リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

行ったり来たり

2009年08月31日 21時09分15秒 | 日々のこと
日曜日は2週間前に急遽決まったコンサートをしました。11時からのコンサートですので、結構大変です。朝早く起きて指慣らしをして、テンションをあげないといけません。以前愛知県のK町で10時から始まるコンサートをしたことがありますが、それに次ぐ早い時間です。

コンサートは13時頃には終了、主催の方と少し歓談して、家に向かいました。夕方からレッスンがありますが、少し時間があるので、ゆっくりと一般道路を通って帰りました。行きは遅れるといけないので、高速道路を使いましたが、東名阪は300円でした。民主党政権で高速道路が無料になると、もう名古屋に出かけるのに電車には乗らなくなるかも知れません。

この日、名古屋の大須の某家具屋さんで、古楽が好きなひとたちが集まる会がありまして、そこに以前バーゼルで一緒に勉強していた、ガンバのMさんが来るという話を、コンサートに来てた人から聞きました。Mさんとはもう4年以上会ってないので、ぜひ出かけて懐かしい話に花を咲かせようと、19時過ぎにまた名古屋に行きました。行ったり来たりでちょっと効率が悪いです。今度は電車で行こうかなと思いましたが、電車で便利なのは名古屋駅付近だけ。大須まで行くとやはり車で高速を通った方が圧倒的に早いです。

家具屋さんについたのはもう20時を過ぎていましたが、みなさん何人か集まってらして、思い思いの場所でアンサンブルしたり、ひとりで演奏したりしていました。Mさんは依然とそんなに変わらずお元気そうで、今はドイツに住んでいるとのこと。彼女はもともと名古屋出身ですが、早く日本に戻ってくるといいんですけどねぇ。

朝からトラブル

2009年08月27日 15時59分57秒 | 日々のこと
今日は朝っぱらからパソコンとネットワーク関連のトラブルで大変でした。

例の超小型パソコンからインターネットになぜか接続できないので、ルーターのメーカであるバッファローのサポートに電話しました。朝のサポート開始直後に電話しましたが、これがなかなかつながりません。

でも思ったより早くつながりましたが、電話の声が聞き取りにくくて、しかもおねえさんの滑舌が少し悪気味。英語でのサポートよりも苦労しました。(笑)

でも結果は解決にいたらず。なんかルーターの電源を切れとか、モデムの電源を切れといわれたので、その通りやったら、電話自体も切れました。これはモデムと電話を家は直列でつないでるので、切れたんじゃないでしょうか。ということで、この時点でサポートは終了。(笑)

もう一度、サポートに電話しましたら、今度はなんとなく信頼が置けそうな感じの男性の声。こちらはちょっとあせってきているので、そういう感じの声を聞けるとほっとします。でも結局解決には至らず。

ルーターの電源を切ったことで、ひょっとしたらネットワーク接続されている機器がつながらなくなっているのではと思ったので、印刷を試みたら、やっぱし---。

前も同じようなことがあったので、最初のおねえさんに、そういう旨を伝えてはおいたんですが、どんでもないサポートをしてくれたもんです!! とそのときは怒り狂ってましたが、実はそれは間違いだと言うことがわかりました。

というのは、自作4号機もまだ稼働できますので、それでネットワークに入りましたら、プリンタは何事もなかったかのように、接続できます。ということはネットワーク上にある機器はは全て正常に作動しているということです。おねえさま、疑ってごめんなさい。
そういえば2,3日前、ダウランドの曲をスキャンして歌の人に送ろうと思ったら、スキャナが5号機からは見えませんでした。これも不可思議です。で、今朝は、プリンタが2台(エプソンと沖データ)とも見えません。4号機からは問題なく見えているので、5号機固有の問題です。

スキャンした一番最新のファイルの日付以降にインストールしたソフトはなかったか見てみましたら、2つありました。一つは、ナントカ軽快化ツール、もう一つはナントカソングライター。ナントカソングライターは、音楽関係のソフト。これは多分大丈夫でしょう。クサイのはナントカ軽快化ツール。これはひょっとして警戒化ツールかもしれません。
ウィンドウズからのメッセージは、IPアドレスの競合というのも出ていました。そこで大きな番号に変更しましたが、ラチがあきません。ということで、まず、この2つのナントカソフトを削除。次にエプソンプリンタのドライバとスキャナドライバも削除して、再インストールしましたら、まだドライバの入れ替えをしていない方のプリンタもきちんと動きました。なんのこっちゃ。どうなってるんでしょうねぇ。

