リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

新年明けましておめでとうございます

2014年12月27日 23時44分41秒 | 日々のこと
新年明けましておめでとうございます。


昨年の5月という設定。今年はひとり増えましたし、犬まで描きましたので、制作が大変でした。(笑)

昨年と一昨年はアメリカで年越しをしましたので、今年は2年ぶりに大晦日、新年を日本で迎えました。やはり日本の正月はいいもんですね。アメリカではまったく年の瀬の雰囲気はありません。せいぜい1月1日の午前0時にパンパラパーンと花火が上がるくらいで風情のないことこの上ありません。

私も多少トシをくいましたので、昨年末に上京の折には神田明神でお祓いをしてもらい、皆々様が健康ですごされるようお願いをして参りました。

さて今年の年越しは近所の神社を全制覇!?すべく、11時20分に家を出ました。

まず向かいましたのが、氏神様の神館神社、そして八重垣神社、天武天皇社、十念寺、春日神社(中臣神社、桑名神社)、立坂神社とまわりました。ウチの近くには神社仏閣が結構密集していまして、半径1キロ内で回ってもこれだけ回れます。(実際にはまだまわっていないところがあります)


市内新町にあります十念寺です。ここは七福神で知られています。ここのお寺さんでは除夜の鐘をつくことができます。


市内本町の春日神社です。奇祭石取り祭りで知られているだけに、ここが一番にぎわっていました。

各神社や寺では甘酒、ぜんざい、御神酒、年越しそばなどを振る舞ってくれます。ことしも「お正月フルコース」ということで全ていただいてきました。(御神酒は2回いただきました(笑))

というわけで、近所の六社一寺を約2時間かけてまわり帰宅いたしました。ことしは途中で雨がぱらつき少し寒かったですが、いただいた御神酒のおかげで体は温まっておりました。

2015年も皆様にとってよい年でありますようお祈り致します。

園児たちの前で

2014年12月23日 18時58分50秒 | 音楽系
昨日は園児たちの前でコンサート。ヴァイオリンの熊谷祥子さんとご一緒させていただきました。

このコンサートは遊々保育園(岐阜県加茂郡坂祝町)の親御さんと園児のためのコンサートで、こういったコンサートをよく行っているとのことでした。ちょうど親御さんがお迎えに来る時間に合わせてコンサート開始です。

園児たちの前でのコンサートははじめてで、一応トークを少ししましたが、さすがにつかみきれないまま終わってしまいました。

でもみんな熱心に聞いてくれましたよ。開始前の数分間、少しリュートを弾き始めたら、最前列に並んでいた子たちがとても関心をしめしてくれたので、前座で何曲か弾いてしまいました。(笑)

ことしはこれをもってコンサートはお仕舞いです。秋口からずっとばたばたしていましたので、少しゆっくりしたいところですが、年賀状の制作もしなければなりません。まぁ、それは明日からにしましょう。

コンサート2つ

2014年12月15日 23時38分14秒 | 音楽系
日伊協会名古屋支部総会におけるコンサートとリュート音楽のひととき14のコンサートが終了しました。

二日続けて全く異なるレパートリーで使う楽器も異なるコンサートは少ししんどいものですが、結果的にそうなってしまったので仕方ありません。

日伊協会名古屋支部総会のコンサートは一昨年にもさせていただきましたが、今年はヴァイオリンの熊谷祥子さんとのデュオにいたしました。曲目は、コレルリのソナタを除いては、全て私のオリジナル曲、オリジナル編曲です。

会場は名古屋栄のラシック8F麻布ダノイというイタリアンレストランで、厨房のノイズなどが多いため、イクリプスのPAを使用しました。会場に着いて早速そのPAのセットアップをしましたら、なんとスピーカーに接続するバナナプラグのコードが抜けてしまいました。取り付けるためには細いマイナスドライバが必要です。お店の人にお願いしましたが、細いマイナスドライバはありません。

しかたないので、スピーカーに直接接続しました。今度こそ大丈夫と思って電源を入れましたがまだなりません。確か前日にチェックしたときはなっていたのですが・・・PAなしで演奏することも考えました。もちろんノイズが全く入らないとこれであれば、音量的にもバランス的にも全く問題ないのですが、この会場ではちょっと厳しいかも知れません。

