リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

トラブル

2008年05月30日 13時19分41秒 | 日々のこと
何か昨夜から急にコンピュータの調子が変です。ネットワーク関係のトラブルかもしれないので、この書き込みはインターネットに接続しないでコンピュータで書いています。

こういう場合はハードウェア的におかしくなることがまず考えられるのですが、ハードディスクドライブからは異常な音は出てませんから、まずこの点に関してはオーケーです。ハードディスクドライブは昨年の7月に替えたばかりなので、悪くなるには少し早すぎます。

症状は、コンピュータの電源を入れてデスクトップが立ち上がりかかるころにやたらとフロッピーのアクセスが増えます。ガガガガガーという音になるくらい、異常な回数と速さです。そうならないときもあるんですが、なにやら「自動再生」というウィンドウが出てきます。何かやられたのかも知れませんが、ノートンを見ても全て「安全」と出ています。フロッピーのアクセスがないときは、何か裏でアプリケーションが動いているみたいでやたらと動作が遅くなります。ATOKもまともな速度で動かない感じです。

昨夜デフラグをかけてみましたが、症状が改まったわけではありません。うーん、いったい何なんでしょう。またコンピュータのトラブルにおつきあいするのはイヤだしねぇー。週末は忙しいので、週明けになったら、まず全データをバックアップすることにしましょう。そのためにはハードディスクを買いに行かなくては。

と書いたところでネットワークに接続してみましたが、特に問題なく動いてます。なんなんでしょ?

エコな赤福

2008年05月29日 12時44分07秒 | ローカルネタ
名古屋の地下街を通ってましたら、4時頃だというのにまだ赤福があったので、久しぶりに買ってみました。もうさすがに以前のような品薄感はなくなったみたいですね。好きな人は好きなんでしょうけど、とびきり美味というものでもないでしょうから、本来はこんな感じで買えなくてはいかんですね。

以前のように製造から時間の経っているものはさすがにないせいか、お餅が新しい感じでおいしいですね。船場吉兆は不祥事続きでついに廃業してしまいましたが、赤福や白い恋人は真剣に不祥事対策に取り組んで復活しつつあります。「赤」と「白」で性格がはっきりしている感じがするからでしょうか、強力なブランド力も後押ししてます。

食べ終わって、赤福の箱を見ていたら、包み紙にリサイクル表示で「紙」「プラ」とありました。包み紙は和紙に二色印刷の質素な感じ(安っぽいとも言えるかな(笑))です。木はつかってないんですね。でも折り箱が木にみえるけど・・・この際なのでバラしてみました。

まとめますと次のようでした。

包装:和紙
下敷:再生紙、上にビニールコーティングが施されている薄い紙がが貼ってある。
箱:再生紙、木目印刷の紙が貼ってある。
中敷き:薄いプラスティック。
ヘラ:木
ヘラ袋:紙、内側がビニールコーティング。
しおり他:紙



なかなかエコなんですねぇ。これならもっと徹底して、例えば中敷きの薄いプラスティックは、納豆を包むのなんかに使われている松経木にするとかしたらどうでしょうか。ヘラ袋の内側ビニールコーティングは要らないような感じも。一度食べてヘラを袋に収めるとお餅で袋にくっついてしまうからでしょうけど。石油資源を使ったプラスティックを排除してそのことをアピールすれば、イメージがアップするんではないでしょうか。

出張レッスン

2008年05月28日 21時48分31秒 | 日々のこと
今日はN大学の学生サークルKへ出張レッスンでした。このサークルは古楽をやっている大変貴重なサークルです。同じようなサークルではK応大学のサークルがありますが、それと勝るとも劣らないくらい歴史があるサークルです。

朝9時過ぎに開始ということで、久しぶりに世間一般の人が働きにでかける時間帯の電車に乗りました。やはり混雑しますねぇ・・・名古屋の地下鉄の駅なんか人が多すぎて、改札のところまであふれていました。学生の頃、同じような時間に地下鉄に乗ってましたが、ここまでは混雑はしてませんでした。でも列車の中はそれほどでもなかったですから、名古屋駅はホームが狭いので人があふれてくるということなんでしょう。

N大のサークルKの学生は大変熱心でよく研究していました。近々ある大学祭のときに演奏するそうですが、大変音楽的な演奏で、期待ができそうです。

N大からの帰りは本山の地下鉄の駅まで歩いていくことにしました。このあたりは学生の頃よく歩いた道ですが、今の学生は地下鉄ができたので、もうここを歩くことはないんでしょう。景色もすっかりかわっていました。ここを歩くのは何年ぶりなんでしょうねぇ。道に高級車のお迎えが来る幼稚園はまだありました。私が学生の頃、お迎えに来てもらっていた園児はもういいおっさんやおばさんになってますね。(笑)

