リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

小地震

2011年02月27日 12時41分07秒 | ローカルネタ
昨日珍しく朝早く目が覚めまして、トイレに行き、やっぱりもう少し寝ようかなと床に戻った時でした。気のせいかなと思ったんですが、ゆったりとした長い周期のかすかな横揺れを感じました。でも、起きがけで頭がぼーっとしているので、やっぱ気のせいでしょう、と思った瞬間、ま、大した揺れではないんですけど、(笑)震度2か3くらいの地震が数秒続きました。この程度の地震は年間によくあるレベルのものですが、直前のかすかな横揺れが感じられたというのが、なんか今までとちょっと違うところ。こういうのがあるといつも、やはり来るべき東南海地震に備えておかないとイカンと思いますが、まだまだ大丈夫でしょう、という気持ちが横にあるのでなかなか・・・

桑名地方では1944年12月8日に大きな地震が起こったそうです。(南海地震?)戦時中であったこともあり、あまり大きく報道されなかったようです。桑名市の博物館に桑名歴史年表が掲示されていますが、それによりますと、ここ400年くらいの間は、だいたい80年から120年くらいの間隔で大きな地震が当地方を襲っているようです。

ということはまだ10数年は大丈夫なんでしょうか。ま、来年や再来年にということはないんでしょうけど、やっぱり備えは必要かも。運がよければ生きている間に大地震に遭遇しなくて済むかも知れませんが。(笑)

コンビニで

2011年02月26日 13時55分17秒 | 日々のこと
コンビニに立ち寄ったときのこと。コーヒーを買ったのですが、財布に小銭が一杯だったので、少しでもおつりを減らそうと、10円玉や1円玉を探しました。でも残念ながら1円玉があと1個足りませんでした。あと1円玉が1個あれば、財布の中の1円が全てなくなり、財布が非常にスリムになったんですが・・・

仕方がないので、その分を5円玉2個だして、おつりをもらいました。ま、10円玉が少し減ったので、それでもある程度のスリム化は達成できました。

「財布が少し軽くなりましたね!」

ふと見上げると、アラフォーくらいのお姉さん。普通、コンビニのお姉さんやお兄さんって、マニュアル通りの言い方しかしないので、こちらもその機械的な言い方にすっかり慣れてしまっているんですが、その人間的な言い方に心がふと温かくなりました。って少し大げさかな。(笑)

昔はお店の人とちょっとしたことを話したもんです。例えばお金を払うときに、

「あ゛~、あと1円たらん!」
「ああ、もうよろしいわ」
「あ、ほらどうもありがとう」

とか、

「最近は桑名でもしじみがとれんようになって、こんに値段がたこなってしもてねぇ。(こんなに値段が高くなってしまって)」
「ええ、でもまぁ味がちゃうからしかたないわねぇ」
「また、たのんますわ」

とかね。

今の人はものを買うときのそんな会話をうっとーしーと思う人もいるのかもしれません。でもねぇ・・・

件のコンビニ、売り上げを伸ばしているかもね。

迷惑行為、違法行為?

2011年02月22日 12時30分52秒 | 音楽系
コンサートの疲れを取ろうと、昨日は午前中から湯の山温泉の方のK温泉に行って参りました。ここは源泉かけ流し、完全無調整のお湯を売りにしています。さすがにいい湯ですね。朝寝、朝酒、朝湯が大好きだと身上がつぶれますが、お酒は飲まなかったので、かろうじて・・・(笑)

K温泉以外にもよく近所の温泉に行くんですが、最近目につくのは、迷惑行為はやめましょう、の掲示です。ぬれたままで更衣ロッカーのところにいかないようにとか、シャワーが人にかからないようにとか、ま、当たり前のことばかりですが、そういう当たり前のことが出来ない人が多いということでしょう。

音楽関係でこのテの迷惑(違法?)行為はないかと、思いめぐらせてみましたら、あります、あります、一杯。(笑)以下は張り紙を作るための資料です。


●「あなたのコンサートを録音しましたよ」と言ってCD-ROMを渡してくれる人、親切な行為のつもりでしょうが、それはいけません。

●「この間のコンサートの録音、アップロードしたいんですが、許可をいただけませんか?」、頼んでもいないものを許可する訳がありません。

●タブラチュア(リュート独奏用の文字譜)を差し上げましょうかと、渡されたタブのコピー、よく見るとそれは自分の著作物のコピー。因果はめぐる。困ったもんです。

●演奏会の最中に写真をとりまくる人、それもフラッシュ付きで。肖像権(大した肖像ではありませんが)の問題もさることながら、そもそも演奏妨害です。

●インターネットの某サイトを見ていて、「おー、なかなか上手な演奏だな」と思ったらなんと自分の演奏(なんちゃって)。人の録音を勝手にアップロードしてはいけません。

●レッスンのとき、レッスン曲の楽譜がどっかで人のものをコピーしてきたものの場合。自分のもののコピーは全然構いませんが、人のもののコピーはいけません。どっかで対価を払ってください。