本番まで少し時間がありましたので、接続を全て点検してきましたら、問題がみつかりました。アンプへの接続プラグがポロっと抜けていました!ロックができるタイプなので抜けるはずはないのですが、なんかのはずみで抜けてしまったのでしょう。これでやれやれです。

これで本番を無事迎えることができました。イクリプスのPAは小音量のPAですので、多くの方にはPAを使っているということはわからないで聴いて頂けたと思います。

リュート音楽のひととき14は私が平均半年に1回ひらいているコンサートです。このシリーズのほとんどのコンサートは、名古屋市北区のミューズサロンで開催しています。今回で14回目で、第1回は2005年12月に開催しました。

今回はフランスバロック音楽の系譜をたどるという趣向で、バラール、ゴーティエ、ガロー、ド・ヴィゼ、クープラン、ロイスナーの作品を演奏しました。こちらは音楽専門の会場で開催いたしますので、PAなどという「電気物」を使う必要が無いので準備が楽です。まぁリュートは本来はこうあるべきですけどね。(笑)

来年は第15回と16回を開催する予定です。16回の方が予定が先に決まっていませいて、11月28日(土)か12月5日(土)6日(日)のいずれかで開催予定でバッハの組曲を演奏予定です。15回の方は5月か6月頃を考えています。こちらはバッハにするかそれとも久しぶりにテオルボを弾こうかまだ迷っています。




選挙&コンサート

2014年12月11日 17時31分21秒 | 日々のこと
今度の日曜日は総選挙です。あと、私のリュート音楽のひとときシリーズのコンサートがある日でもあります。多分総選挙に影響されることはないでしょうし、ましてや私のコンサートが総選挙に影響するというのは絶対ないでしょう。

先月の16日には私の住んでいる桑名市の市議会議員選挙がありましたが、これも自分の選挙、じゃなかったコンサートと重なってしまいました。2度も選挙の日と重なると、コンサート自身には影響は内ものの、演奏する本人には選挙への関心が薄れてしまうというマイナスの影響は否めません。

でも、大事な選挙ですから、コンサートが終わったら行くことにします。確か20時までだったと思いますので、間に合うと思います。その後は池上彰の選挙番組でも見ることにしましょう。(笑)

バロック音楽の旅8第5回講座jと来年度の講座

2014年12月08日 13時16分04秒 | 音楽系
バロック音楽の旅8の第5回講座が終了しました。



実は2,3日前に家内から風邪をもらいまして、のどの調子がおかしくなりつつありました。今年の夏にも同じようなことがありまして、声がほとんど出なくなりました。私は風邪をひくといつも喉に来るタチなんですよね。でもちょっと風邪と風邪のインターバルが短すぎますねぇ。ぱっやりトシかしら。

今回も声が出ないようになったら大変、ということでちゃんと耳鼻咽喉科に行くことにしました。市内の近鉄線のすぐそばのN耳鼻咽喉科にいきました。

見てもらったら、喉がただれていました。

「しばらくは絶対にしゃべらないでください。そして30分おきにうがいしてください」
「あの、明日2時間くらい断続的にしゃべらなくてはいけないんですけど」
「(少し絶句)では、しゃべったらすぐうがいをしてください」

ということでマメにうがいを続けましたら、なんとか講座の本番は事なきを得ました。(笑)

お医者さんに言われた通り、会場でも30分毎にうがいをつづけましたし、本番の休憩中や演奏中もこっそりと裏に入りうがいをしていました。うがいってとても効くんですねぇ。知りませんでした。今までの人生の中で行ったうがいの何倍もうがいをしました。(笑)

さて、コンサートは、「華麗なるクラヴサン」と題して、杉浦道子さんをお招きして、ダングルベール、クープラン、リュリ、ラモーの作品を演奏していただきました。プログラムは以下のとおりです。

ジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691) 
組曲第3番ニ短調(クラヴサン曲集1689)
(プレリュード、アルマンド、クーラント、クーラントのドウブル、サラバンド・グラーヴェ、ジグ、ガイヤルド、ガヴォット、メヌエット)


