施したものをmp3に落としています。

プレリュード(お通のテーマ)

あるとき校長先生が文化祭には全校一丸となって夕鶴の演劇を行おうと提案されて、私は音楽制作を仰せつかりました。ただシンセサイザとコンピュータで作るとお伝えしたので、校長先生はYMOみたいなピコピコの音楽になっていないだろうかと随分心配されていたそうです。というのは後で聞いた話です。

文化祭で上演し、さらに公民館で町の人を集めて2回目の公演を行いました。演劇は多くの人の涙を誘うほどの名演でしたが、陰ながら音楽も支えになったのかなと密かに思っています。

この作品は本当はもう少しいい音というかリアルな音のパーカッションがほしかった所です。Aメロの2回目からは左の方から硬い感じの音のパーカッションが入ってきます。これはお通さんが機を織る音のつもりですが、もちょっとリアルな音といいリバーブがほしかったですね。当時の機材ではこのくらい限界でした。ストリングスはJX10のもので、音色はいいのですが、アタックの細かいコントロールができない(やろうと思えばできましたが)のが残念なところ。あとハープももうちょっとなんとかしたいし、ティンパニなんかも入れたいところです。この曲は今持っている音源を使ってニューテイクを作ってみようかと考えていますが、32年前の機材を使った少しチープ感がある録音もそれなりではあります。

東急ハンズとカインズ

2021年12月23日 19時56分16秒 | 日々のこと
今の家を建てる前、食卓としてラウンドテーブルと椅子のセットを東急ハンズから買ったことがありました。子供二人と夫婦の四人用ですが、子供が独立した今はもう食卓としては使っていませんが、リハーサルなどを行う部屋に置いてあり重宝しています。息子が小さいときにつけた傷もそのまま残してあります。

家を建てるときは、キッチンセットの中の物入れを何度も東急ハンズに足を運び購入しました。東急ハンズにはいかにも目利きの店員さんが厳選した使いやすくいいデザインのものが置いてありました。

リュート演奏のためにストラップを使いますが、なめし革のストリップを使って自作します。あと必要なのはプラスチックの留め具ですが、これらは全て東急ハンズで調達していました。あと滑り止めも東急ハンズで見つけました。完全防水のものなので、気温が上がるときに使っても汗が楽器につきません。

私の生活の大切なポイントでは東急ハンズ・グッズが浸透しているわけですが、それは一般の店にはなくここしかないものとかいいセレクションが置いてあるからです。今日のニュースでカインズが東急ハンズを買収したとの方が入ってきました。カインズはDIYの品を買いによく近所の店に行きましてこれまた私の生活に浸透しています。

でもこの2つの店、方向がかなり違うような感じがします。カインズはよくあるDIYの店ですが、東急ハンズは何かプラスαのセンスがある店です。でもこのコロナ禍でカインズは多分売り上げを相当伸ばしたと思います。いつも行く近所のカインズはコロナ禍になってからはすごく人が多くなっていました。実際私もよく行きました。でも東急ハンズはこの時期に営業成績が良くなかったようです。そういえば最近は一度も行っていませんねぇ。

同じようなDIYの店が一緒になるのならいいのですが、東急ハンズが飲み込まれるわけですから大なり小なりカインズ化してしまうんでしょうね。そう思うとちょっと残念です。今のうちにカインズ化されたら販売されなくなりそうなものを買っておかないといけないです。

宇宙とは

2021年12月22日 16時16分47秒 | 日々のこと
最近の子供の名前で「宇宙」と書いて「たかひろ」と読むものがあります。ラキラネームっぽいですが、実はそうでもなさそうです。漢和辞典で調べてみますと「宇」という字には「天」「無限の空間」という意味があります。「宙」には「無限の時間」とあります。宇宙は無限の高みであり、時空の広がりという意味になるので、「たかひろ」と読むのは字の意味にそっています。そういえば桑名市の市長の伊藤徳宇氏、名前は徳宇と書いて「なるたか」と読みますが、同じ訓ですね。ちなみに「徳」は天皇陛下のお名前「徳仁(なるひと)」と同じ訓ですね。市長さんのお名前、なかなかすごいんですね。

先頃某実業家が宇宙へ行き、先頃地球に帰還致しました、と報道されていました。私が子供の頃は宇宙というと地球を出たはるか遠いところという漠然としたイメージがありましたが、最近と言ってもここ30年くらいでしょうか、ちょっと意味が変わってきたような感じがします。

子供の頃の宇宙旅行と言えば、ロケットに乗って金星の近くまで行って帰ってくるとか第九惑星の冥王星探検をするという感じでした。まだ人間が月に到達する以前の話でしたから牧歌的なものです。だんだんいろんなことが分かってくるにつれて宇宙も縮小してきました。冥王星も準惑星に格下げされてしまいましたし。

件の宇宙旅行、地球から400kmくらいをぐるぐる回って地上に戻ってきたことを称して「宇宙旅行から戻り地球に帰還」なんてマスコミは煽っていますが、子供の頃の夢みたいな話にどっぷりひたっていた身からすると「はじめから地球にいるじゃん」と言いたいですね。もっともこれでも技術的には(もちろん経費的にも)大変なことなんでしょうけど。英語だと宇宙は space でもう少し軽い感じのことばですが、これを使って「スペースツアーから戻り地上に降り立った」くらいでいいような感じがします。