リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

雪は…

2011年01月31日 19時24分30秒 | 音楽系
よそでは大雪の被害がでているそうですが、ここ桑名ではまったく降りませんでした…

昨日のせっかく車にチェーンをセットしたのにねぇ。天気予報は見事に外れたわけですね。ウェザーなんとかさん、頼みますわ。ということで今朝はチェーンはずから一日が始まりました。ま、これでチェーンの脱着に習熟いたしましたので、今度雪が積もったときは、20秒くらいでできるでしょう。

明日は雪?

2011年01月30日 18時13分27秒 | 日々のこと
明日は雪が降るという天気予報が多いので、車にスノーネットを装着しました。今の車を買ったのはもう10年も前ですが、そのときは別の滑り止めを買いまして、実際に使ってみたことがありました。

その滑り止め、装着が比較的簡単であったのはよかったんですが、乗り心地が非常に悪い。絶えず上下振動ががあり、途中で気分が悪くなってきたくらいです。自分で運転する車に酔ったのははじめてでした。(笑)

それでは使い物にならないということで、それをキン○○に売り払いまして、イェティスノーネットを買いました。実は以前これを使っていたことがありまして、なかなかよかったんですが、ちょっとお値段が・・・でも最初からこれにしておけばよかったです。

スノーネットを買ったのが7年くらい前でしたが、実はそれから一度も使っていません。使ってみようと思ったことが何回かありましたが、冬タイヤ装備の家内の車を使ったり、電車で行ったりで、結局使わずに済んできました。

明日はコンサートのリハーサルがあるので、テオルボを使う関係上公共交通機関ではちょっと大変です。ということで、スノーネット装着に相成ったわけです。スノーネットを装着するのは実に10年ぶり以上なので、最初は手間取りましたが、無事装着完了。これで明日の積雪も快適かつ安全です。でも空を見ているとあまり雪が降ってきそうな感じはないですけど。

時間の園丁

2011年01月26日 12時52分44秒 | 音楽系
今日は夕方にレッスンがあるので、朝のうちにコンサートの曲をさらっておこうと思い練習し始めました。ちょっと一息ついて、本棚になにげに見ると、武満徹の「時間の園丁」という本が目にとまりました。

確か、数年前に神田の古本屋で手にいれたものです。買ったときにパラパラと読んだんですが、今回もパラパラと・・・(笑)

ふと目にとまったのが、「日本人作曲家の作品を聴く」というタイトルでした。その中に名古屋のしらかわホールで行われたコンサートのことが書かれていました。

1995年2月8日のコンサートで、「しらかわホールでの作曲家委嘱シリーズ」第1回で、西村朗と新実徳英の作品の演奏会です。ええ、この演奏会私も行きましたよ。演奏は岩城宏之指揮オーケストラアンサンブル金沢とありました。そういえばそうだったですね。次回のこのシリーズは、北爪道夫と田中カレン・・・とありました。これも聴きにいきました。

同ホールではこのコンサートの数ヶ月後に武満徹の作品を集めたコンサートがありまして、これにも行ったんですが、武満本人も会場に来ていました。そうそう、私のすぐ前の席に西村朗氏が座っていたことも覚えています。このコンサートの翌年96年2月に武満は亡くなります。

そういえば最近しらかわでこういった企画がありませんですねぇ。ネットで調べてみましたら、「しらかわホール委嘱作品」では「時間の園丁」に出てくるものしかひっかかりませんでした。2,3年で止めてしまったのでしょうか。

ついでにオーケストラアンサンブル金沢のコンポーザー・イン・レジデンスも調べてみましたら、これは今も継続しているようです。

最近の経済の停滞で、オーケストラや音楽ホールや博物館全て(儲けの)結果の数字を出せみたいなことになっているようで、そんな中で現代音楽のコンサートなんかやっても、金にならないからやらない、ということなんでしょうか。95年のオール武満コンサートで、世界的大家たるご本人が来ていてコンサート前のトークショー付きであっても、入りは7分くらいでしたら・・・

いくら儲けにならないといっても、現代の作曲家の作品を聴く機会がこうも減ってくるとなんか危機的状況に陥っていると思わざるを得ません。ま、音楽(というか「芸術」全般)は今も昔も経済状況に密接に関わって変化をしてきていますので、現在の状況もそういった大きな波の中の現象だと捉えられなくはありません。

