リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

蜘蛛の糸

2010年09月26日 12時23分35秒 | 音楽系
先日クモの糸でヴァイオリンの弦を作ったという記事が新聞に出ていました。気になっていましたので、検索をかけてみました。いくつかのヒットした記事をまとめてみますと、次のようになります。

300匹以上のコガネグモとオオジョロウグモから、2年をかけ集めた糸を約1万本にまとめ1本の弦にした。

太さは0.5ミリ~1ミリ

ヴァイオリンの1弦は実用に至っていない

ガット弦の強度の2/3である

音色は柔らかい音

ということです。リュートの1弦や2弦に使えないかと内心期待しましたが、上記の内容からすると、ちょっと難しいようです。リュートのための細い弦は0.4ミリ前後ですし、そもそも現代のガット弦と比べて2/3しか強度がないのでは、リュートではとても無理そう。ヴァイオリンの1弦でもまだ実用的でないみたいだし。そもそも製造に時間がかかりすぎます。

ずっと昔、シルク弦をためしたことがありましたが、質量が不足気味で、ペンペンという三味線みたいな感じ(三味線の弦でしたから当然かも)でした。やはりガットという素材は優秀なんですねぇ。

新しい音楽ホール

2010年09月24日 21時35分40秒 | 音楽系
昨日は新しくオープンする、R/5という音楽ホールの内覧会に行って参りました。(所在地:名古屋市千種区今池1-3-4)少し天候が怪しかったんですが、大丈夫だろうと傘を持たずに行きましたら、やっぱり最寄り駅の千種駅付近では雨が降っていました。

仕方なく、千種駅の地下街(だいぶレトロな地下街です。行くのは久しぶりです)に戻ってビニール傘を一本買いました。折りたたみ傘でも持っていけばよかったです。

少し時間に遅れてしまいましたが、ホールの建物に入ると、なかなか感じのいいエントランスです。一階がギャラリーになっていまして、二階がホールです。車いす用のガイドがついた階段を上がりますと、あまり広くはないですがホワイエがあり、ここで飲み物サービスが可能です。

ホールの中に入りますと、ホールのスタッフの方が説明をしているところでした。椅子は非固定の111席。このホール専用椅子で、後方ほど足の長い椅子になっています。舞台照明はLEDでステージ上でもほとんど熱を感じません。防音や空調設備も万全で電気文化会館ザ・コンサートホールやしらかわホールのような音楽ホールと全く同レベルです。ホールの説明に続いて、ミニコンサートが行われましたが、聴く場所によって音の印象がことなるのは、111席のホールなので、いたしかたないことなのかもしれません。

交通のアクセスも大変よく(千種駅から徒歩5分以内)付帯設備も万全な同ホールは大変魅力的な小ホールです。ただひとつだけ残念なのは、スタッフの説明では残響が1.1秒で、(ザ・コンサートホールは1.8秒)音が少しデッドなところです。(1.1秒はひょっとして椅子を展開してない状態だったかも。会場にいた実感では0.5秒くらいの感じです)私のような古楽器奏者だともう少しふくよかなサウンドを期待してしまいます。いっしょに会場に来ていたピアニストのNさんやチェリストのT君も同様の意見でした。惜しいですねぇ。でもダイレクトなサウンドの方がいいコンサートも多いでしょうから、きっと沢山の方が使用するに違いありません。

ほぼ完治!

2010年09月22日 12時19分07秒 | 日々のこと
6日ぶりにM皮膚科に行って来ました。最近は、リンパ腺の腫れもすでに収まり、デキモノのかさぶたが取れてきたところです。

M先生は、デキモノの様子を見るなり、「あと、しばらく外用薬はつけてください。内服薬はお渡しした分は飲みきってください」とおっしゃいました。

「あと、痛みはありませんね?」
「はい、ここ2,3日はありません」

ふつうのデキモノと違うのは、外傷のような痛みが時折襲ってきたことです。もっとも痛みといっても1,2時間おきに10秒くらい続くという程度に過ぎませんでしたが。でも、このことやリンパ腺の腫れがあったことから、一般的な吹き出物とはちょっと異なるなとは感じました。

ま、ということで、ほぼ完治ということでしょう。診察は1分足らずで終了です。まだしばらくは水泳はだめですが、それ以外の運動はオーケーとのことです。

このブログを読んでいただいている皆さんからお見舞いのメイルを頂いたり、ご心配のお声をかけて頂きました。お陰様でほぼ完治に至りました。本当に有り難うございました。

久々の快挙!