普通の操作で対処できないことが多すぎますね、ウインドウズは。ドスプロンプトに降りてコマンドラインでの操作なんて、なんでこの時代に20年前みたいなことをという感じです。(ip config release もやってみました。が成果なし)

今思えば、ナントカ警戒ツールが一番怪しいような気がしますが、なんともわかりません。マッキントッシュって、こういうことってないんでしょうか。5号機を自作するときに今回はいっそマックに乗り換えてしまおうかなとちらっと思ったんですが、そうした方が良かったのかなぁ。

まぁ、おかげでまたコンピュータに関する知識が増えました。それにしても朝からの数時間を返してくれー、って誰に言ったらいいのかな?

viliv S5

2009年08月23日 11時32分47秒 | 日々のこと
首を長くして待っておりました、viliv S5が到着しました。これはいわゆるウルトラモバイルPC(UMPC)と言われている超小型コンピュータです。大きさは写真のようなくらいの大きさで、iPhoneより一回りちょい大きいという感じですが、中身はれっきとしたWindowsXPが走る普通のコンピュータです。



ハートディスクはなく、かわりにSSDと呼ばれている、メモリーがハードディスクの代わりをしている装置が入っています。容量は64ギガバイトです。電池は7時間。(どっかのレポートでは、SSDモデルは9時間くらいもったとありました)重量はわずか402グラム。

という驚異のスペック、だと思うんですけど、みなさん感動しませんか?(笑)

でも唯一最大の問題点がありました。それは画面が小さいので、字が小さすぎるってことなんですねぇ。若い頃ならいざ知らず、このサイズで1024x600の解像度はさすがにきついです。なんとか見えるには見えますが、くっきりはっきりとはいきません。今かけている眼鏡より度がきつい専用眼鏡が必要ですね。同じ度の眼鏡を2つ重ねてかけると、くっきりはっきりですから、結構度の強いのが必要かも。

韓国製のこのコンピュータは駆動部分が全くありませんので、完全無音です。それでいてほとんど本体が熱くならないのですから、よくできたものです。昔はこういうのは絶対日本製でしたけど、もう日本のコンピュータメーカーにはこういうのを出す力がなくなってしまったんでしょうか。日本のメーカーももうちょっとがんばってほしいですねぇ。

名古屋バロック音楽協会夏季セミナー09

2009年08月16日 16時44分47秒 | 音楽系
名古屋バロック音楽協会主催の夏季セミナーが終了しまして、会場の高山から帰ってきました。今回の講師陣は、ヴィオラ・ダ・ガンバに福沢宏さんをお迎えしました。実は彼とは旧知の仲でして、若い頃から何度か共演させて頂いたこともありますし、このセミナー自体にもかなり前から来てもらっていておなじみの方です。

高山に行くのはだんだん便利になってきていまして、最近では市内まで直で高速道路がつながっています。今回の行きは、高速道路代金が1000円の日ではないので、多分すいているだろうと思っていましたが、大当たりで、1カ所ちょっとした渋滞があった程度で大変スムーズに行くことができました。帰りは「1000円の日」なので、一般道を通りましたが、大変道はすいていました。もっとも途中一杯寄り道をしましたので、自宅に到着したのは夜になってしまいましたが・・・(笑)

この名古屋バロック音楽協会主催のセミナーは毎回地域的なテーマがありまして、今回はフランス。リュートはどの地域になっても何かしらソロ曲がありますが、講師演奏会のソロ曲は他の楽器と大体合わせて、フレンチバロックの曲から選んでみました。ド・ヴィゼーとドゥニ・ゴーティエと17世紀はじめの作者不詳曲を演奏してみました。もっとも使った楽器が、通奏低音で使っていた、ニ短調調弦にしたフレンチ・テオルボでしたので、ド・ヴィゼーはいいにしても他の曲はちょっと大振りなイメージを与えてしまったかもしれません。

