リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

冬は温泉(2)

2007年12月18日 12時56分48秒 | ローカルネタ
近くでは一番有名な長島温泉湯あみの島、ここの設備はいいですねぇ。泉質はたぶん循環しまくってるせいか、あさひの湯レベルです。でも冬は駐車場から温泉まで距離がありすぎて、湯ざめの島になってしまうので、最近は行っていません。

長島温泉は確かむかしガスを掘っていたんだけど、ガスの含有量が少ないのでガス開発はあきらめ温泉にしたと聞いています。小学生の頃、掘っ立て小屋のお風呂を無料開放しているというので、友達と自転車に乗って入りにいったことがありました。長島町(当時)の一番端っこの誰も住んでいないところが日本有数の温泉施設になった、というのは当時からすると信じられない話で、経営者の手腕がすごかったということなんでしょうねぇ。

長島で温泉ができた少しあと、揖斐川・長良川河口の対岸、桑名市の城南干拓地の端っこにもうひとつちいさなお風呂屋さんがオープンしました。確かその時の名は、100円温泉「桑名温泉」と称していたと思います。お湯の質がいいというので評判でした。その後経営者がかわり建物も建て替えられて、現在では「元気村」という名前の温泉になっています。泉質はまずまず。天然かけながしをうたっていますのでその影響でしょうか、湯あみの島やあさひの湯よりはいいお湯です。でもここは周りの環境がいまひとつ。すぐ横に廃棄物処理場があり、対岸には中部電力の川越火力発電所があり、空気は四日市のコンビナートのすぐそばみたいに臭います。桑名温泉がオープンした頃は、護岸の堤防も低く海もよく見えて、臭う煙を出す工場もなく、潮騒の香りただようグッドスポットだったんですけどねぇ。

このあたりは伊勢湾台風で大被害を受けたところで、元気村のすぐ近くに伊勢湾台風殉難の碑があり、今もきれいに掃除され新しい花が添えられています。