リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

安い品

2007年12月03日 17時25分01秒 | 日々のこと
先日ノートン・アンチ・ウィルス2008をノートに入れましたが、2ライセンスありますので、今日は据え置きパソコンにもインストールしました。1ライセンス2000円台なのでまぁそれなりにお得感はありますね。なにせ今は2000円未満で10年くらいでしたか、使用できるソフトもあるご時世なんで、こんなくらいでは安いとは言わないのかもしれません。

でも世の中安ければ安いだけいいとは限らないようで、ある程度のお金を払わないといけないことの方が多いようです。例の2000円を切るソフトを買ったことがあるんですが、あるとき上手く作動しませんでした。それでサポートに連絡を取ろうと思ったんですが、実質的にノン・サポートなんですね。一応そのソフト販売会社のサイトはあり、FAQもあるのですが、私のトラブルは該当しません。そういうときは、サポートの人と直接話をすれば結構すぐ解決するもんですが、サポートの電話番号も会社の住所も書いてありません。まぁ、値段が安いと言うことはそういう関連の人件費を削っているから安いわけなんで、事実上ノン・サポートというのは当然といえば当然でしょう。

その会社は、自社でソフトを開発することはなく、以前にそれなりに売れていたソフトのライセンスを次々と買いたたいて超廉価で販売し急成長を遂げた会社です。いわゆる「枯れた」ソフトを買いたたくわけですから、基本的には大きなバグはないんですが、それでも私が遭遇したようなトラブルも出てくるわけです。

私の場合は、いろいろやっていたらトラブルが起こる条件がわかってきて、それなりに解決しました。トラブルは印刷関係だったんですが、1枚でデータ量が大きいものを大量に印刷してはいけない、ということだったんです。それはウィンドウズ上の問題だったのかもしれません。バグではないですが、ソフトの仕様上の問題点であり、どっかにでっかい字ではっきりと書いておいてもらわんといかんことです。

というわけで、今は滅茶苦茶安くなっているものもあるんですが、それはどっかにしわ寄せがきているということもあるようです。例えば、私の例のように、サポートがないに等しいとか、あるいは会社の従業員が安月給で泣いているとか、性能が不安定とか、安全性が損なわれているとか・・・

高い値段でどっかがボロもうけしているというのも困ったもんですが、それじゃ安ければよいかというと必ずしもそうはいかないようで、世の中難しいもんです。経済と政策の問題なので、私にはよくわかりませんが、末端消費者としては、しかるべき所にはちゃんとお金を払いたんですけどね。