細いガット弦はとても切れやすいものです。若い頃まだガット弦の再現がきちんと出来てなかった頃、本番の曲中でプッツンと切れてしまったことがありました。確かコーティエの曲でした・・・名古屋市昭和区にある大きな交差点近くの建物の2階での演奏でした・・・
現在販売されている牛の腸を使った弦はそこそこ保ちます。よく切れるので実用にならない、という問題はすでに過去のこと、(300年くらいの過去ではなく、2,30年位前の過去のことです)と言ってもいいかも知れません。
とはいうものの運が悪いと当日張ったバロックの1コースが本番で切れてしまったということはあります。415の弦長70cm程度のバロックリュートの1コース用のガットはせいぜい5日から1週間くらいしか保ちません。正直1コースはもう少し保ってほしいとは思います。
昔(300年程前)もそう事情は変わらず、有名なバロンの理論書には、低いピッチで調弦したらローマで作られたガット弦の1コース(バロック・リュート)が4週間保った、なんて特筆されているくらいですから、1コースの命は平均的には当時でも4週間よりはずっと短かったのでしょう。
2コース以下は、実質的に切れると言うことはあまり意識する必要はありません。現在製造されているリュート用ガット弦は2~5コースと6コース以下のオクターブ弦に関して、耐久性に関しては問題はないでしょう。1コースに関してはいつもメンテをしっかりとしておく必要があります。ケバが出始めたら即交換です。
よく1~3コースの弦にケバが出まくり(当然音はポコポコです)のままで使っている人をみますが、そもそも綺麗な音が出るからといってガット弦を使っているのではないですか?ポコポコの美しくない弦を使っているようでは、美しくは弾けません。ガット弦を使う人はマメでないといけません。
現在販売されている牛の腸を使った弦はそこそこ保ちます。よく切れるので実用にならない、という問題はすでに過去のこと、(300年くらいの過去ではなく、2,30年位前の過去のことです)と言ってもいいかも知れません。
とはいうものの運が悪いと当日張ったバロックの1コースが本番で切れてしまったということはあります。415の弦長70cm程度のバロックリュートの1コース用のガットはせいぜい5日から1週間くらいしか保ちません。正直1コースはもう少し保ってほしいとは思います。
昔(300年程前)もそう事情は変わらず、有名なバロンの理論書には、低いピッチで調弦したらローマで作られたガット弦の1コース(バロック・リュート)が4週間保った、なんて特筆されているくらいですから、1コースの命は平均的には当時でも4週間よりはずっと短かったのでしょう。
2コース以下は、実質的に切れると言うことはあまり意識する必要はありません。現在製造されているリュート用ガット弦は2~5コースと6コース以下のオクターブ弦に関して、耐久性に関しては問題はないでしょう。1コースに関してはいつもメンテをしっかりとしておく必要があります。ケバが出始めたら即交換です。
よく1~3コースの弦にケバが出まくり(当然音はポコポコです)のままで使っている人をみますが、そもそも綺麗な音が出るからといってガット弦を使っているのではないですか?ポコポコの美しくない弦を使っているようでは、美しくは弾けません。ガット弦を使う人はマメでないといけません。