今回のセミナーは昨年より少し多く、40人近くの参加者がありました。この位の人数だと、会場を貸し切りできるので、ありがたいです。年齢的には上は60代下は20代とヴァラエティに富んでいました。バロック音楽を聴いたり演奏したりする層が高年齢化しているとよく言われますが、意外とそうではないかも知れないんですね。

海外の夏季セミナーもいくつかはいろいろな事情があって開催されなくなっているものもあります。例えば、私も2004年に参加したことがあるベルギーの某セミナーはもうすでにやっていません。あるいはイタリアの某セミナーもいまはやっていないとか、こういったセミナーはなかなか続けていくのがいろいろ大変なことが多いようです。そんな中でこの名古屋バロック音楽協会主催のセミナーは、ぼちぼちご長寿記録に載せてもらってもいい存在になりつつあります。



会場のペンション・オープン・ハートは、高山市上宝の山の中、すぐ近所には霊験あらたかと言われているわき水もある、自然に恵まれたところにあります。しかも音楽に特化したペンションですので、演奏ができる別棟ログハウス「奏楽堂」があります。ここは大変音響がすぐれた場所でバロック音楽の演奏には非常に適しています。最近では、奏楽堂が増えてきまして、現在小さなものを入れると第4奏楽堂まであります。これらの奏楽堂で演奏する限りは24時間音だしオーケーという恵まれた環境です。(さすがに24時間やっている人はいませんが・・・)バロック音楽やルネサンス、中世音楽に興味がある方はぜひ来年お越し下さい。きっと音楽三昧の4日間をお過ごしいただけるのではないでしょうか。

大きな地震

2009年08月11日 16時33分01秒 | 日々のこと
けさの地震はびっくりしました。阪神大震災の時ほどではなかったですが、妙に揺れが長く続いたので、これはきっと遠いところで大きな地震が起こったのでは、と目覚めたばかりの頭で思っていました。

リュートは、大丈夫だったかな、と思ったとき、そういや昨日楽器を束ねてあるベルトをはずしたことを思い出しました。こういうときに限って備えが万全じゃないんですねぇ。普段は万全なんですが・・・(笑)

ウチのレッスン室に、楽器が数台壁にケースごともたれかけさせているのですが、それぞれの楽器は鎖で壁につないで倒れてこないようにしてあります。そして、飛び上がらないように、各ケースの取っ手をベルトで通してあります。隣の大きな本棚は倒れてこないように、固定しました。楽器に関しては万全です。

でも壁面の本棚の本が飛び出さないような工夫はしてないので、巨大地震が来たら、本棚は倒れなくても、上の方の棚にある重量級の本が部屋中に飛び回ったり、楽器を直撃することになります。棚の左右に鎖を張ればいいのですが、本の出し入れが不便になりしなぁ、なんて思ったりして、まだ手を付けていません。でもちょっと大きめの地震が来ると、すぐにやらなくちゃと思いますが、残念なことに明日から、高山で名古屋バロック協会のセミナーです。うーん、せっかくやる気になったのに。ま、帰ってきたら、今度こそは、きちんと鎖を張ろうかな。(笑)

バロックリュート教本

2009年08月10日 14時08分23秒 | 音楽系
今月の初めに発注した、ミゲルのバロックリュート教則本、届きました。1週間とちょっとで届きましたので、イタリアの本屋にしては早い?

お値段が70ユーロもするだけに、349ページもあるなかなかの大作です。内容をざっと見てみましたが、歴史や楽器のメンテなども含む、バロックリュートに関するほとんど全てを網羅する内容です。ごく入門期の課題が若干不足しているかな、という感じがする以外は、非常に充実した内容で、バロックリュートをこれから始める人、初級段階の人、中級以上の人全てに役に立つ内容です。超おすすめ本ですよ。

圧巻なのは、本書の半分以上のページをしめる曲集。初級、中級、上級と3段階に分別され、曲数はなんと200曲にせまります。途中から急に難しくなったり、有名曲が終わりに飾られているだけというようなありがちな構成ではなく、難易度をきちんと考えて無理なく配列されています。ミゲルもよくこれだけ集めたもんです。

現代楽器の場合ですと、このくらい大がかりなメソッドはすでにいくつかありますが、リュートに関してはこの本が初めてではないでしょうか。時代は変わりつつあるのですねぇ。なお、本書におけるタブセッティングプログラムは、Djangoを使用しています。使用言語は英語です。