2010年09月20日 14時19分03秒 | ローカルネタ
今日のヤフー・ニュースです。

三重県桑名市の鋼(こう)構造物設備会社が、台風が進む海域に潜水艦を出動させ、海中の低温水をくみ上げて海面水温を下げることで勢力を弱める構想をまとめ、このほど日本とインドで特許を取得した。海面水温が高いと台風の勢力が維持されることに着目して考え出したという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100920-00000011-mai-soci

この会社、伊勢工業は桑名警察の近くにある会社です。全国ニュースに出てくる桑名市と言えば、古くは空中衝突、マルガリータ事件やらM建設が関わる事件、最近では市職員の汚職やらで、明るい話はなかったんですが、これは久々の快挙です。近くですので、この会社をのぞきに行ってきます。(笑)

質問

2010年09月17日 10時50分26秒 | 日々のこと
M皮膚科に電話して、聞いてみました。

「あの、昨日診察してもらったものですけど、日常生活はどのようにしたらいいか教えていただけますか」

「はい、ちょっとお待ちください・・・疲れないようにしてくださいとのことです」

(うーむ、普段からあまり疲れるということはないんだけどなぁ)

「フィットネスとか水泳とかは大丈夫ですか」

「はい、ちょっとお待ちください・・・運動系は避けてくださいとのことです」

(やっぱりな・・・)

「外出してもいいんですか。車でいくとか電車でいくとか・・・」

「はい、ちょっとお待ちください」

(まとめて聞いておけばよかったかな・・・)

「ええっと、外出は疲れることがなければ、電車でも大丈夫です」

「あと、お風呂はどうですか」

「ちょっとお待ちください・・・お風呂は避けてください」

「でもずっと風呂に入らないわけにはいかないですから、シャワーなんかではだめですか」

「ちょっとおまちください」

(看護婦さんそのうち切れるかも(笑))

「はい、シャワーはいいそうです」

「はい、どうもいろいろありがとうございました」

ということで、要するにアクトスで水泳をしなければいいということですね。

帯状疱疹

2010年09月16日 14時37分59秒 | 日々のこと
左目の下がかゆいのでこすったら、擦過傷が少しできてしまいました。今週の月曜日頃だったと思います。なおっていくだろうと思っていましたがちょっと治りが遅い感じです。周りが少しはれている感じです。それにかすかにピリピリとした痛みがあったり、首の左側のリンパ腺が少し腫れてきました。今朝はリンパ腺の腫れが少し収まったかに思いましたが、一応念のため近所のM皮膚科で診てもらいました。

最初、M先生は左目下の腫れを見て、ヘルペスでしょう、とおっしゃってたんですが、口の左上にある小さな腫れ物を見て、帯状疱疹だとおっしゃい、すぐに熱を測ってもらいました。何か急にものものしくなってちょっとビビリましたが・・・(笑)

子供の頃にかかった水疱瘡のウィルスが何らかの原因で免疫が弱ったときにまた出て来たらしいです。先週はコンサートで結構たいへんだったし、コンサート後も2日続けて打ち上げをやっていました(2つ目は別のコンサートの打ち上げです。自分は出てませんが)ので、お疲れだったのは間違いないですねぇ。でもあまり疲れたという認識はなかったんですが、やはりトシでしょうか。

薬局で8000円近くもする薬をいただきました。薬局のご主人は、絶対安静にしてないとだめですよ、なんておっしゃるので、えっ、私はそんなに重症なの?とその時初めて知りました。受診の時にM先生にそのあたりのことは何もききませんでした。別に今のところいたって元気なんですが・・・今日はM皮膚科は午後はやすみなので、明日聞いてみようとおもいます。まぁ、さすがに今晩プールにいくのはやめときます。

どっち?

2010年09月14日 14時07分13秒 | 日々のこと
もうじき民主党代表が決まります。このさなかに円は一時15年3ヶ月ぶりの高値を付けたそうです。財務大臣は、「為替介入を含む断固たる措置」ってまた言っていますが、この文言は今まで何度も言っているセリフ。これだけ言っていて何もしないに等しい状況が続くとそのうちに市場は完全に見限ってしまうかも。

今の民主党政権は、外交、安全保障、経済など、どれを取ってもやってることが危うい感じですねぇ。これから日本はどうなってしまうんでしょう?音楽をやっている身としては、世の中が繁栄して豊かにならないと、こちらまでおこぼれが回って来ません。ま、所詮音楽なんて、ルネサンス、バロック音楽の時代からそんなもんです。と、愚痴ってる間にぼちぼち結果が出る頃になりました。さて、どちらに?