フランソワ・クープラン(1668-1733)
クラヴサン曲集第2巻(1717)第7組曲より
メヌトゥ嬢、子供時代(ミューズの誕生、幼年期、青春、逸楽)

――――――休憩――――――― 

ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)
フェートンのシャコンヌ ト長調(オペラ・フェートン(1688)第2幕より)


ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764) 
クラヴサン曲集より 
アルマンド、クーラント、ロンド形式のジーグ、ロンド形式の第2ジーグ、
鳥のさえずり、タンブーラン、やさしい訴え、つむじ風、
レ・シクロープ(一つ目の巨人)

杉浦さんはこの講座ではすっかりおなじみになりました。相変わらず流麗なサウンドを聴かせていただきました。受講者の方でご自身もチェンバロを演奏される方からは、クープランの第6組曲を取り上げて欲しいというリクエストもいただきました。来年は下述のように決まっていますので、再来年の企画にぜひ取り入れたいと考えています。

今回は、次年度の講座の概要も発表しました。次年度の「バロック音楽の旅9」は次の通りです。

第1回 6月14日(日)
    レクチャー:バロック音楽基礎講座
第2回 9月13日(日)
    レクチャー:昔の楽譜の秘密
第3回 10月4日(日)
    ムジカ・レセルヴァータ「18世紀フランス音楽の雅」
岡田龍之介(チェンバロ)、国枝俊太郎(リコーダー、フラウト・トラヴェルソ)
    小野萬里 (ヴァイオリン)、橋弘治(チェロ)  
第4回 11月8日(日)
    タイトル未定、テナー、リュート、チェンバロによるコンサート
    (ダウランド、パーセルの作品を演奏予定)
    テナー:石川洋人、リュート:中川祥治、チェンバロ:杉浦道子
第5回 12月20日(日)
    タイトル未定、ヴィオラ・ダ・ガンバとリコーダーのデュオ
    ヴィオラ・ダ・ガンバ:伊藤美代子、
    リコーダー:マルティン・エアハルト
第6回 2016年2月14日(日)
    リュートでバッハを
    バロック・リュート:中川祥治

チェンバロ界の重鎮岡田氏率いるムジカ・レセルヴァータ、小野さんはあのBCJにも参加されていた方です。テナーの石川さんは現在もBCJツアーに参加されている方でルネサンスのリュートソングからバロック、モダンと幅広いレパートリーを誇ります。ドイツ在住のガンバ奏者伊藤美代子さんと夫君のデュオも楽しみです。もう彼女も中堅と呼ばれるにふさわしい実力者になりました。現在はドイツで大活躍中。

なかなか豪華な内容でしょ?これだけ全部聴けて5000円というのは今時安いと思いません?まさに「お値段以上」「いいものをお安く」ですね。とまぁちょっとPRが過ぎましたが、興味のある方は是非来年度の講座にご参加下さい。

はやぶさ2

2014年12月04日 16時36分49秒 | 日々のこと
はやぶさ2が無事打ち上げられました。天候不順でやきもきしましたが無事打ち上げられほっとしています。

前回のはやぶさは小惑星イトカワをめざし帰ってきましたが、イトカワ→糸川英夫→陸軍一式戦闘機隼という繋がりですよね、多分。大戦機好きの私としてはこの繋がりなら感無量です。(笑)

スズキのオートバイに「隼」というのがありますが、このネーミングも鳥の隼だけではなく、ロケットや戦闘機のイメージと重なりますねぇ。私だけかしら?

日本のロケットのカウントダウンが日本語というのもいいですね。子どもの頃の映画なんかではロケットのカウントダウンは英語ばっかりでしたら、日本語のカウントダウンはとても新鮮。日本で打ち上げられるのですから日本語というのは当たり前ですけど。

戦後長く遅れをとってしまった日本の航空産業ですが、国産戦闘機の実証実験機ATD-X(心神)もロールアウトし、第6世代の戦闘機をめざしています。日本もようやくあたりまえの国になりつつある感じです。