リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

天の声

2007年12月04日 20時59分39秒 | 音楽系
私はリュートを買うときは値段についていっさい関心を持たないことにしています、と言い切ってしまうのはちょっとウソっぽいですが、基本的にはどんな値段であっても製作家のおっしゃる通り払うことにしています。私にとってリュートは商品ではなく表現のためのツールであり、ある意味体の一部みたいな感じがするからです。

普段は結構けちけちしてるくせに、事楽器になるとそういう経済的な観念は全くなくなります。といって、やたら買いまくるわけではなく、そのときそのときに必要な楽器を買うわけです。どういうときが必要なときなのかは、天の声がささやいてくれます。(笑)

というような買い方をしてきて、はや30年あまり、現在手元にある楽器はリュート族5本、ギター族2本、中国琵琶の8本です。今まで買った楽器リュート属だけで14,5本は買っていまして、現在5本が残っているわけです。要するに2年に1本以上は買っているわけで、天の声はしょっちゅうささやいていることになります。(笑)