A. ヴィヴァルディ イタリアバロックの祝祭音楽

2010年09月12日 22時58分00秒 | 音楽系
金曜日のヴィヴァルディのコンサートが終わってちょっと一息。あまり一息入れすぎると次が始まるのでいけないんですが。

金曜日は久々にバロック・ギターを弾きました。ラフォリアの通奏低音で使ったのですが、バロック・ギターの少し乾いたパーカッシブな音はとてもよく通っていました。(いたと思います)第一部の最後の曲として弾いたのですが、大喝采でした。

残りの曲はテオルボを使いました。通奏低音の3人(チェンバロ、チェロ、テオルボ)はすべての曲に参加しますが、今回は正味2時間くらいのコンサートでしたので、後半の途中くらいからは、なんかこれでもか、これでもかという感じで延々曲を弾き続けている感じがしました。(笑)でもこれが結構楽しかったりして・・・

コンサートが終わって某所で打ち上げ、12時近くまでやってましたねぇ。その翌日はミューズ音楽館の5周年記念コンサートで、同じ電気文化会館ザ・コンサートホールです。こちらは観客ですので、気楽です。同じホールですが、あっちとこっちとではえらい違いです。コンサート後、こちらの方も11時過ぎまで打ち上がっていました。2日連続なので、ちょっと体重が気になってきまして、今日はレッスン後に、水泳で体を多少なりとも引き締めにかかりました。

コーヒーカンタータのリハーサル

2010年09月06日 16時19分09秒 | 音楽系
昨日から10月17日の、酒蔵コンサートのリハーサルが始まりました。曲目はバッハのコーヒーカンタータです。今週にヴィヴァルディのコンサートを電気文化会館で行いますが、そっちの最終リハーサルがあさってにありまして、それとだぶってしまいました。同じコンサートを場所を替えてするのは、リハーサルが楽ですが、それは売れている人の話で、私なんぞは、プログラムが異なるコンサートをあちこちでやりまくるという、ギャラが少ないのに労力はやたらかかるというパターンです。

実はこの酒蔵コンサート(詳細はHPをご覧ください)の前に、ダウランドのリュートソングのコンサートがあり、11月のはじめには、岐阜のサラマンカホールでのコンサート、さらに、11月23日はバッハカンタータのコンサートで、競演相手は全て異なります。もちろん曲目も全て違います。10月の中頃にはリハーサルが3つ重なる事態が出てきてしまったんですが、バッハカンタータに関しては、ピッチが440なので、ごめんしてもらい、11月に入ってからのリハーサルだけにしてもらいました。

現代のピッチは440とか442ヘルツの高さですが、バロックの時代の音楽は415ヘルツで調律することが多いです。もっともバロックの時代には統一ピッチなんてあるわけはなく、415は現代における統一ピッチ、ま、昔の音楽は大体今より半音低いピッチだということで便宜上決めたピッチです。私のCDの録音も415で行いました。

テオルボをリハーサルのたびに415と440に変えていたのでは、まったく実用にならず、そもそも415用に張ってある弦を440まであげるのは若干リスクを伴います。回避策として14コースをはずして13コースにして張力の軽減を行っています。これでも1弦が少し切れやすくなりますが、今のところ概ね大丈夫です。

バッハカンタータのコンサートは、例年秋に行われているんですが、昨年は録音日程の関係で参加できませんでした。今年もこの時期に録音を予定していたんですが、諸事情があり、春に延期をしましたので、参加することにしました。このコンサートはプロアマ混在のコンサートで、もうすでにこの時期に何度もリハーサルを重ねています。最後から2番目のリハーサルに突然参加して、特にレチをきちんと合わせるのはなかなか大変ですが、しっかりとさらっておきます。と言っても実際にさらい始めるのは11月に入ってからですが・・・

ちょっと騒々しい・・・

2010年09月03日 20時11分35秒 | 日々のこと
今月一杯で閉店する、名古屋駅前、三省堂書店横のBooks&Cafeで書いています。ミューズでレッスンした帰りです。これだけ暑いと、電車で出かけるのは結構しんどいので、最近は車を使うことが多いのですが、この喫茶店に寄るためにわざわざ電車で行くことに。

残年ながらこの店は地下なので、WiMAXは使えませんでした。店はいつもよりなんか人が多い感じでした。それとよくしゃべる人や、椅子をえらい後ろまで下げて、座っているおっさんがいたり(お陰で通路がふさがっています)して、いつもと若干雰囲気が異なります。うーむ、これやったら普通の喫茶店と同じやんか!周りの店が閉店セールをしているので人の入りが増えたためなんでしょうか。ま、いつもと同じように、本を静かに読んでいる人も多いのですが・・・たまたま運が悪かっただけかもしれません。

ハワイ・コナ・コーヒーを一杯飲んで早々と退散。