桃厳寺というお寺が道の途中にありますが、ここも昔と同じ雰囲気を残しています。でもあとは全てと言っていいくらい変わっていました。本山の交差点にあったパチンコ屋が大学になってたりしてましたし。この大学は以前このあたりを車で通ったときに目にして驚きましたが、今日は思わずジロジロ見てしまいました。

本山交差点の近くで食事をしたあと、この際だからしばらくもうちょっと歩いてみようと歩き始め、結局今池まで歩きました。いやぁよく歩きました。これで多少はメタボ対策になったでしょうか。(笑)

かんなん?

2008年05月27日 12時59分25秒 | 日々のこと
中国の大地震の死者はとうとう6万人を突破してしまいました。最初5万人くらい行くと当局が発表してましたが、どうせいい加減な数字だろうと思ってました。もっと増える可能性があるのかも知れません。

地震のニュースで、毒ギョーザ問題はどっかにいっちゃいましたね。チベット問題や聖火ですら地震ニュースの陰に隠れて話題になってないのに、ギョーザなんかもうどうでもという感じなんでしょうか。

毒ギョーザ問題に関して結局中国当局は自分たちに問題の可能性があるということは全く認めてない態度でしたが、その後の進展はあるのでしょうか、現在の進捗状況を知りたいもんです。

昨日たまたま本屋で、櫻井よしこ著「異形の大国中国」という本が面白そうだったので、買ってみました。これは「週刊新潮」に連載されたエッセー「日本ルネッサンス」に加筆しまとめたものだそうで、冒頭から「中国という国の存在は、天が日本に与え給うた艱難である」と書いてあり、結構刺激的です。

日本には中国大好き知識人が一杯いて、彼らの論調に合わせたマスコミもありますから、中国という国の実態があまり見えてない感じがします。以前知り合いの中国人演奏家からチラっと聞いたことですが、毛沢東なんか滅茶苦茶な破壊活動を指導したそうです。民衆を正しく強力に指導していく毛沢東、なんて思っていましたから、その話を聞き驚きました。

中国だけでなく、日本の周りはどうもよく注意していなければならない国が多いですねぇ。永世中立のスイスなんかとはその点が随分異なります。そのスイスですら徴兵制を敷き国防をしっかりと考えているのに、10年くらいまでは非武装中立をとなえていた政党が日本にありましたから、日本という国は相当おめでたい国だと外からは思われているかも。(笑)

危機一髪!かな?

2008年05月26日 13時45分01秒 | 日々のこと
昨日は午前中にロータリークラブ主催のバッハカンタータの演奏会があるので、9時ちょっとすぎに家をでました。10時からリハーサル開始で11時半頃本番が始まると言うことでしたので、東名阪高速道路で行くことに。

桑名インターに入り、ちょっと速めに走ってまもなく、桑名東インターにさしかかる直前で前の車がバックライト点滅です。渋滞かなと思って減速したら、なんと一台の車が左ガードにぶつかったらしく、前部大破で右車線をふさぐようにななめに停車していました。後ろにウィングのついた「走り屋」風の車で車種はわかりませんでした。(というかパット見ただけでは判断できませんでした)中のお兄さんは怪我はなかったようで、車の外に出て携帯をかけてました。

おいおい、携帯かけるよりすることがあるだろ、って思いましたねぇ。まず、停止板を後方においておかないと追突するでしょが。それとバンパーの破片が落ちてたのを拾わなきゃ。

と言ってやりたくなりましたが、こっちも急いでるしとにかくすり抜け優先でそのまま名古屋に向かいました。どうやら、事故がおこって間もないうちに私は通りかかったようで、バックミラーを見ると渋滞が出来かかっていました。

事故地点は道がちょうど右にカーブしているところなので接近しないと事故車は見えません。追突する危険があり多重事故につながる可能性もありました。日曜の9時過ぎということで交通量が比較的少なかったことが幸いしたようで、その後の多重追突事故は起こらなかったようでよかったです。