●人が演奏しているのに、しゃべくる人

●こちらが演奏しているときに、前の方の人で足でリズムをとる人。正確ならまだいいんですが、微妙にずれている場合、こちらのテンポもずれてしまいます。ま、これは悪気があるわけではないので、避けてほしいというお願い。

●私の作った作品を聴いて、いい曲だから楽譜をコピーさせてくださいと言う人。ほめていただくのは大変光栄ですし、家に来て頂いて弾いてもらうのは別に構いませんけど・・・

とりあえずこのくらいで。以上は実例があったわけではなく、あくまで例ですが。(笑)日本人のモラルが落ちたのか、それとも元々こんな程度なんかはよくわかりません。

バロック音楽講座とサクラカフェのコンサート

2011年02月21日 20時17分36秒 | 音楽系
バロック音楽の旅講座第5回(最終回)が土曜日に無事終了、そして翌日同じプログラムで、名古屋市昭和区のサクラカフェでのコンサートも無事終了しました。

バロック音楽講座は今回で4年目ですが、今年度は5回の講座の延べ参加者が200名を超えました。自分で言うのもナンですが、地方都市での数字としてはなかなかのものだと思います。

今年も来年度の先行予約を募集いたしましたところ、30名近くの方が当日に先行予約をしていただきました。本当にありがとうございました。またいろんなところで宣伝をして、沢山の人に聴いて頂けるようにがんばりたいと思います。

サクラカフェでのコンサートは2回目ですが、実はこちらの都合で1回コンサートをキャンセルしたことがあり、オーガナイズして頂いた方の弁によれば、「罪滅ぼしコンサート」になります。(笑)前日の会場に比べると会場の音響はデッドですが、みなさん本当に熱心に聞いて頂き、大変気持ちよく演奏することができました。

コンサートが終わって一番最後まで残ってらした方と少しお話をしましたら、なんでもその方は南米で絵を描いていたということで、今度の4月に個展を開かれるそうです。でも病気で足が悪いということで、奥様が介助されていました。お別れする際に、奥様は「普段はここ(サクラカフェ)まで来るのが精一杯ですのよ」と一言。そうですねぇ、じゃぁまたサクラカフェで今度はソロでやってみましょうか。

これで4月の終わり頃までコンサートはなく、やっと4月のレコーディング曲の練習に専念できます。

CD試聴

2011年02月16日 10時50分48秒 | 音楽系
ホームページの演奏ライブラリにCDに収録予定全曲のサンプルをアップしました。ただいろいろ事情がありまして、近いうちに削除しなくてはいけませんので、お聴きになりたい方は今のうちにどうぞ。

http://nakagawashoji.fc2web.com

お聴きになられた方は感想をいただけると嬉しいです。って各曲たった30秒のサンプルで感想なんか言えるかいな、って感じではありますが・・・

携帯ぎらい

2011年02月15日 12時42分35秒 | 日々のこと
私は電話が嫌いなので、一応携帯は持っていますが、普通まず使うことはありません。使うときはものすごく緊急のときか、こっちの都合だけでかけるときとか、家内のアッシーをするときくらいです。

もちろん固定電話も嫌いで、基本的に電話を使うことは最小限にしています。10何年か前の口癖は、仕事の用件はメイルか手紙でね、でした。某出版社から電話がかかってきたときなんかは、偉そうに、「メイルじゃないだめよん」なんて言ったりしていました。

今携帯をほとんど使うことがないのは、もともとの電話嫌い加えて、携帯電話が出始めた頃、携帯を使っていた人は、ヤのつく業界の人とかなんか怖い感じの人が多くて、イメージが悪かったせいもあります。私は新しいもの好きなので、今ではWiMaxでモバイルインターネットなんかをしたりしていますが、電話はしないので、iPhone4ではなく、iPod Touchを買ったりしています。

6年前にバーゼルから帰ってきたときにちょっと驚いたのは、電車の中で携帯を眺めている人がすごく増えたことです。たった2年ちょっとの間に様変わりです。たぶんこの頃に急速に普及したんだと思われますが、それとともに、学校でも携帯がらみのいじめなんかが出始めます。

携帯が普及したがために、出なくてもいい問題が出てきたり、もともとあった問題がさらに拡大してしまった感じです。商売なんかではとても重宝するんでしょうけど、少なくとも小中高生には不要でしょう。10年くらい前までは、別に携帯がなくても友達をつくるのに何の支障もなかったわけですから。でも普及しちゃったものは仕方がないので、学校では対処しなければなりません。でも携帯がらみの問題は出るわ、携帯とのつきあいかたの教育もしなくてはいけないわで、学校の先生はますます大変なんでしょう。同情いたします。