Miguel Serdoura
Method for the Baroque Lute
A practical guide for beginning and advanced lutenists
(Translated by Daniel Ungar)

http://www.utorpheus.com で購入可能。

水泳朝練(笑)

2009年08月05日 16時13分52秒 | 日々のこと
今日はフィットネスクラブで水泳の朝練です。朝練といっても行ったのは9時半すぎで、フラフラと泳いでいただけですが。(笑)

最近は水泳ができない子が増えている、とよく言われます。するとそれは学校の水泳指導の問題だとか、ゆとり教育で時間が減ったからだ、なんてなんでもマスコミは学校とかゆとり教育に結びつけてしまいまい、それを読んだ読者はやっぱり学校はあかんのや~、ゆとり教育もあかんわ~、と思ってしまいがちです。

でも、昔から泳げない人って結構いたと思いますよ。私が小中学生の頃は学校にプールはなく(もちろんスイミングクラブもありません)、泳げるようになるためには、リスクをおかして?近所の川に行くか、海に行くか、しかなかったです。近所の同級生で「町屋川スイミングクラブ」で見かけなかった人は、少なくともその頃には泳ぎを覚えていないのは確実です。

というようなこともあるのか、世の中の大人、意外と泳げない人が多いみたいです。私が通っているフィットネスクラブでは、水中ウォーキングは混み合っていても、長距離水泳レーンは結構すいています。

ということで今日も気分は北島で、平泳ぎを30分ほどやりました。(クロールはあまり得意ではありません)それにしても、女性が(特に熟年女性が)朝は特に多いです。おっさんたちは疲れているのでしょうか。

ミゲル

2009年08月03日 19時21分05秒 | 音楽系
Djangoという、タブラチュアを打つソフトをよく使うんですが、時々サイトがお引っ越しで行方不明になるときがあります。先日も久しぶりにヴァージョンアップをしようかとアクセスしましたが、つながりません。

しばらく昔のURLやらあちこちアクセスしてみましたが、どれもだめです。検索しても、Djangoということばではなかなかヒットしません。有名なジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトなんかがいっぱい出てきます。ま、このタブセットプログラムも彼の名前から取ったんでしょうけど。

それがなんかの弾みに、Djangoのサイトが見つかりまして、最新版をゲットしました。サイトのレイアウトがすっかり変わっていて、リンク集もいろいろ増えていました。


リンク集の中に見覚えのある名前がありました。ミゲルという名で、バーゼルにいたとき、最初の一年間、ホピーのクラスにいた人です。すごく寡黙な感じの人であまり話をした記憶はありませんでしたが、ひょっとして彼かと思ってアクセスするとやはり彼でした。
彼のサイトによると、UT ORPHEUSというイタリアの出版社からバロック・リュートの教則本を出版、新しいCDも出すそうです。

http://www.miguelyisrael.com/fr/?Publications

バロック・リュートの教則本は興味がありましたので、UT ORPHEUSのサイトにアクセスしたら、何ページかサンプルページを見ることができました。タブラチュアセッティングプログラムはDjangoを使っていました。だからDjangoのサイトに名前があったんですね。

なかなか興味深いな内容でしたので、1冊注文しました。届くのが楽しみです。

世界一やかましい祭り!

2009年08月02日 16時04分19秒 | ローカルネタ
桑名の石取り祭りは今日がクライマックスです。でもここ3日は雨がちの天気です。私の知る限り、こんな天気の石取り祭りは初めてです。私が子供の頃は7月の中頃に祭りをやっていましたので、1日くらいは雨に降られることがあった記憶がありますが、3日連続で雨がちというのは、なんかちょっと異常ですねぇ。

今のところ、雨は降っていませんが、今日の夜は大丈夫でしょうか、気になります。今日は桑名の旧市街はどこも大変やかましいですが、こんな日にレッスンを入れてしまいました。(笑)

でも、レッスンの直前に雨が急に降り出しまして、それまでゴンゴンチキチンとにぎやかだったのが、突然ストップ。祭車が雨で濡れたら大変ですから、急遽たたくのを止めてビニールをかけたんでしょう。おかげでレッスン中は静かでした。(^o^)