名古屋へは、事故地点で渋滞が起こっているせいもあり、後続車はほとんどなくスムーズに行くことができました。件の地点を過ぎて間もなく、えらいレトロな車を追い越しました。何とトヨタのパブリカでした。この車って高速走行は大丈夫だったっけ?(笑)ま、ゆっくりとは走ってました。コンサートを終えて帰宅してからわかったんですが、長久手でレトロカーの集まりがあったようです。多分それに行くところだったんでしょうね。お互い事故や渋滞に巻き込まれなかってよかったです。

松平定信

2008年05月22日 13時19分57秒 | ローカルネタ
桑名市博物館で松平定信展が開かれています。(6月1日(日)まで。入場無料)松平定信は、号を楽翁といい、桑名市内の某小学校の校歌にも歌われている(楽翁公の明徳は、我らが心の鏡なり・・・なんて感じです。実は私の母校です。(笑))桑名にゆかりのある人です。でも残念ながら桑名に住んでいたことはないらしいですが。

展覧会では定信の書や掛け軸などやお抱え絵師の谷文晁の掛け軸なんかもありました。ざっと見てみると、定信はまれに見る教養人だったということがわかります。掛け軸の筆致はさすがに文晁とは比べるべくもありませんし、ひとつひとつ取ってみればその道の達人の域のちょっと手前くらいなんでしょうけど、彼の地位とか社会的な力を考えるとその驚くべき関心や教養の深さは、日本の文化発展に大きな足跡を残したと言えると思います。

定信が文晁に編集を命じたという、「集古十種」という昔の文物を筆で写した百科全書みたいな書物も展覧会にありました。見ると、楽器編が6冊ありまして、これは見たかったですねぇ。6冊ですから、百以上の楽器が描かれていると思うんですが、どなたかこれを研究された方はいないんでしょうかねぇ。「集古十種」のうちページが開いていたのはほんの数ページだけだったのが残念です。

桑名市内には定信ゆかりのお宝を納めた建物があります。鎮国神社内にある楽翁公百年祭記念宝物館がそれです。定信没後百年(1928年)を記念して1933年に完成した建物で、鉄筋コンクリート造りということもあり、第二次世界大戦中の桑名空襲にも耐えてきたものです。大変残念ながら、1年にわずか公開日が2日!(5月2,3日)というレア物的博物館です。ここには定信考案のロケット弾なんかもありました。「集古十種」の版木もありました。

定信展はあと10日たらずです。桑名在住の方や桑名にご用がある方でまだの方はぜひ見学されるといいと思います。宝物館をまだという方は、来年のチャンスを逃さないように。

A380日本初飛来!

2008年05月21日 13時51分51秒 | 音楽系
シンガポール航空のA380が初めて日本に飛来するということで、着陸予定の成田空港で皆さんクビを長くしてまっていたようでしたが、天候の都合で中部国際空港に着陸したそうです。うーん、知ってたら見にいったのになぁ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000008-maiall-soci.view-000

最新型の超大型旅客機A380はぜひ乗ってみたい飛行機のひとつです。20日に日本に来るというので、いざ成田へと一瞬思ったんですが、経費がかかりすぎるので止めました。(笑)

そのうち普通に見ることができるからまぁいいかって感じでしたが、初飛来地が中部国際空港になったとは夢にも思いませんでしたねぇ。朝テレビを見ていたらよかったです。そしたら、即・・・ってことになったはずです。昨日は夜にレッスンがあるだけでしたから。ニュースで知ったのは昼を過ぎてました。うーん、かえすがえすも残念。これからはもう成田に着陸するのをやめていつも中部国際空港に来たらどうでしょう、シンガポール航空さん。(笑)

なお同機はその後予定より4時間遅れて成田に到着したそうです。

気になるなぁ(2)

2008年05月19日 11時40分57秒 | 日々のこと
おじさんの愚痴が続きますが、今度は巨大サンバイザ。顔が全部隠れるサンバイザをしている女性(服装からすると多分女性です)がときどきいます。相手の顔が全く見えないので、そういう人が前から近づいてくると、すごく警戒してしまいます。向こうは私の方は全部見えてるんですからね。先日も名古屋市内を歩いていて、歩道を渡ったら突然出てきた巨大サンバイザになんか不気味な感じがしました。怒っているのか、無関心なのか、私の方に向かってくるのか、そうでないのか、ひょっとしたら私に興味があるのか、など道行く人の顔からはいろんな情報を得て街を歩くんですが、そういうことを拒否している人がいるのは何か不気味というか不安を感じます。