でも気になるのは、有名オペラ劇場の出張講演とか美形演奏家のコンサートとか何とかというグループの東京ドームコンサートとか、数極集中的に多くの人が集まりはしますが、どうも多様性というのがなくなっている感じがすることです。いろんな会場で、いろんなジャンルのコンサートをいろんな人がやり、そこそこの人数の人が聴きに来る、というのが望ましいと思います。

この多様性のモノサシで10数年前と今とを比べてみると、歴然としています。(別に調査したわけではなく、単なる印象ですが(笑))10数年前と比べて今の日本はものすごく貧乏になっているわけはないのに、なぜでしょうねぇ。しらかわホールでBCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)の演奏が定期的に聴けるのはとてもすばらしいことですが・・・

ユニクロ

2011年01月22日 14時51分19秒 | 音楽系
昨年の末にユニクロでフリース地のシャツを買ってきました。とても肌触りが暖かくて気に入っています。それでもう一枚買おうとまたユニクロに行ったらもう売っていません。今度時間があるときに別のユニクロの店に買いに行こうと思っていました。

昨日コンサートを聴きに行ったんですが、そこで同じシャツをきていたオッさんがいました。うーん、かっこいいお兄さんがきていたらよかったんですが、頭の禿げたオッさんですからねぇ。ちなみに昨日のコンサートではわたしとそのオッさんだけが、ユニクロの赤いチェックのフリースシャツをきていました。第三者的にみれば、結構めだっていたことでしょう。うーん、あんなオッさんと同じにされていたとは、なーんて自分もいいオッさんとなんで、自分のことを棚にあげて勝手なことを言っていますが。

ユニクロはこういうことがありがちなので注意したいところですが、さてもう一枚フリースシャツシャツを買おうか思案中です。

残念賞!

2011年01月15日 14時15分03秒 | 音楽系
2枚目のCD制作の支援を岡田文化財団に申請していましたが、その結果通知が届きました。本当は12月に通知するとのことでしたが、今回は申請数が多かったので、時間がかかったとのことでした。結果は残念賞。(*´ο`*)=3

うーん、前回のリサイタルのときはよかったんですねぇ。やっぱりCDは商業的なことと関連してくるので、難しかったのかなぁ。まぁ、ヒットして沢山売れれば大儲けできる可能性はなきにしもあらずですから(でも事実上ゼロなんだけど)、そのあたりが問題にされたのかも。完全に自主制作で無償で配布というCDならひょっとしていけたのかもしれませんが、それではねぇ・・・。ホピーにもとびっきりの推薦文を書いてもらったんですが、残念賞の連絡をしておかなくてはいけません。

さてそのCD制作ですが、4月の8日から録音セッションに入る予定です。録音スタジオは前回と同じ、ドイツの田舎のスタジオ「クラングショイネ」(響きの納屋、というような意味です)このスタジオは人口200人くらいの、ロットシュテッテン・ナックというスイス国境の村にあります。東西南北どちらの方向に行ってもすぐスイスに行ってしまいます。チューリヒまで車で30分くらいのところです。エンジニアはギタリストでもあるヤン・ザチェックです。

スタジオはその名の通り、田舎の納屋を改造して造ったもので、半地下から作り上げた空間は三階建て以上の高さをもっており、とても柔らかな響きが特徴です。それとギターやリュートなどの撥弦楽器の特性を知り尽くしているヤンはとても信頼できるエンジニアです。

そうそう、第1集CDがまだ出てませんよね。ヤンがレーベルを立ち上げるのを待っているのですが、なんかいろいろ遅れているみたいです。最近いろんな人からCDはどうなっとるの?よく聞かれるので、とりあえず、HPに視聴コーナーを作っておきますので、発売されるまで、それを聴いていただけると嬉しいです。

年賀状

2011年01月07日 16時12分33秒 | 日々のこと
もうそろそろ年賀状も今日が最後だと思います。年賀状を出す枚数がやたらと増えてきたので、ここ何年も会ってない方はもう出さないでおくと、その方からちゃんと1日に届いたりしまして、結局また出すことに。なかなか減りません。ま、1年に1回のことだから・・・

