リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

名古屋ギターコンクール(1)

2007年12月10日 14時13分42秒 | 音楽系
昨日は中部日本ギター協会主催の名古屋ギターコンクールの審査をしてきました。昨年まではギター関係者だけで審査をしていたようですが、今回からはギター関係者以外の人も審査員に加えると言うことで、依頼されました。

このコンクールの前身は「ギター新人演奏会」といいまして、実は大昔ギターをちょこっと弾いていたころ、この「ギター新人演奏会」に出場したことがあります。その後コンクール形式に改めたようで、全国から参加者が集まってきます。最近は外国の人の参加もあるようです。実は昨年、一昨年とこのコンクールを聴きに行っていますが、昨年は予想もしない人が一位になったりしました。そんなところへ突然審査員の依頼がありまして、よしやったるで~って感じで(何をやったるで~なんでしょうか(笑))会場に出向きました。

私は本選のみの審査でしたが、6人の出場者は私が聞いたことがある昨年、一昨年よりは粒が揃っている感じはしました。それ以前は聴いたことがないのでどんな状況かはわかりませんが・・・

一位はI君が獲得しましたが、彼は昨年は三位でした。何でもI君は3回目の出場でついに獲得した栄冠だとのことです。実は私は、昨年I君は間違いなく一位だろうと思っていました。今年はというと、彼には問題があるのが見えてしまって、僅差で二位をつけてしまいました。自由曲は6人の参加者の中で最もよく弾けていたと思いましたが、課題曲の出来と、先ほど上げた「問題点」のため二位にしたわけです。私が一位をつけたのはS君で、彼は三位になりました。