大体自分の顔が見えないようにする人は昔からわるいヤツに決まってます。車の運転席や助手席のガラス(時にはフロントスクリーンも)スモークガラスにしているのは、だいたい怖い感じの人です。怖いから中をのぞき込んだことはありませんが、ちらっと見えた感じではそうです。あるいは、ひさしの長い帽子を深めにかぶりマスクして電車に乗っているお兄さん。多分ちょっとヤバイことしてる人なんかな、なんて思ってしまいます。

でも件のお姉さんは別に悪い人という感じはしませんでしたし、以前同様のスタイルの人に別の場所で遭遇したときも後ろから子供がついてきたので、普通のお母さんなんだなとは判断できました。子供はサンバイザをしてませんでしたが。ヤバくない人がヤバイ格好している世の中の方が実はもっとヤバイ、なんてちょっとヤバイいことを考えたりもします、はい。

気になるなぁ(1)

2008年05月18日 17時55分04秒 | 音楽系
前にも書いたことがあるんですが、名古屋駅あたりを歩いていてよく気になるのは、あのスッチーが空港で引きずっているようなのを引きずってる人。先日もうっかりしていてそいつに蹴躓きそうになりましたよ。ええ、あまり下を見てあるかないもんで・・・

よく電車内でリュックサックをしたままの人に注意を促すポスターが貼られてますが、混雑した駅構内で、あのゴロゴロも結構うっとおしいです。これってひょっとして私だけが感じるているのかも知れませんが。でも、同じゴロゴロでも体の真横で押してるものはべつにじゃまに感じませんし、自分の前で押してるのも(そういう人はいないですが)こちらとしてはじゃまくさく感じないでしょう。

後ろに長々とゴロゴロを引っ張ってる人を見ると、「ちゃんと手でもたんかい」とか「ここは空港とはちゃうんやぞ、おらー」と心の奥底でこっそり言ってしまいます。(笑)あれが気になるのは、たとえバッグの一番端が低い位置であってもその上空全てを引っ張っている人が占有していることになるので、要するに混雑している場所を手ぶらの人の3倍くらいの面積を専有して歩いているからなんでしょう。

小さ目の荷物なら手で持って歩いて欲しいし、まだ背負う方がいいとは思うんですが、そんなこと考えない人が多いということなんでしょうか。スーパーのカートを後ろに引っ張って歩いているのと実質的にそんなに変わらないと思うんですけどねぇ。でもこんなこと思うのは私だけかも・・・

ド短調?

2008年05月17日 17時13分52秒 | 音楽系
最近ウェブで、ド長調とかラ短調と書いてあるのを見ました。ド長調はハ長調で、ラ短調はイ短調ですね。何調かを表す言い方は、ことばによって異なるんですが、大体はA,B,C系かdo,re,mi系かに分かれます。細かい違いはあるにしても英語、ドイツ語では前者、イタリア語、フランス語は後者です。

日本は完全ローカライズしてイロハニホヘトにした訳ですが、中国ではABCを使っているようです。知り合いの中国琵琶奏者はA調とかC調とか言ってましたし、以前中国に行ったときに頂いたギター曲集にもそのように書かれていました。(長調は大調と言うようです)韓国はどう言ってるんでしょうねぇ。

で、日本語では調をどう言ったらいいのかと言うわけですが、というかそれはとっくに結論が出ていて、イロハで言うんですが、それを変えてみたら、というのがド長調やラ短調という言い方なんでしょう。世界標準的な言い方にした方がよいのでは、という主張にも聞こえます。

日本人で音楽を専門にやっている人は普通あまりハ長調とかイ短調とは言わず、ドイツ語か英語で言うことが多いようです。世界に通用しないイロハよりドレミかABCを使って調を言うように学校教育から改めた方が、あとあと混乱がなくいいのではという意見があるのかも知れません。

でもド長調ってねぇー。(笑)なんか響きがいまひとつじゃありません?ド短調なんか土壇場のせめぎあいのド演歌みたいだし(何のコッチャ)、ファ長調だと気が抜けるみたいな?音名をイロハでいうのは多分明治の頃に決めたんだと思いますが、決めた人たちは機能性とか歴史性よりも言葉としての響きを優先したのかも知れません。色はにほへど散りぬるを・・・という典雅な詩をベースにしているのですから、音韻的にも洗練されています。日本だけ世界の流れと異なる調名システムですが、言語学的なローカラーゼーションとしては理論的には正当でしょうし、音韻的に美しいのは事実です。無常観漂う短歌を元にしているなんて、日本的ですし、むしろ世界に誇ってもいいのでは。