私は年賀状を家族をイラストで書いたり、家族写真を加工したりして、年末に1日がかりで制作します。もうこのやり方を20数年続けていまして、ずらっと並べると我が家の歴史みたいになります。

今年は、昨年夏に家内と行った、奥飛騨温泉郷の写真をフォトショップで加工しました。娘夫婦や息子もその写真に合成することも考えましたが、昨年は5人分イラストソフトSAIで描きましたので、今年は家内とツーショットにしました。人物と背景は合成、うさぎさんの耳をレイヤーを使って見せて、あと桶にニンジンを配置して、宿の壁に「卯」の字を貼り付けて・・・結構手間がかかりました。(^_^)



年賀状を出した中学校の恩師Y先生から「・・・奥飛騨温泉郷に行った遠い日のことを想い出します。・・・」と書き添えられた年賀状を頂きました。最近あまり頂いていなかったんですが、奥飛騨温泉郷がお懐かしかったからでしょうか。

実はY先生からは、同じような一言を添えて頂いた賀状を20年くらい前に頂いたことがありました。今までの私の「年賀状シリーズ」では、行ったことがないところを旅行のカタログか何かを見て、そこに家族の姿を適当にイラストで書くという、架空の作品もいくつかあります。そんな中に北海道の天人峡温泉の露天風呂に家族4人がつかっているのがありまして、Y先生からお言葉をいただきました。「・・・天人峡温泉に行ったときのことを懐かしく想いおこしております。・・・」

そのときは何か悪いことをしたような気がしましたが、今回は本当に行っています。でもいつか天人峡温泉、実際に行ってみたいですね。

新年の抱負やら・・・

2011年01月05日 16時48分50秒 | 日々のこと
先月の18日から来ていました娘夫婦が今日帰国の途につきました。娘はアメリカ・インディアナ州のパデュー大学(あのノーベル賞の根岸先生の大学です)で勉強していまして、そこで知り合った彼と結婚しました。

家の中の人口が一気に倍増しましたので、毎日にぎやかでした。昨年も年末から年始にかけて帰国していまして、日本国内をあちこち行きまくっていましたが、今年は比較的落ち着いていて近場ばかり行っていました。近所の温泉は全部行きましたし、ユニクロは5回も行ったと言っていました。と書いていましたら、成田から電話がかかってきました。娘から電話で、あと1時間後にアメリカ行きの飛行機に乗るそうです。

実は今朝5時半に家を出て中部国際空港に送っていったんですが、経由地の成田で8時間待ちだそうです。成田はシンガポールのチャンギ空港みたいに長時間待つための施設が整っていませんから大変です。

さて、今年の三が日はそういう訳で、娘夫婦と賑やかにすごしていました。年越し参りでは近所の神社で2等賞の醤油が当たりました。そういえば去年も1月頃のどっかのお店のくじで1等賞のチーズフォンデュセットがあたり、その年のツキを食ってしまいました。今年も早々と醤油一本で今年のツキの半分くらいは食われてしまいました。

さて、昨年は自分の企画したものや依頼されたコンサートや講演でヒイヒイ言っていましたが、今年は若干少なくなりそうです。売れているヴィルトーゾはリュート1本持って各地を演奏旅行ですが、私のような大して売れていないローカルプレーヤーは、曲目も使う楽器も異なるコンサートをこなさなければなりません。当然コンサートが増えれば増える程シンドさも増えます。4月の初めに、CDの第2弾の録音を予定していますので、それまではちょっと控えめに行きたいところですが、2月に3つ入っていますので、これは相当計画的に行かないといけないと、新年早々気を引き締めています。

自分のシリーズ企画である桑名六華苑コンサートと全5回のバロック音楽講座およびリュート音楽のひとときシリーズは今年も行う予定で、既にバロック音楽講座に関してはプレイヤーも日程も決定しています。六華苑コンサートはまだ具体的には詰めていませんが、多分5月、10月になると思います。あと既に依頼されているコンサートが3つ程ありますが、今年はこんなところかな?同じ内容で場所を変えてやるのは別に大変ではないので、呼んでいただければ何度でもいたします。(笑)

ということで、今年の年頭の様子やら抱負っぽいものを新年ということで書いてみました。また今年もおつきあいの程をよろしくお願いいたします。