大相撲の携帯メイルがらみの八百長事件も、もし携帯がなければ、昔ながらの方法で八百長をやっていて、多分ばれなかったのに、なんて言いませんが、メイルの解析に半年くらいはかかる場合もあるといいます。ということは秋場所くらいまでは、相撲が見られないということになりますが、解析技術的な限界もからんでいるので、いたしかたありません。

昨今の各人ひとりひとりが携帯を持っている状況ではテレビのホームドラマも作りにくくなったといいます。Who are you? で始まる、ユーミンの「午前4時の電話」、あれは別れた彼が公衆電話から元カノに電話をかけてくるんですよね。すごく風情のある世界ですが、もう遠い過去の御伽噺です。携帯にお金をつぎ込むようになった若い世代はCDを買わなくなったし。その分CDを買わなくても済む代替手段を、違法合法も含めて、携帯(ま、この場合はインターネットでしょうが)は用意してくれています。

どうも世の中、携帯という魔物に振り回されすぎって感じです。携帯ってプラスとマイナスをはかりにかけてみると、どうもマイナスの方が多いような感じです。なんて感想を言ったりしていますが、電話こそしませんが、インターネットやWiMaxにはしっかりお金を使い、Pogo Plug がなんでそんなに早く売り切れるん?なんて文句をいいながら、どっぷりネットワークの世界につかっている私です。(笑)

リュートのための3つの習作

2011年02月12日 16時43分04秒 | 音楽系
作曲家の徳備康純さんから「リュートのための3つの習作」という曲を頂きました。徳備さんは、私がバーゼルにいたとき、そこまで会いに来て頂いた方で、それ以来おつきあい頂いています。彼は大のスイス通で鎌倉スイス日記というブログを開いていらっしゃいます。

リュートのための小品を試作してみた。part 3

とりあえず曲は3曲ですが、せっかくですからもう少し作ってくださいと頼んであります。(笑)これからまだリュートでのプレイアビリティを上げるために何カ所かは改訂が必要でしょうけど、完成したらどこかで発表してみたいと思います。徳備さんのブログに参考音源もありますので、興味のある方はお聴きになってください。

味付け

2011年02月10日 11時15分27秒 | 音楽系
ミューズでのレッスンに向かう車中、CBCラジオのコマーシャルソングです。

ミ○イのつけも~の~たーべてますぅ~

音程がめちゃくちゃはずれている人が入っています。ちゃんとした音程で歌っている人もいますので、メロディはどういうのかはわかりますが。

そういや、この手法、大昔「ミゼット」って言ってたお笑いタレントさんがやってたCMでも使われていました。

ナカ○マさんぎょおーー

そのお笑いタレントさん、メロディの音程はずしまくりです。

その2本のCMの歌い手は多分、天然でしょうね。そーだよまーるあいはーなかつおー、の中村メイコさんの音程はずしは、ちゃんと取れる人がわざとはずしている感じがしていますが、ミ○イ漬け物とナカ○マ産業のCMの場合はとても自然です。

そういや思い出しましたが、私が小さい頃、銭湯でお兄さんが流行の曲を軽快にはずしまくって口笛で吹いていました。それを聞いて、私は「カッコえーなぁー」「どうやったらあーゆーふーにはずせるんやろ」「やっぱ大人はちゃうなー」なんて思ったりしました。

もしナントカ合唱団の人たちがこれらのCMソングをそれなりに正確な音程で歌っても全然味がありませんよね。やはり漬け物CMだけに、味が必要で。

寺コン

2011年02月06日 23時04分31秒 | 音楽系
今日は桑名市内のお寺で「寺コン」でした。正式には寺の伝統行事である和讃講です。住職の話では、かつてずっと続いていたものが途絶えてしまっているので、昨年から少し趣向を変えて復活させた、とのことです。

この「寺コン」は昨年もさせていただきましたが、朝の10時半から開始なので昨夜はちょっと早めに就寝、今朝は7時前に起きました。ま、一般社会ではそれはごく普通のことではありますが。(笑)

今回のプログラムは、スコットランドの曲を並べてみました。お寺に来て頂くのは、檀家の老若男女(小さい子供さんもいました)ですが、全体的には年配の方が多いので、日本の演歌なんかと相通じる響きがあるスコットランドの曲がストレートに響くのではないかと思いました。

実際スコットランドのリュート曲は予想通りすごく手応えを感じました。いわゆる「洋モノ」じゃない感じの反応です。はやりペンタトニックは強い!

今年は昨年と異なり、あまり寒くなく助かりました。住職の話ではまた来年も、という感じでした。来年は一転して、ただ黙ってバッハの組曲を全曲聞いて頂くというのもいいかも知れません。耐えるのも修行のうち、なんちゃって。